楽しい時間をありがとう。
2002年4月7日今日は「天保十二年のシェイクスピア」の千秋楽+江戸前寿司食べ放題付寿司懐石ディナーデート。
4日に食べそこなった楽天食堂でのランチのリベンジのために、早く落ち合うこと約束をしていたのだけれど、夜中にメッセで捕獲されたり捕獲したりを繰り返してるうちに、朝を迎えてしまった。
このまま一睡もしないで行こうと思っていたけれど、どういう訳か眠ってしまっていた。
メールの着信音で目が覚めて青くなった。
…うわぁ、やってもたぁ /( ̄□ ̄)\!
どうやら友達も到着が遅れるという連絡だったのだが、どう考えても私が到着するほうが遅くなるのは判りきっている。
慌てて待ち合わせ場所を会場前に変えてもらって、用意をして金岡母に駅まで送ってもらう。
携帯から乗り換え案内を見ると、徒歩での移動距離の長い駅と駅との乗り換え待ち時間が9分しかない路線がある。
徒歩で10分近くかかる駅なのに…(ノ_<。)ビェェン
でもそれを逃すと、開演にすら間に合わない。
…何が何でも、行くのだ!p( ̄^ ̄)q
セリヌンティウスを待たせてるメロスよろしく(笑)、乗り換えの度にダッシュを繰り返す。
それが功を奏したのか、無事に開演10分前には友達と落ち合って席につくことが出来た。
今回は1階席の真ん中の方の列。
4日の席よりは格段にいいとはいえ、ゴージャスなお姉さまの愛する高橋ヨシロウ氏が舞台袖に引っ込むと見えない位置。
「ちゃんとヨシロウさん、見えるかなぁ?」
お姉さまには舞台云々ではなく、高橋ヨシロウ氏を拝めるかどうかだけが心配のよう。
(と言いながら、さり気に私もヨシロウ氏がちゃんと拝めるかどうか気にはしていたけれど…)
程なくして、大音響の中、舞台の幕があがる。
(あらすじは4日の本文中のリンク先参照)
今日は役者さんの表情から持っている小道具まで、割とはっきり見ることが出来る。
それでも、阿部サダヲと上川隆也のメイクがどんなふうに施されてるのかはわかりにくかったけれど…
千秋楽というと、役者さんに少々遊びが入ったりいつもと違うことをしてくれたりするのが楽しい。
影の義太夫さんたち以外は、どことなくハイテンションでアドリブも駄洒落も良く出る。
お姉さまに言わせると、「どれだけアドリブを出して、相手を引っ掛けるかに全力注いでる」という感じ。
台詞が詰まる人もいれば、思わぬ反応を返す人もいる。
(尾瀬の幕兵衛・国定忠治役の古田新太はことあるごとに、下っ端ちゃんに「デブ!」って捨て台詞吐かれてたけど、この日は「太っちょ侍」と言われて絶句してらした。
ようやっと吐き出したセリフが「…太っちょで誰かに迷惑かけたのか!?」。
そんな姿がちょっと情けなくて、なんだかツボにはまりましたが…)
オーバーアクションで目を引いたのは、沢口靖子と阿部サダヲのデュエットのシーン。
4日の公演の時も二人して音を外しまくってたけど、「もしかして、これはわざと?」って思うくらいの盛大なはずしっぷり。
(実際にCDを聞いてみると、4日の歌い方でさえわざと外してたんじゃないかって気もする。)
とどめは、すっ転ぶと「どうかなぁ?」と思うような場面で派手に飛び跳ねてすっ転んだ、同情の余地のない悪役三世次を演じる上川隆也。
でも、どっしょうもないところですっ転んでも笑いが出ないのは、その場面が押しも押した場面だったから。
その場面の沢口靖子もちょっと狂気じみてて、妙に迫力あるしo(^-^o)o(^-^)o(o^-^)o
4日の時もラストシーン(三世次が農民に取り囲まれる場面)の群集の迫力に、オチを知ってる状態にもかかわらずまたぞくんとくる。
上川くんが吊るし上げられて、背中を竹槍で突かれて血飛沫あげるというラストの演出は「過剰だよね?」とお姉さまとも話していたんだけれど、同情の余地もないくらい野心に身を焦がし、いろんな人を犠牲にして来たのだから、あれが相応な死に様なんだろうか?
