心にそっと触れた時…
2002年10月9日昨晩、薬局で貰ったお薬の説明書を睨みながらネットのお薬サイトで、自分が飲んだ薬の詳しい成分を調べてみた。
以前に薬疹が出た薬の主成分と今回処方された薬の成分が一致したので、手帳にその旨を記しておいた。
かゆさをこらえながらぼんやりしてると、竜樹さんから電話。
竜樹さんから質問を受けて、ゾンビちゃん開いて二人でお話。
竜樹さんの声に癒されて、すっと休んだ。
起きて窓越しに見上げた空は、微妙な色合い。
出かける前に昨日できなかった作業分の資料を纏めていると、ゾンビちゃんのFDドライブが不調(>_<)
FDに作っていたファイルもろとも、いきなり壊れた。
どこへも持って行くことの出来ない憤りが不機嫌モードをつれてくる。
いらいらした気分を抱えたまま、家を出た。
昨日は呆れるほど暇だった人外魔境は奇妙に忙しい。
その殆どがアクシデントの火消し作業に近いものだったので、ひとつ終わると微妙に疲れが累積していく感は否めなかった。
いつもながら疲れる会社だけど、ボスと社長の明るさがその疲労感を幾分緩和してる感じ。
会社のトップがムードメーカーやってること自体に問題がある気はするけれど、今はそれに救われてる状態。
辞めるまでにはご恩返しを…とらしくないことを心の中で呟きながら仕事を進め、事務所を後にする。
事務所を離れたら元気が出るのかと思うけれど、なかなか元気を取り戻すことは出来ずに、どんどろりと家に戻る。
うつらうつらしながら移動を繰り返してると、膝の上の鞄が揺れる。
…竜樹さんからだった(*^-^*)
昨日質問を受けたことについてアドバイスしたことが的中したらしくて、ご機嫌さんみたい。
以前なら絶対にしなかったような、遊びの要素が入ったメールに電車の中なのに少し笑ってしまった。
電車を乗り換える時、それに呼応した形でお返事を飛ばす。
何気ないやり取りが、家に帰る気力を繋いでいく。
バスを待っている間、今度は姉さまにメール。
次回の食事会の場所が私の勤務先からは遠い場所なので、移動時間をネット調べて報告。
うまく会社を出られたら、有給を取らずともそこへいけることが判ったので、それが嬉しかった。
暫くすると、姉さまからお返事。
前回の食事会の時にフラれたアランジのぬいぐるみキット、手に入ったら作ったげようと申し出てくれた
…実は、金岡。裁縫がすこぶる苦手なのである。
さすがにボタン付けや裾上げくらいならできるけれど、異常なる3次元音痴なので家庭科の授業の時に形になるものを作らされるのが苦痛でならなかった。
そんな話をしながらアランジアロンゾの本店をうろちょろしたことを、姉さまは覚えてくれてたらしい。
…アランジのパンダだのわるものだのが、未知との遭遇状態の形をなすのは見るに忍びない。
「キットを見つけたら作ってやってくださいませ♪」と返事を返して、こちらもまたご機嫌さんで自宅に戻る。
食事の前に自室に戻って、今朝不調炸裂状態だったゾンビっちのFDドライブがちゃんと動作するかどうか確認する。
幸い、今朝見られたような異常は見受けられなかった。
多分、ゾンビっちを過剰に働かせると熱暴走しかかるのか、ドライブを認識しにくくなるみたい。
今度いつFDごと破壊してくれるかわからないので、なるべくFDを使った作業は避けるべきなんだろうなぁと、ひとりでふむふむと頷いていた。
夕飯を食べて自室でぼけっとしてると、携帯にメールが飛び込む。
確認してびっくり。
沙希ちゃんからだった。
どうやら、沙希ちゃんは今週末に引っ越す模様。
「ひと段楽したら連絡するね」と結ぶメールに、どことなく疲労の色が見え隠れしてる気がして、慌ててお返事を返す。
