取り敢えずちょっとだけ…
2003年9月2日ようやっと自分の時間が持てたのだから、思う存分自分の時間を謳歌すればよいものの、3週間近く帰宅してから寝るまでを金岡父と共にリビングで過ごす習慣が中途半端についてしまったために、何となくリビングにいなきゃならないような気がして先輩から頂いたキットと接着剤とニッパーを持ってキットを組みながら過ごしてしまった。
自室に戻ってからはこれまでのようにパソコンを開いて遊ぶこともなく、ごとりと眠ってしまった。
朝がしんどいのは金岡母が東上する前も今も変わらないけれど、目が覚めてから動き出すまでの時間はうんと短くなった。
登社拒否気味の身体もいつものことだけれど、思い切っていつもより早く家を出ることが出来たからか、本当に久しぶりに定時前に余裕を持って社屋に入ることが出来た。
時間にしたら何十分と短縮して社屋に入ったという訳ではないのだけれど、事務所に入っていきなりばたばた仕事をしてたことを思うと、かなり余裕を持った立ち上がり。
仕事が捌けるのが早いのはいいけれど、生来この社屋との相性が悪いのとまだ少々身体がついてこない部分があって、少しよろよろとしながらフローを片していく。
8月中が比較的涼しかったからか、例年と変わらない気温だと言われてもそんな気がしない。
空調を入れてるのに、頭が茹りそうな感じが否めない。
頭どころか思考まで茹りそうな感じは消耗を余計に加速させる気がして、昼食を食べてボスティを煎れた後は逃げるように最上階の踊場でぐったりしていた。
昨日の明け方不安混じりのメールを送ってきた竜樹さんのことが気がかりで、メールをひとつ飛ばしてみた。
短いメールを飛ばして、踊場でぐったりしてると返事が返ってくる。
「ちょっとしんどいです(T T)」
このむしむしとした暑さが竜樹さんの体には決して機嫌のよいものではないとは知りながら、その返事を見るとやるせない気持ちになる。
いろんな意味でしんどいことは変わってはあげれないから…
「私の元気を少し送ります」
さして私自身に元気があったという訳ではないけれど、言葉にすることで「取り敢えず元気にはしてるんだな」と判ってもらえたらいいやと思いながら、また事務所に戻る。
午前中緩やかな仕事の流れでも、大抵昼から覆されてひどくしんどい目に遭うのは毎度のことなので、スタートからあまり気を抜いてはかかれない。
きりきりと片付けるべく書類箱に入った書類をひっつかみコピー機に向かう。
私が使う前に大量にコピーを取った形跡があったので設定を元通りにしてコピーを取ろうとすると、コピー機ちゃんは「うーん」という音を立てたまま給紙台から紙を送る気配がない。
大抵紙が送り出されない時は電源を切ってやり直すと問題なくいくというのはお約束だったので、他の課員さんたちがしてたみたいに電源を落としてみた。
…すると、今度はまったく電源が入らない。
取説を読んであれこれ試してみるけれど、うんともすんとも言わず。
「私の左手は必殺シャイニングフィンガーか爆熱ゴッドフィンガーだったのか」と感心してる場合じゃない。
ただでさえコピー機を酷使する部署なので、係長さまにお願いしてコピー機のメンテナンス屋さんを読んでもらうように手配。
通常の仕事をしながら時々コピー機の前であーでもないこーでもないとやってると、ボスと部代がやってくる。
「どないしてん、こわれたんか?」
「すみません。私が壊したらしいです」
ボスもあれこれ触れる人だから方々をいじってみられるけれど、やっぱりうんともすんとも言わない。
「がんがんがんがん!」
とうとうボスはコピー機ちゃんを叩いたり蹴ったりしはじめた。
その横で部代は取説とコピー機の操作ディスプレイを交互に睨んで検証しておられるけれど、やっぱりうんともすんとも言わず。
このところ、私の周りでよく物が壊れたりなくなったりしてる。
先週末は使用してから推定7年目になる計算機の税率が何故か55%になったまま直らず。
何時の間にか使用6年目のシャチハタまで紛失。
…計算機もシャチハタも新調、もしかしてコピー機も?
