揺れる前景に、薄らぼんやりとした予定が浮かぶ。

徐々に確定させようと、ひとつひとつ手にとるけれど、

手にとる先から、形が変わる。


前景の揺れ具合を見越して、ぼけたものをはっきりさせようとしても。

指先から零れ落ちるように予定は変わる。


未来は歪む。


今日もいくつの予定が流れ、

いくつの突発的な結果が生まれたか。

一人でいたときですらいくつもあったことは、

二人分抱えた途端、ものすごい数に膨れ上がる。


…一匹狼でいさえすれば、怖いものなんてなかったのにね?


強かったと思っていた自分を思い返しては、ため息ひとつ。


ハプニングを楽しめるほどの余裕があれば。

ハプニングを歓迎できるほどのゆとりがあれば。


行く道の景色や予定が歪むことに一喜一憂せずに済むのかな?


揺れ動く物事の中で、自分仕様を見つけ出せるしなやかな強さと、

ハプニング楽しめる余裕がありさえしたら、


何物も恐れることない、無敵の二人になれるかな?


ちっさな予定が形を変え続けた1日にそんな思いをめぐらす、


夜の子供はやがてくる朝を恐れながらも、


いつかくる、揺らぎない朝を待ちわびる。

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