5日は友達が代打日記をあげてくれたので、また2日分まとめて書こうと思います。

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(4日の)夜、友達にメールを打っていた。
2日の日に感じたことを飛ばしたら、ちょっとひっかりを覚えたらしい。
携帯のメールでは言葉足らずになりがちで、ちゃんと説明をしようとすると何通にも渡って飛ばしつづけなければならない。
終わりと始まりの繰り返しの話、その終わりの種類や属性は様々であること。
痛みが伴ったとしても、それが暖かさや優しさを教えてくれること。
本当は自分の声で語ろうかと思ったのだけれど、先方様の都合があるのでメールを飛ばし倒した。
やっとこメールを飛ばし終えたら、お返事ひとつ。

「お電話します?」

そこから延々朝の6時までお話をする。


雑談から真剣な話までぶっ通しの数時間。
正直なところ、ごくごく一部のオフラインの人にしか長話はしないように今まで心がけてきた。
相手の話を聞いていて結果的に長電話になることはあっても、自分が思うことをのべつまくなく語りつづけるということはなるべく避けるようにしてたのに。

…どうも日記を書き始めてから、調子っぱずれなことが多い。

ていうよりも、元々の性格は「こちら」側なんだろう。
ただ置かれていた状況や思うところがあって意図的に人様に対して線を引くところはあるのだろうけれど。

それにしても、調子っぱずれだ。


今日は海衣一家がお江戸に戻るので、お見送りするためそのまま起きている。
いつも朝起きたら、もう帰ってたということが多くて、「ほぉんとうに愛想ないよねぇ」とずっと言われ続けてたから。
たまにはこういうのもいいんだろう。

どこまでも調子っぱずれは私のやりそうにないことをさせていく。


「あれ?お姉ちゃん、起きてたんだぁ」

いかにも珍しそうな顔をしてこちらを見てる金岡妹。

「たまには海衣ちゃんをお見送りせんなんもんねぇ」


そう言い終わるか終わらないかのうちに姪御がはしゃぎまくってるのに巻き込まれる。
そのくせ、金岡邸を離れるときは「バイバイッ」と愛想のない姪御。

「なぁんや。愛想なしやなぁ」

「あれでもね。本当は寂しいねんよ。
あの子はあの子なりに強がってんねん」

海衣のそんな言葉に、あんなちっさい子でも強がるねんなぁと感心しながら。

…どうか、そういう強がりなとこだけが受け継がれたなんてことにならないでね。

空港へ向けて行ってしまった車を見送りながら、そっと願った。


海衣一家が去った金岡邸は何となく寂しくて。
プードルさんは一気に人数が増えたり減ったりしたのに疲れたのか、玄関のたたきで死んだように眠っている。
私もさすがに眠くなってきたので、自室に戻って少し眠ろうとした。

ところが。

意識が落ちるか落ちないかというところで、携帯が鳴る。

「…にゃぁい(ρ_―)oO 」

またしても番号も見ずに寝ぼけ声で電話に出ると、ゴージャスなお姉さまからだった。

「ごめん。キリンカップのチケット取って!(>人<)」

話を聞いてみると、ネットでチケットを取ろうとすると、どういう訳か登録画面にいけないらしい。
私も借り物の1stくんでネットをしてるのでちゃんと調整してやっていない。
ひとまずそれでもよければということで、重い体を起こしてネットに上がるけれど…

…こっちは登録画面以前に、ネットに上がれなくなっていた(爆)

あれこれと調整してるうちに1時間経ってしまって、ひとまずお姉さまに電話。
結局、ものの見事にSOLD OUT食らったらしい。
それで話は終わるかと思ったけれど、いろんな話が延々と続いていく。
特に、新感線の「天保十二年のシェイクスピア」のバックバンド・影の義太夫さんたちのライブに行った話が異常に盛り上がり、どこまでも話は続いていく。

結局、双方の「お腹がすいた(T_T)」ということで、お開き。
気が付くと2時間ちかく経っていた。


それから軽くご飯を食べ、また自室でのんべんだらりとしていると、またしても携帯が鳴る。

…出てみると、大好きなお友達だった。

どうやら、2日に送ったプレゼントが届いたらしい。
「そーなのかー、よかったー」と素で喜ぶ私に、びっくりモードのお友達。

…プレゼント贈ることは予告してたのに、何をそんなにびっくりしてんねやろ?

よくよく聞いてみると、本当に送ってくるとは思わなかったらしい(爆)

「金岡霄は自分の中で重要度の高い約束はきちんと守るねんで?( ̄ー+ ̄)」

さらりとそう言う私にぜぃぜぃと答えてるお友達。
「サプライズパーティ」の企画とか、いきなり人を驚かすのが好きな私にとっては、このリアクションはありがたい限り♪
すんごく気をよくして話してるうちに、眠気なんかはどこへ行ってしまったのか。
延々と友達と話しつづける。

気が付くと、4時間ほど経過していた。
かけてきてもらった電話で長話をするというのも「どうだろ?」って気はしたけれど、異常に会話が楽しくてなかなか話を切り上げることが出来なかったのだ。
窓の外が暗くなってきたことに気づいて、二人して慌てて電話を切ったけれど…


…私は一体この日、電話で何時間くらい話したんだろう?(考える)


日付が変わってから3人と話して、トータルしたら10時間近く話してたってこと?


電話会社を儲けさせてしまったとちょっと机を叩いてみたくなったし、「あまり話し過ぎないようにしよう」と長電話のあとに感じる反省の念が、短時間の間に、しかも何度となく頭からぶっ飛んでしまってたという事実に青くなってしまったけれど…

…ここまで学習能力が欠落してたんやぁ

そんな自分に軽い眩暈を覚えるけれど。
調子っぱずれの私は、舞台裏を見せないようにしていろんなことを騙し騙し生きてきた自分自身よりも、少しはナチュラルな姿になれてるのかもしれない。


長時間の電話会談をいくつか終えて、電話を押し付けてる耳は少々痛かったけれど、心の中は妙に晴れやかだったから。


自分で自分を律して生きていけるのは、私が望む姿ではあるけれど。
調子っぱずれな自分を引きずり出すような出来事は、私自身をよりナチュラルにしていくのかもしれない。


…その反動からか、翌日(6日)はどこにも行かず、近況報告文をあげたあと、夕方からチキンカレーを大量に作って、病院に戻る父に振舞うだけで終わってしまった。


連休後半はめいっぱい竜樹さんと過ごそうと決めていたのにと、少々がっかりしてたけれど。

結果的にいろんな人と話せることで、「ナチュラルでいていいんだ」と少しだけ思えるようになったから、いい意味で張り詰めてきた自分を休ませることができたのだろう。


歩き方を少しだけ変えてみて、見えた景色は暖かな青空。


その景色を心の目に焼き付けて、また明日から頑張れたらって思う。



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