何もない日なんて…

2002年9月22日
3連休2日目は中休み。

昨日の疲れからか、派手に寝飛ばしてしまった。
窓の外は青空が広がっているのに、どういう訳か頭痛とお友達。

鎮痛剤は薬疹が出ることが多くてなるべく飲まないようにしている。
最近になってやっと薬疹の出ない鎮痛剤を見つけたけれど、それだって頻繁に飲んでいればいずれは薬疹が出るかもしれないからと思うと、迂闊に飲むことが出来ない。

うんうん唸りながら、寝たり起きたりを繰り返す。


今日の夕方までには、竜樹さんはまた病院に戻る。
メスを入れた場所のガーゼ交換をしないとならないから。

昨日のお風呂の時もその部分に水がかかったり汗が入ったりしないように注意しながら入っていたんだけど…
ガーゼ替えてみてびっくりな状態になってないといいなぁと思いながら、ぼけっと青空を眺めていた。


1日ぼんにゃり過ごしていると、つい「その時間を何かに充てたら、もちょっといろんなことができるのに…」と思うけれど、どういう訳か休日はいつも頭痛とお友達。

竜樹さんからメールや電話が入る時、決まって「頭痛くないか?」という言葉が定番のように出てくるようになってる。


…何だか、ありがたいんだかありがたくないんだか、判らないよなぁ?


気遣われるのは嬉しいけれど、それが挨拶代わりになるのもちょっと…(-_-;)

どうせなら、言う方も言われる方も機嫌よくなるようなフレーズが挨拶代わりになればいいのにと思うと、やっぱり完全休養の日は必要なんだろう。

そう言い聞かせて、時折階下に降りて洗い物をしたり、プードルさんと格闘したりして傍目には非常に生産性のない時間を過ごす。


ふと気がつくと、金岡両親がやたらばたばたしている。
お昼前に降りてきた時はよりそこそこ部屋がきちんと整頓されてる。
かと思えば、普段は出ていないようなものが出てきてたり…


「どうかしたの?」
「今晩、海衣の旦那さんと姪御ちゃん、こっちに泊まりに来るのよ」
「…何で?海衣は?」


どうやら海衣の旦那のお父さんが還暦だか何だかのお祝いで、こちらで食事会をしたらしい。

海衣と旦那のお母さんとは犬猿の仲(というより旦那のお母さんが言いがかりつけてるだけだけど)なので、海衣は来ないのだという。


…姪御ちゃん、受難よのぉ(-_-;)


まだ小さいのに、あっちに飛んだりこっちに飛んだりせんなん姪御がある意味気の毒な気がするけれど、きっと姪御はそんな大人の事情など知らずににこにこしてるんだろう。

子供の成長は早いから、どんな風になってるのか、会うのが楽しみだ。

本当なら何もしないでぼんにゃりしてるだけで終わるはずだった休養日は最後の最後で賑やかになるんだろう。

それを嬉しく思う自分を振り返って、ふと気づく。


…いろいろあっても、結局海衣の家族も好きなんだということ。


部屋の片づけを手伝ったり、ご飯の支度をしたりしても姪御ちゃんが来るのがどこか楽しみで、「いつ着くんだろう」と思ったり。
一家3人、首を長くして姪御ちゃんが来るのを待っていた(旦那はどこへ?)


23時過ぎに金岡家に電話が入り、金岡母が迎えに行く。


こちらにやってきた姪御ちゃんは、夜中にもかかわらずとても元気だった。
暫く賑やかな金岡家。
ありきたりの休養日は、こうして少しだけ変化が加わった形で幕を下ろすかと思いきや…


終わりの終わりに大好きな友達から連絡を貰って、ずっと話し続けることになった。

幸せについて、そしてそこから転がる話題を楽しみながら話しつづけて、気持ちよく横になった。


何もない日なんて、ないのかもしれない。
何もない中にも何かあるのかもしれない。


1日の終わりにぎゅっと詰まってやってきた出来事から、そんなことを思いながら眠りに就いた。

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