4日と同じ言葉に心を小さく引っかかれた状態のまま、舞台は本当に終焉を迎えてしまった。
カーテンコールをスタンディングオベージョンで迎える観客。
「本日の公演は終了致しました〜」のアナウンスがかかっても、誰も動こうとせず拍手は鳴り止まない。
結局、オールスターキャストでのカーテンコールが2回。上川隆也と沢口靖子の2人のカーテンコールが3回。
計5回のカーテンコールが終了。
上川くんの深々とした挨拶がなんとも印象的だった。
ふと横を見ると、お姉さまは不満そう。
「…いつもやったら、テーマ曲をアンコールで演奏してくれるのに〜ヽ(`⌒´)ノ」
…そうでした。彼女はヨシロウさんの演奏見たさにやってきたんだった(^-^;
とっても不満げなお姉さまを連れて、会場を後にする。
…不満げとは言いながら、今回の公演の影の義太夫さん達が集まってやるライブを東京まで観に行くらしいけれど、ね(^-^;
また取り留めなく話しながら、大阪市内をてくてく歩く。
クリスタ長堀を散策して時間を潰していたけれど、姉さまの足が痛くなったので地上に上がってスタバで休憩。
また取り留めなく話して、電車に乗って移動。
電車を降り、たらりたらりと歩きながら、寿司懐石屋に入る。
今月は桜をテーマにした寿司懐石。
食前酒(グレープフルーツカクテル)に始まり、
・前菜(桜豆腐)
・オードブル鮨飾り盛り(真鯛の箱鮨・鯛味噌添え 鯛の子ゼリー、金盞花(キンセンカ)の手毬鮨、トルネードロール、車海老の海鮮サラダ仕立て)
・天むす(タラバガニの腹身とアスパラロール ホワイトソース)
・花細工寿司(真紅の薔薇 〜鮪仕立て〜)
・茶碗蒸
・創作寿司(伊豆下田漁港直送/金目鯛のソテー フカヒレソース仕立て)
・止椀
それと江戸前寿司食べ放題に、最後はアイスクリーム(カプチーノアイス)。
3日ほど前に逢ったにもかかわらず話は尽きなくて、彼女も私もあまり自分のことを語りたがらないけれど、何故か自分を取り巻く物事の話をぽつりぽつりと話し始めてる。
二人とも、互いが入っても大丈夫な領域とそうでない領域を何とはなしに判っているみたいで、心を縛ることなく、相手を拒絶することなく、心地いい状態で互いの想いを受け渡しあえる感じがする。
…だから、金欠だろうと何だろうと、「逢おっか?」ってお誘いがかかれば出て行くし、逢いたいなぁって思うんだろうね
涼やかな表情で話しながら、お腹いっぱい寿司を食べ(食べ放題の寿司は4貫入りのお皿5枚分食べました)、店を出ててくてくと駅の方に向かう。
地下街に入ると方向が判らなくなるというお姉さまを地下鉄の駅まで送り、そこでまた暫く話し込む。
…二人とも、また明日から出勤なのが嫌なだけなんだけれど
今日、あんなにひやひやするような大遅刻かまして、さぞや気を悪くしたかな?という思いが心を巡ったとき、
「懲りずにまた遊んでやってくださいませ♪」
そうお姉さまが言ってくれて、びっくり。
「何を仰いますやら。私こそ大寝坊小僧だけど、懲りずに遊んだってくださいな」
そう言って笑顔で別れた。
いろんなことがあった1週間。
しんどいことも悲しいこともあったけれど、次の1週間に向かう直前に笑顔でいられたことが嬉しい。
「楽しい時間をありがとう」
心から生まれたそんな言葉をそっと吐き出して。
きらびやかな舞台と楽しい時間が来週の糧となりますように…と祈りながら、家路についた。
4日に食べそこなった楽天食堂でのランチのリベンジのために、早く落ち合うこと約束をしていたのだけれど、夜中にメッセで捕獲されたり捕獲したりを繰り返してるうちに、朝を迎えてしまった。
このまま一睡もしないで行こうと思っていたけれど、どういう訳か眠ってしまっていた。
メールの着信音で目が覚めて青くなった。
…うわぁ、やってもたぁ /( ̄□ ̄)\!
