お布団に包まって眠っていたにも関わらず、部屋の寒さを感じて目が覚めた。
妙に寒くてびっくりする。
いよいよ冬だなぁと呑気なことを思いつつ、布団から出る勇気を奮うのが精一杯。
布団を出たら、今度は家の外に出る勇気を奮う。


…朝から勇気の奮いすぎで疲れてしまった。


一体、いつまでこんなことを続けてるんだろうと、ふと思う。

取り敢えず会社は来年の末には辞めるつもりだけど、来年のいつまで続けられるか判らない。
逆にちゃんと辞める勇気を奮えるのかも判らない。
いつやってくるか判らないXデーを前に、しないといけないことは山のようにある。
それを履行するための基盤と最低限の今の生活を維持すべく、暫くは登社拒否を無理矢理制圧してでも通わないとならない。

「めんどくさいなぁ」とは思うけれど、それでも毎日続けてれば何をか得られるのだろうと思いながら、社屋に入る。


ここのところボスが留守がちでなかなか有給届に判がもらえなかったけれど、今朝やっと受理された。
「やっちゅー♪」と心の中で飛び回るように喜んでいたけれど、私の休む日にうちの課の会議があるということが今日になって判明。


…本当にそんな日に休んでいいのか?(゜o゜)


私は会議用の資料を前日までに揃えるのが仕事で、会議そのものには参加しなくてもいいのだけれど、何となく休む日に会議があると聞くと、「本当に休んでいいのか?」という気にはなる。

私が休んでも休まなくても、進むものは進んでいくのだから、いちいち考えなくてもいいんだろうけど…

気になることをいくつか抱えつつも、竜樹さんと記念日をゆったり過ごせることが確定したのが嬉しくて、たったか仕事を進めていく。
いろいろ思うことはあっても、大切な日に大手を振って休めるということは嬉しいから。
その分、いてる間は迷惑がかからない程度には頑張ろうと、きりきりと仕事を進めた。


昼休み、お昼ご飯を黙々と食べていて、ふと竜樹さんにちゃんと休みが取れたことを知らせたくなった。


「11月1日は休み取れました(*^_^*)
嬉しいです♪」


極めて事務的なメールを飛ばす。
それから久しぶりのボスのトークショーにお付き合いして、また昼からの仕事に戻る。


昼一番の仕事がひと段落して次の作業に移行しようと思った時、鞄が小さく揺れる。
そっと鞄の中を覗くと、メールがひとつ。


「今日は顔をみせないのだ」という書き出しで始まるメールは、最近の竜樹さんの十八番のおもしろメール。
「そらちゃんも頑張ってね」という言葉に元気を貰って、また次の作業もたったか片付ける。

作業作業の連続ではあるけれど、緊急事態が発生する訳でもなく、割と静かに今日の仕事を終えることができた。


…会社を出ると、異常に寒かった(>_<)


ニットを着た上に風除けのジャケットを着てきたのに、寒くて仕方がない。
それでも早く帰りたいから、風を切って自転車を飛ばしたけれど…
風邪を引きそうなので、寄り道もせずにまっすぐ家路を急いだ。

電車で移動の旅をしながら、竜樹さんに「終わりました」メールを飛ばす。


「寒いから風邪を引かないように気をつけましょうね。
暖かくして冬眠しましょー♪」


捻りの少し足りない冗談めいたメールをひとつ返すと、すぐさまお返事が返ってくる。


…「ちょうだわさ(’v’)//(ー.ー)zzz (^^;」って竜樹さん、かわいすぎなんですけど


ちょっと壊れ気味の竜樹さんが何だか愛しいなぁと思いながら、家まで機嫌よく戻った。

家に戻って自室に入ろうとすると、冷たいフローリングの廊下で猫が転がってたので、捕獲。
毛布の上に乗せると、幸せそうに喉をぐるぐる言わせている。
その姿を見てるだけで、こちらも幸せな気持ちになる。
夕飯の時間まで暫し猫と転寝をしていた。


猫と一緒にリビングに降りて、夕飯を食べたり後片付けをしたり会話したり。

最近、どうも会話の方向性が自分にとってすっきりしない方向の話にばかり及ぶので、話がひと段落する頃にはぐったりしてしまう。

恐ろしい会話が一段楽し、ふと友達のところに電話しようと思ったので、自室に戻って部屋電から電話。
友達はちょっと手が離せなかった模様で、暫く経ってからお話しようということになる。

ちょっと足元が冷えるので、靴下を取りに真っ暗な金岡母の部屋に入って電気のスイッチを手探りで探していると…


ぱりーーーん


ガラスが割れたみたいな音がしてびっくり。
手探りで電気のスイッチを探してるうちに、裁縫箱に足を突っ込んでしまってた。
裁縫箱の一部が割れていてびっくり。
取り敢えず中に入っていたものをしまい、裁縫箱の破片を拾い集める。


一通り作業が終わって、カーペットを見ると赤い斑点がそこいらじゅうに…
見ると、派手に足の何箇所かから血が噴出していた。
「そういや、痛いなぁ」という程度だったのに、血を見たら急に足が痛くなってくる。

それでもカーペットの血痕を拭い去るために一生懸命濡らした雑巾で叩きまくり、完全に片付けてから足の手当てをして、靴下を履く。

作業がひと段落してほっとした頃、友達から電話がかかってきて、楽しい時間が始まる。


電話をくれた友達は穏やかな気を持っておられるので、話しているだけで癒してもらえる気がする。
毎度毎度辛気臭い話をしてんじゃなかろうかと心配になるけれど、話すことでいろんな世界を見せてもらえる感じがするのがとても好き。
結局、友達の電話の電池が切れるまで話してしまった。

家に着くまでは、今日は日記の追っかけ更新の続きをしようかと思ってたのだけれど、日記の続きよりもうんと楽しい時間が過ごせたことが何より嬉しかった。


その楽しい空気だけでも竜樹さんに伝えられたらと思ったけれど、今から電話をすると竜樹さんが眠るのが遅くなりそうだと思ったので、メールだけを飛ばす。


「裁縫箱を踏んづけて足を切ったり、電話で話したりしてるうちにこんな時間になりました。
風邪を引かないようにあったかくして休んでね」


そう飛ばすと、部屋電が鳴る。
竜樹さんからだった。
それほど長い時間は話さなかったけれど、友達から貰った暖かな気持ちをさらに膨らませるような形で会話を終える。

そして、お風呂に入ろうと立ち上がって蹲ってしまった。


…裁縫箱に突っ込んでしまった足がすんごい痛んだから


体の末端は神経が多い上に重力が一番かかるとこなんで、少し切っただけやのに痛くて痛くて。
バンドエイドで傷口をぐるぐるまきにして、お風呂に入った。


…ちょっと浮かれすぎたかな?


記念日を共に過ごせるということで気が緩んだかな?

竜樹さんから大切な想いを頂いた日まであと3日。

大切な想いにきちんと応えられる元気な状態でその日を迎えられるように、もう少しだけ気を引き締めよう。


暖かな気持ちに触れるその日まで…


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索