休養日
2004年4月11日昨日遅くなったせいか、今朝の立ち上がりはやや遅め。
竜樹邸に行くならすぐに出なきゃなと思っていたら、「プードルさんとお留守番してて♪」と金岡母。
「一体、何時になったらこのプードルちゃんはひとりでお留守番できるようになるんだろうか?」と首を捻りながら、リビングでプードルさんと留守番。
取り立ててすることもなく、プードルさんが飽きるまで遊び倒し、竜樹さんに電話してみた。
「昨日よく動いたからなんか、今日は少しダルさが残ってるんよ。
けど、霄もよく動いたから今日は休養日に充てた方がええと思うねん
平日に障るとよくないから」
「しんどくなって手が要るようになったら、言うてくれたらいいからね?」
「うん、そうするわ」
これにて休養日決定。
時折、プードルさんにちょっかいを出したり、片付け物をして過ごした。
休養日にしてもらったのはいいけれど、しんどくても竜樹さんに逢いたいと思うのは変わらず。
プードルさんと遊んでいても、仕事の後に竜樹邸に出入りする機会が増えてしまった関係で放りっぱなしにされてることや片付かないキットに触れてみても、どことなく落ち着かない。
物理的な作業を自分の裁量で調整できるという点においては、間違いなく休養日と言えるんだろうけど、気持ちがそぞろな分休めてるという気がしない。
…決して休日を一人で過ごせない性質ではないし、寧ろひとりでいてる時間がないとダメなはずなのに、どうかしてるわ
そんな風に思いながら、ふといつかのことを思い出す。
それは数ヶ月前の竜樹邸でのこと。
眠ってる竜樹さんの傍で買い置きしてたキットを静かにぺちぺち組んでいたら、
「…そらちゃあん。もうすぐプラモデルちょっとしか作れへんようになるんやからなぁ…」
「…へ!?」
まるでこっそり組んでるのをじっと見てたかのようにタイミングよく出た寝言に一瞬唖然。
「なんで?」って聞き返したら、寝息しか聞こえない。
空耳にしては随分はっきりした寝言だったので、「このまま組んでていいのかしら?」と首を捻りながら静かにぺちぺち…
暫くして目覚めた竜樹さんに「私、当分キット作るのやめへんからね?」と言い返すと、今度は竜樹さんが「…へ!?」
寝言で言ったこと、竜樹さんはきれいに忘れておいでだった。
「俺、キット作るのやめて欲しいなんて思ってへんからな?
俺がしんどくて横になってても霄が手持ち無沙汰にしてへん方がええって思ってるんやから」
「…や、判ってますって。ただタイミングよく寝言が飛び出したからびっくりしたんよ」
「…なんで、俺、そんなこと言うたんやろ…?」
その時はそんな風に言って互いに笑っていたのだけど。
その寝言騒動以降、だんだんおかみさんのお店に行く機会は減ってくるし、実際組めるキットの数も減ってくるしで、ただの寝言だったはずの言葉はどんどん現実味を帯びたものとなってきている。
いずれ一緒に暮らし始めたら自分の時間が格段に減るなんてことは判りきってることだから、離れて暮らしてる間にめいっぱいやれることはやっとくんだと思ってたけれど、離れて暮らしてたって竜樹さんが気がかりで作れないなんて状態なら同じことじゃないか。
…たまぁに、竜樹さんの寝言って当たることあるんだよな
「竜樹さんのいない自宅ですらその寝言が当たってしまう状況って、ただ単にやる気がないだけとも言うんじゃないの?」と自分で自分に突っ込んでみたりしたけれど。
突っ込みの効果もなく、たらたら片付け物をしたらたらキットを組んでたらたら家のことを手伝ってと、たらたらづくしで終わってしまった。
あの後竜樹さんから連絡なかったから、竜樹さんは竜樹さんで休養するなり何か自分のことをしてはったりしてるんだろう。
私の実態はともかく、竜樹さんにとって穏やかな休日だったらそれでいい。
私にとっては、どこか心落ち着かず、やるべきことも出来てない。
ちゃんと休養できたかよく判らない、休養日。