どうやら友達も到着が遅れるという連絡だったのだが、どう考えても私が到着するほうが遅くなるのは判りきっている。
慌てて待ち合わせ場所を会場前に変えてもらって、用意をして金岡母に駅まで送ってもらう。
携帯から乗り換え案内を見ると、徒歩での移動距離の長い駅と駅との乗り換え待ち時間が9分しかない路線がある。
徒歩で10分近くかかる駅なのに…(ノ_<。)ビェェン
でもそれを逃すと、開演にすら間に合わない。
…何が何でも、行くのだ!p( ̄^ ̄)q
セリヌンティウスを待たせてるメロスよろしく(笑)、乗り換えの度にダッシュを繰り返す。
それが功を奏したのか、無事に開演10分前には友達と落ち合って席につくことが出来た。
今回は1階席の真ん中の方の列。
4日の席よりは格段にいいとはいえ、ゴージャスなお姉さまの愛する高橋ヨシロウ氏が舞台袖に引っ込むと見えない位置。
「ちゃんとヨシロウさん、見えるかなぁ?」
お姉さまには舞台云々ではなく、高橋ヨシロウ氏を拝めるかどうかだけが心配のよう。
(と言いながら、さり気に私もヨシロウ氏がちゃんと拝めるかどうか気にはしていたけれど…)
程なくして、大音響の中、舞台の幕があがる。
(あらすじは4日の本文中のリンク先参照)
今日は役者さんの表情から持っている小道具まで、割とはっきり見ることが出来る。
それでも、阿部サダヲと上川隆也のメイクがどんなふうに施されてるのかはわかりにくかったけれど…
千秋楽というと、役者さんに少々遊びが入ったりいつもと違うことをしてくれたりするのが楽しい。
影の義太夫さんたち以外は、どことなくハイテンションでアドリブも駄洒落も良く出る。
お姉さまに言わせると、「どれだけアドリブを出して、相手を引っ掛けるかに全力注いでる」という感じ。
台詞が詰まる人もいれば、思わぬ反応を返す人もいる。
(尾瀬の幕兵衛・国定忠治役の古田新太はことあるごとに、下っ端ちゃんに「デブ!」って捨て台詞吐かれてたけど、この日は「太っちょ侍」と言われて絶句してらした。
ようやっと吐き出したセリフが「…太っちょで誰かに迷惑かけたのか!?」。
そんな姿がちょっと情けなくて、なんだかツボにはまりましたが…)
オーバーアクションで目を引いたのは、沢口靖子と阿部サダヲのデュエットのシーン。
4日の公演の時も二人して音を外しまくってたけど、「もしかして、これはわざと?」って思うくらいの盛大なはずしっぷり。
(実際にCDを聞いてみると、4日の歌い方でさえわざと外してたんじゃないかって気もする。)
とどめは、すっ転ぶと「どうかなぁ?」と思うような場面で派手に飛び跳ねてすっ転んだ、同情の余地のない悪役三世次を演じる上川隆也。
でも、どっしょうもないところですっ転んでも笑いが出ないのは、その場面が押しも押した場面だったから。
その場面の沢口靖子もちょっと狂気じみてて、妙に迫力あるしo(^-^o)o(^-^)o(o^-^)o
4日の時もラストシーン(三世次が農民に取り囲まれる場面)の群集の迫力に、オチを知ってる状態にもかかわらずまたぞくんとくる。
上川くんが吊るし上げられて、背中を竹槍で突かれて血飛沫あげるというラストの演出は「過剰だよね?」とお姉さまとも話していたんだけれど、同情の余地もないくらい野心に身を焦がし、いろんな人を犠牲にして来たのだから、あれが相応な死に様なんだろうか?