「私も大変ご無沙汰ですm(__)m
先月半ばに竜樹さんが再手術したり、私自身を取り巻く環境が不穏だったりして、全然落ち着きなかったんですが、何とかやってます。
沙希ちゃがも少し落ち着いたら、お話し聞きます。
…てか、私はいつでも大丈夫です。
周りがごちゃごちゃしとうだけで、自分がどないするかは見えとうから。
手が要る時は、いつでもどうぞ(*^_^*)」
沙希ちゃんがメールを送ってくる時は、あまり本人的に調子がいい時でないということは何となく判る気がする。
私が「私も今アカンねーん」といえば、自らの口を閉ざしてしまう人だから。
沙希ちゃんからメールが来る時は極力その返事には気をつけようと、これまでのことを思い返しながら改めて思う。
…自ら誰かに助けを求められる人じゃないことは、よくよく判っているから
「そらさんは私には自分のことを預けてはくれない」と沙希ちゃんは言うけれど。
それは「そらさん」の部分を「沙希ちゃん」に置き換えても同じなんだ。
私はもたなくなればちょろんとボロが出るけど、沙希ちゃんは潰れるとこまで一人で片付けようとするから、早い目に受け皿を用意しておく必要がある。
そう思ってると、部屋電が鳴る。
沙希ちゃんかと思って慌てて出ると、竜樹さんからだった。
竜樹さんの声はどこか柔らかくて、いろんな物思いを一瞬忘れさせてくれる気がする。
本当は横に置いといてはいけないことも一瞬横に置いてしまってるのかもしれないけれど。
暫し、ほにゃんとした気持ちで話してると、携帯に封筒マークが飛び込む。
…沙希ちゃんからだった。
「よかった そらさんが元気にしてて。この数年つらいこと多かったよ。それも引越し終えたら落ち着くと思う。会ってゆっくり話そうね」
連絡がとれずにいた間、沙希ちゃんは辛い思いをしてたんだ。
「もしかして…」とは思っていた。
ただその疑いを確認するために動き出すにはいろんな絡みがあって、叶わなかった。
その垣根を少しだけ飛び越せば、沙希ちゃんはもう少ししんどさを感じずにいられたのかな?
それとも、私が動こうが動くまいがそれは変わることはなかったのかな?
メールを眺めて考え込んでしまって、少々竜樹さんとの会話が留守になった。
何かの片手間に人と話すなんていうのは失礼以外の何物でもないから、すんごい自己嫌悪。
ちょっとぼっとしてしまったことを謝ると、竜樹さんは少しむくれたように、でも穏やかな様子でそれを受け入れてくれた。
それでも、受話器のこちら側で何があったかを話すことは出来なかったけれど…
お互いに気を取り直して話をし、最後は機嫌よく受話器を置く。
少し息を吐いて、携帯からメールを飛ばす。
「美味しくご飯食べられそうなとこを探しながら、その日が来るのを楽しみにしてるね。
ゆっくり休んで、あと2日頑張ろo(^-^)o」
それを沙希ちゃんがどう受け留めるかは、今の私には判らないけれど。
沙希ちゃんへの送信した後、今度は竜樹さんにメール。
話が途中散漫になったことのお詫びとお休みのご挨拶。
竜樹さんにメールを飛ばしたらすかさず飛んできたお返事は、行き詰まってる感の抜けない心には優しいものだった。
…ありがとう。
それがただのおやすみの挨拶でも、私の声に応えてくれたことが嬉しかった。
何かにぶつかるたびに景気よくすっころんでは人の手を借りてしまうけれど。
いつかはもっと間口の広い自分になりたい。
何かと声を掛けてくれる姉さまにも。
私のことを慮るが故に自分自身の辛さをを口に出せないでいた沙希ちゃんにも。
「そらは今日も元気で1日過ごせたのかな?」と何らかしらの手段で連絡を取りつづけてくれる竜樹さんにも。
私が大切に想う人の心に触れた時、そっと笑顔を渡せる自分でありたい。