竜樹邸に行くならすぐに出なきゃなと思っていたら、「プードルさんとお留守番してて♪」と金岡母。
「一体、何時になったらこのプードルちゃんはひとりでお留守番できるようになるんだろうか?」と首を捻りながら、リビングでプードルさんと留守番。
取り立ててすることもなく、プードルさんが飽きるまで遊び倒し、竜樹さんに電話してみた。
「昨日よく動いたからなんか、今日は少しダルさが残ってるんよ。
けど、霄もよく動いたから今日は休養日に充てた方がええと思うねん
平日に障るとよくないから」
「しんどくなって手が要るようになったら、言うてくれたらいいからね?」
「うん、そうするわ」
これにて休養日決定。
時折、プードルさんにちょっかいを出したり、片付け物をして過ごした。
休養日にしてもらったのはいいけれど、しんどくても竜樹さんに逢いたいと思うのは変わらず。
プードルさんと遊んでいても、仕事の後に竜樹邸に出入りする機会が増えてしまった関係で放りっぱなしにされてることや片付かないキットに触れてみても、どことなく落ち着かない。
物理的な作業を自分の裁量で調整できるという点においては、間違いなく休養日と言えるんだろうけど、気持ちがそぞろな分休めてるという気がしない。
…決して休日を一人で過ごせない性質ではないし、寧ろひとりでいてる時間がないとダメなはずなのに、どうかしてるわ
そんな風に思いながら、ふといつかのことを思い出す。
それは数ヶ月前の竜樹邸でのこと。
眠ってる竜樹さんの傍で買い置きしてたキットを静かにぺちぺち組んでいたら、
「…そらちゃあん。もうすぐプラモデルちょっとしか作れへんようになるんやからなぁ…」
「…へ!?」
まるでこっそり組んでるのをじっと見てたかのようにタイミングよく出た寝言に一瞬唖然。
「なんで?」って聞き返したら、寝息しか聞こえない。
空耳にしては随分はっきりした寝言だったので、「このまま組んでていいのかしら?」と首を捻りながら静かにぺちぺち…
暫くして目覚めた竜樹さんに「私、当分キット作るのやめへんからね?」と言い返すと、今度は竜樹さんが「…へ!?」
寝言で言ったこと、竜樹さんはきれいに忘れておいでだった。
「俺、キット作るのやめて欲しいなんて思ってへんからな?
俺がしんどくて横になってても霄が手持ち無沙汰にしてへん方がええって思ってるんやから」
「…や、判ってますって。ただタイミングよく寝言が飛び出したからびっくりしたんよ」
「…なんで、俺、そんなこと言うたんやろ…?」
その時はそんな風に言って互いに笑っていたのだけど。
その寝言騒動以降、だんだんおかみさんのお店に行く機会は減ってくるし、実際組めるキットの数も減ってくるしで、ただの寝言だったはずの言葉はどんどん現実味を帯びたものとなってきている。
いずれ一緒に暮らし始めたら自分の時間が格段に減るなんてことは判りきってることだから、離れて暮らしてる間にめいっぱいやれることはやっとくんだと思ってたけれど、離れて暮らしてたって竜樹さんが気がかりで作れないなんて状態なら同じことじゃないか。
…たまぁに、竜樹さんの寝言って当たることあるんだよな
「竜樹さんのいない自宅ですらその寝言が当たってしまう状況って、ただ単にやる気がないだけとも言うんじゃないの?」と自分で自分に突っ込んでみたりしたけれど。
突っ込みの効果もなく、たらたら片付け物をしたらたらキットを組んでたらたら家のことを手伝ってと、たらたらづくしで終わってしまった。
あの後竜樹さんから連絡なかったから、竜樹さんは竜樹さんで休養するなり何か自分のことをしてはったりしてるんだろう。
私の実態はともかく、竜樹さんにとって穏やかな休日だったらそれでいい。
私にとっては、どこか心落ち着かず、やるべきことも出来てない。
ちゃんと休養できたかよく判らない、休養日。
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