4日と同じ言葉に心を小さく引っかかれた状態のまま、舞台は本当に終焉を迎えてしまった。
カーテンコールをスタンディングオベージョンで迎える観客。
「本日の公演は終了致しました〜」のアナウンスがかかっても、誰も動こうとせず拍手は鳴り止まない。
結局、オールスターキャストでのカーテンコールが2回。上川隆也と沢口靖子の2人のカーテンコールが3回。
計5回のカーテンコールが終了。
上川くんの深々とした挨拶がなんとも印象的だった。
ふと横を見ると、お姉さまは不満そう。
「…いつもやったら、テーマ曲をアンコールで演奏してくれるのに〜ヽ(`⌒´)ノ」
…そうでした。彼女はヨシロウさんの演奏見たさにやってきたんだった(^-^;
とっても不満げなお姉さまを連れて、会場を後にする。
…不満げとは言いながら、今回の公演の影の義太夫さん達が集まってやるライブを東京まで観に行くらしいけれど、ね(^-^;
また取り留めなく話しながら、大阪市内をてくてく歩く。
クリスタ長堀を散策して時間を潰していたけれど、姉さまの足が痛くなったので地上に上がってスタバで休憩。
また取り留めなく話して、電車に乗って移動。
電車を降り、たらりたらりと歩きながら、寿司懐石屋に入る。
今月は桜をテーマにした寿司懐石。
食前酒(グレープフルーツカクテル)に始まり、
・前菜(桜豆腐)
・オードブル鮨飾り盛り(真鯛の箱鮨・鯛味噌添え 鯛の子ゼリー、金盞花(キンセンカ)の手毬鮨、トルネードロール、車海老の海鮮サラダ仕立て)
・天むす(タラバガニの腹身とアスパラロール ホワイトソース)
・花細工寿司(真紅の薔薇 〜鮪仕立て〜)
・茶碗蒸
・創作寿司(伊豆下田漁港直送/金目鯛のソテー フカヒレソース仕立て)
・止椀
それと江戸前寿司食べ放題に、最後はアイスクリーム(カプチーノアイス)。
3日ほど前に逢ったにもかかわらず話は尽きなくて、彼女も私もあまり自分のことを語りたがらないけれど、何故か自分を取り巻く物事の話をぽつりぽつりと話し始めてる。
二人とも、互いが入っても大丈夫な領域とそうでない領域を何とはなしに判っているみたいで、心を縛ることなく、相手を拒絶することなく、心地いい状態で互いの想いを受け渡しあえる感じがする。
…だから、金欠だろうと何だろうと、「逢おっか?」ってお誘いがかかれば出て行くし、逢いたいなぁって思うんだろうね
涼やかな表情で話しながら、お腹いっぱい寿司を食べ(食べ放題の寿司は4貫入りのお皿5枚分食べました)、店を出ててくてくと駅の方に向かう。
地下街に入ると方向が判らなくなるというお姉さまを地下鉄の駅まで送り、そこでまた暫く話し込む。
…二人とも、また明日から出勤なのが嫌なだけなんだけれど
今日、あんなにひやひやするような大遅刻かまして、さぞや気を悪くしたかな?という思いが心を巡ったとき、
「懲りずにまた遊んでやってくださいませ♪」
そうお姉さまが言ってくれて、びっくり。
「何を仰いますやら。私こそ大寝坊小僧だけど、懲りずに遊んだってくださいな」
そう言って笑顔で別れた。
いろんなことがあった1週間。
しんどいことも悲しいこともあったけれど、次の1週間に向かう直前に笑顔でいられたことが嬉しい。
「楽しい時間をありがとう」
心から生まれたそんな言葉をそっと吐き出して。
きらびやかな舞台と楽しい時間が来週の糧となりますように…と祈りながら、家路についた。
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