あまりしょぼくれてばかりいてても具合が悪いのでコピー機の調子を尋ねる人には「私が壊しました♪」と明るく説明してはしょげるを繰り返し。
「コピー機も暑気負けしたんやって♪(^_-)」
ディスプレイ越しに係長さまがそっと顔を見せて笑顔でそう言ってくれるのに救われながらも、「年内中にあと幾つ物を破壊するのかしらこの左手は」とじっと左手見つめる始末。
「私の左手はハカイダーチックな波動を醸し出す爆熱ゴッドフィンガーです♪」などと居直れれば大したものだと思いつつ、居直りきれない小心者。
早くメンテナンス屋さんが来てくれることを祈りながら、仕事を片していく。
結局夕方頃やってきたメンテナンス屋さんもコピー機を直しきれず、完全復帰は明朝以降。
私の左手は思った以上の被害をコピー機に与えたらしい。
…って言ったって、電源切っただけのことなんだけども、この左手(-_-;)
自分がやったことを反省しつつ、ここまで奇特なことが続いてることをかかかと笑い飛ばせるほどの強さがあればと思いながらもそれが出来ない中途半端さが恨めしい。
せめて1日の終わりに竜樹さんにこのことを話すことになったなら、笑顔でネタ話のようにさっと流してしまえるといいなと思う。
些細なことまでずるりずるりと引きずりつづけるのは悪い癖でもあるから。
「私の左手は爆熱ゴッドフィンガーみたいに、いろんなものを破壊していくねん♪」
そう言って取り敢えずちょっとだけ笑って今日の日は終えよう。
笑って片付けられる問題じゃないのだろうとは思うけれど、いいことであれ嫌なことであれ出会った物事に対して去り際にふっと笑顔を残せたらいいなと思う。
…これ、私の大好きな代打の君が書いたらきっと楽しい文章になるんだろうなぁ。
自室に戻ってからはこれまでのようにパソコンを開いて遊ぶこともなく、ごとりと眠ってしまった。
朝がしんどいのは金岡母が東上する前も今も変わらないけれど、目が覚めてから動き出すまでの時間はうんと短くなった。
登社拒否気味の身体もいつものことだけれど、思い切っていつもより早く家を出ることが出来たからか、本当に久しぶりに定時前に余裕を持って社屋に入ることが出来た。
時間にしたら何十分と短縮して社屋に入ったという訳ではないのだけれど、事務所に入っていきなりばたばた仕事をしてたことを思うと、かなり余裕を持った立ち上がり。
仕事が捌けるのが早いのはいいけれど、生来この社屋との相性が悪いのとまだ少々身体がついてこない部分があって、少しよろよろとしながらフローを片していく。
8月中が比較的涼しかったからか、例年と変わらない気温だと言われてもそんな気がしない。
空調を入れてるのに、頭が茹りそうな感じが否めない。
頭どころか思考まで茹りそうな感じは消耗を余計に加速させる気がして、昼食を食べてボスティを煎れた後は逃げるように最上階の踊場でぐったりしていた。
昨日の明け方不安混じりのメールを送ってきた竜樹さんのことが気がかりで、メールをひとつ飛ばしてみた。
短いメールを飛ばして、踊場でぐったりしてると返事が返ってくる。
「ちょっとしんどいです(T T)」
このむしむしとした暑さが竜樹さんの体には決して機嫌のよいものではないとは知りながら、その返事を見るとやるせない気持ちになる。
いろんな意味でしんどいことは変わってはあげれないから…
「私の元気を少し送ります」
さして私自身に元気があったという訳ではないけれど、言葉にすることで「取り敢えず元気にはしてるんだな」と判ってもらえたらいいやと思いながら、また事務所に戻る。
午前中緩やかな仕事の流れでも、大抵昼から覆されてひどくしんどい目に遭うのは毎度のことなので、スタートからあまり気を抜いてはかかれない。
