最初の一歩

2005年4月2日
やっと来た週末。
母が江戸から戻ってきて家の中の諸々のことが少し落ち着いてきた。

…今度こそ、ちゃんと言わなきゃならない。

母が不在の時、父にはそれとなく伝えてたのだけど、父の体調が悪かったことや他のゴタゴタにかまけて明言することを避けてた。

もし両親との話が頓挫しても、どうするか腹はもう括れてる。
自分の中で結論が出てる以上、恐れることなんてない。
ギリギリまで力業を使いたくないからこそ歩み寄る努力をするのだと、きちんと話すのだと決めたから。

両親が寛ぐリビングでそっと声を発す。
結論を述べるのではなく、まず話がしたいのだと伝える。

返ってきたのは拒絶の言葉ではなく、同じテーブルにつく用意はあるという答だった。
話が進む過程の中で具体的に話をする日取りの候補があがってくる。

「この辺りの都合のいい日を聞いてきてね?」

意外な言葉を託され、話は終わる。

そしてその言葉を提げて家を出る。

私が予期しない形でふたりで決めた具体的な方針をリークされてしまって以降、私からも両親からも竜樹さん絡みの話題を出すのを避けてたので、彼らからしたら「あー、やっと本人達の口からどう歩くのか聞けるのね」という感じなんだろう。

話せばすべて上手くいくなんて筈はなく、いつ決裂するか判らないことに変わりもないのだけど、話を聞く余地を残してくれたことはありがたいと思う。

ひとまず、最初の一歩踏み出した。

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