以前に薬疹が出た薬の主成分と今回処方された薬の成分が一致したので、手帳にその旨を記しておいた。
かゆさをこらえながらぼんやりしてると、竜樹さんから電話。
竜樹さんから質問を受けて、ゾンビちゃん開いて二人でお話。
竜樹さんの声に癒されて、すっと休んだ。
起きて窓越しに見上げた空は、微妙な色合い。
出かける前に昨日できなかった作業分の資料を纏めていると、ゾンビちゃんのFDドライブが不調(>_<)
FDに作っていたファイルもろとも、いきなり壊れた。
どこへも持って行くことの出来ない憤りが不機嫌モードをつれてくる。
いらいらした気分を抱えたまま、家を出た。
昨日は呆れるほど暇だった人外魔境は奇妙に忙しい。
その殆どがアクシデントの火消し作業に近いものだったので、ひとつ終わると微妙に疲れが累積していく感は否めなかった。
いつもながら疲れる会社だけど、ボスと社長の明るさがその疲労感を幾分緩和してる感じ。
会社のトップがムードメーカーやってること自体に問題がある気はするけれど、今はそれに救われてる状態。
辞めるまでにはご恩返しを…とらしくないことを心の中で呟きながら仕事を進め、事務所を後にする。
事務所を離れたら元気が出るのかと思うけれど、なかなか元気を取り戻すことは出来ずに、どんどろりと家に戻る。
うつらうつらしながら移動を繰り返してると、膝の上の鞄が揺れる。
…竜樹さんからだった(*^-^*)
昨日質問を受けたことについてアドバイスしたことが的中したらしくて、ご機嫌さんみたい。
以前なら絶対にしなかったような、遊びの要素が入ったメールに電車の中なのに少し笑ってしまった。
電車を乗り換える時、それに呼応した形でお返事を飛ばす。
何気ないやり取りが、家に帰る気力を繋いでいく。
バスを待っている間、今度は姉さまにメール。
次回の食事会の場所が私の勤務先からは遠い場所なので、移動時間をネット調べて報告。
うまく会社を出られたら、有給を取らずともそこへいけることが判ったので、それが嬉しかった。
暫くすると、姉さまからお返事。
前回の食事会の時にフラれたアランジのぬいぐるみキット、手に入ったら作ったげようと申し出てくれた
…実は、金岡。裁縫がすこぶる苦手なのである。
さすがにボタン付けや裾上げくらいならできるけれど、異常なる3次元音痴なので家庭科の授業の時に形になるものを作らされるのが苦痛でならなかった。
そんな話をしながらアランジアロンゾの本店をうろちょろしたことを、姉さまは覚えてくれてたらしい。
…アランジのパンダだのわるものだのが、未知との遭遇状態の形をなすのは見るに忍びない。
「キットを見つけたら作ってやってくださいませ♪」と返事を返して、こちらもまたご機嫌さんで自宅に戻る。
食事の前に自室に戻って、今朝不調炸裂状態だったゾンビっちのFDドライブがちゃんと動作するかどうか確認する。
幸い、今朝見られたような異常は見受けられなかった。
多分、ゾンビっちを過剰に働かせると熱暴走しかかるのか、ドライブを認識しにくくなるみたい。
今度いつFDごと破壊してくれるかわからないので、なるべくFDを使った作業は避けるべきなんだろうなぁと、ひとりでふむふむと頷いていた。
夕飯を食べて自室でぼけっとしてると、携帯にメールが飛び込む。
確認してびっくり。
沙希ちゃんからだった。
どうやら、沙希ちゃんは今週末に引っ越す模様。
「ひと段楽したら連絡するね」と結ぶメールに、どことなく疲労の色が見え隠れしてる気がして、慌ててお返事を返す。
「私も大変ご無沙汰ですm(__)m
先月半ばに竜樹さんが再手術したり、私自身を取り巻く環境が不穏だったりして、全然落ち着きなかったんですが、何とかやってます。