きりきりと片付けるべく書類箱に入った書類をひっつかみコピー機に向かう。
私が使う前に大量にコピーを取った形跡があったので設定を元通りにしてコピーを取ろうとすると、コピー機ちゃんは「うーん」という音を立てたまま給紙台から紙を送る気配がない。
大抵紙が送り出されない時は電源を切ってやり直すと問題なくいくというのはお約束だったので、他の課員さんたちがしてたみたいに電源を落としてみた。
…すると、今度はまったく電源が入らない。
取説を読んであれこれ試してみるけれど、うんともすんとも言わず。
「私の左手は必殺シャイニングフィンガーか爆熱ゴッドフィンガーだったのか」と感心してる場合じゃない。
ただでさえコピー機を酷使する部署なので、係長さまにお願いしてコピー機のメンテナンス屋さんを読んでもらうように手配。
通常の仕事をしながら時々コピー機の前であーでもないこーでもないとやってると、ボスと部代がやってくる。
「どないしてん、こわれたんか?」
「すみません。私が壊したらしいです」
ボスもあれこれ触れる人だから方々をいじってみられるけれど、やっぱりうんともすんとも言わない。
「がんがんがんがん!」
とうとうボスはコピー機ちゃんを叩いたり蹴ったりしはじめた。
その横で部代は取説とコピー機の操作ディスプレイを交互に睨んで検証しておられるけれど、やっぱりうんともすんとも言わず。
このところ、私の周りでよく物が壊れたりなくなったりしてる。
先週末は使用してから推定7年目になる計算機の税率が何故か55%になったまま直らず。
何時の間にか使用6年目のシャチハタまで紛失。
…計算機もシャチハタも新調、もしかしてコピー機も?
あまりしょぼくれてばかりいてても具合が悪いのでコピー機の調子を尋ねる人には「私が壊しました♪」と明るく説明してはしょげるを繰り返し。
「コピー機も暑気負けしたんやって♪(^_-)」
ディスプレイ越しに係長さまがそっと顔を見せて笑顔でそう言ってくれるのに救われながらも、「年内中にあと幾つ物を破壊するのかしらこの左手は」とじっと左手見つめる始末。
「私の左手はハカイダーチックな波動を醸し出す爆熱ゴッドフィンガーです♪」などと居直れれば大したものだと思いつつ、居直りきれない小心者。
早くメンテナンス屋さんが来てくれることを祈りながら、仕事を片していく。
結局夕方頃やってきたメンテナンス屋さんもコピー機を直しきれず、完全復帰は明朝以降。
私の左手は思った以上の被害をコピー機に与えたらしい。
…って言ったって、電源切っただけのことなんだけども、この左手(-_-;)
自分がやったことを反省しつつ、ここまで奇特なことが続いてることをかかかと笑い飛ばせるほどの強さがあればと思いながらもそれが出来ない中途半端さが恨めしい。
せめて1日の終わりに竜樹さんにこのことを話すことになったなら、笑顔でネタ話のようにさっと流してしまえるといいなと思う。
些細なことまでずるりずるりと引きずりつづけるのは悪い癖でもあるから。
「私の左手は爆熱ゴッドフィンガーみたいに、いろんなものを破壊していくねん♪」
そう言って取り敢えずちょっとだけ笑って今日の日は終えよう。
笑って片付けられる問題じゃないのだろうとは思うけれど、いいことであれ嫌なことであれ出会った物事に対して去り際にふっと笑顔を残せたらいいなと思う。
…これ、私の大好きな代打の君が書いたらきっと楽しい文章になるんだろうなぁ。
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