沙希ちゃがも少し落ち着いたら、お話し聞きます。
…てか、私はいつでも大丈夫です。
周りがごちゃごちゃしとうだけで、自分がどないするかは見えとうから。
手が要る時は、いつでもどうぞ(*^_^*)」
沙希ちゃんがメールを送ってくる時は、あまり本人的に調子がいい時でないということは何となく判る気がする。
私が「私も今アカンねーん」といえば、自らの口を閉ざしてしまう人だから。
沙希ちゃんからメールが来る時は極力その返事には気をつけようと、これまでのことを思い返しながら改めて思う。
…自ら誰かに助けを求められる人じゃないことは、よくよく判っているから
「そらさんは私には自分のことを預けてはくれない」と沙希ちゃんは言うけれど。
それは「そらさん」の部分を「沙希ちゃん」に置き換えても同じなんだ。
私はもたなくなればちょろんとボロが出るけど、沙希ちゃんは潰れるとこまで一人で片付けようとするから、早い目に受け皿を用意しておく必要がある。
そう思ってると、部屋電が鳴る。
沙希ちゃんかと思って慌てて出ると、竜樹さんからだった。
竜樹さんの声はどこか柔らかくて、いろんな物思いを一瞬忘れさせてくれる気がする。
本当は横に置いといてはいけないことも一瞬横に置いてしまってるのかもしれないけれど。
暫し、ほにゃんとした気持ちで話してると、携帯に封筒マークが飛び込む。
…沙希ちゃんからだった。
「よかった そらさんが元気にしてて。この数年つらいこと多かったよ。それも引越し終えたら落ち着くと思う。会ってゆっくり話そうね」
連絡がとれずにいた間、沙希ちゃんは辛い思いをしてたんだ。
「もしかして…」とは思っていた。
ただその疑いを確認するために動き出すにはいろんな絡みがあって、叶わなかった。
その垣根を少しだけ飛び越せば、沙希ちゃんはもう少ししんどさを感じずにいられたのかな?
それとも、私が動こうが動くまいがそれは変わることはなかったのかな?
メールを眺めて考え込んでしまって、少々竜樹さんとの会話が留守になった。
何かの片手間に人と話すなんていうのは失礼以外の何物でもないから、すんごい自己嫌悪。
ちょっとぼっとしてしまったことを謝ると、竜樹さんは少しむくれたように、でも穏やかな様子でそれを受け入れてくれた。
それでも、受話器のこちら側で何があったかを話すことは出来なかったけれど…
お互いに気を取り直して話をし、最後は機嫌よく受話器を置く。
少し息を吐いて、携帯からメールを飛ばす。
「美味しくご飯食べられそうなとこを探しながら、その日が来るのを楽しみにしてるね。
ゆっくり休んで、あと2日頑張ろo(^-^)o」
それを沙希ちゃんがどう受け留めるかは、今の私には判らないけれど。
沙希ちゃんへの送信した後、今度は竜樹さんにメール。
話が途中散漫になったことのお詫びとお休みのご挨拶。
竜樹さんにメールを飛ばしたらすかさず飛んできたお返事は、行き詰まってる感の抜けない心には優しいものだった。
…ありがとう。
それがただのおやすみの挨拶でも、私の声に応えてくれたことが嬉しかった。
何かにぶつかるたびに景気よくすっころんでは人の手を借りてしまうけれど。
いつかはもっと間口の広い自分になりたい。
何かと声を掛けてくれる姉さまにも。
私のことを慮るが故に自分自身の辛さをを口に出せないでいた沙希ちゃんにも。
「そらは今日も元気で1日過ごせたのかな?」と何らかしらの手段で連絡を取りつづけてくれる竜樹さんにも。
私が大切に想う人の心に触れた時、そっと笑顔を渡せる自分でありたい。
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