昨日帰ってきてから、ちょっとばかりハイになっていたせいもあって、夜遅くまで起きていた。
時折、友達に捕獲されたり、捕獲したりしながら朝を迎えた。
カーテンの向こうが明るくなってきたのを見てびっくりして慌てて眠った。


次に起きたら、昼はとうに過ぎていた。
昨日、何の気なしに「明日(日曜日)はお花見に行きましょうか?」などと言っていたけれど。
こんな時間からでは却って翌日に疲れを残すだけだと、竜樹さんをお誘いすることもなくやめてしまった。

…なんだか、無駄な休みの過ごし方だよなぁ(ノ_<。)

自業自得たぁいえ、少々悲しい気分で階下に下りた。


リビングで両親と話をしててびっくり。
どうやら私が寝たくれてた間に、何度も雨が降ったらしい。

…これじゃあ、きっと竜樹さんは調子が悪いんだろうなぁ

昨日あれほど楽しい時間を過ごしたのだからいいじゃないかとは思うけれど、元気でいて欲しい気持ちに変わりはないから。
竜樹さんが身体を痛めていた時に、私は何も知らずにただ寝たくれてたんだなぁと、自分で自分が嫌になった。


自室に戻って、しないといけない作業をしようとするけれど。
心のどこかに何か引っかかるものがあって、なかなか進まない。
ふと朝方まで友達と話していたことを思い返した。


自分が発する言葉やこうして遺す言葉が取り立てて人目を引くとも思わないし、人の心を引き付けて離さないような何かを持ち得ているとも思えない。
そんなことは誰に言われなくても自分が一番良く知ってること。
きれいな言葉を持たない私が捻り出す、なけなしの言葉にあるのは自分の想いだけ。
大切な誰かに言葉をかける時もそう。
人の心に響く表現を持たない代わりに、精一杯の自分の想いを拙い言葉に託すだけ。

そんな風に言えば、ただの能無しだと笑う人もいるのだろうか?


何も持たない自分をよしとして生きてくつもりはない。
けれど、何も持たないものが持たないものの中の精一杯を送り出す。
今の自分から送り出せる最上級の言葉は、いつもそんな想いから生まれてる。

そんな風に言えば、「そんなん、へのつっぱりにもならねぇんだよ」と嘲る人もいるんだろうか?


ずっと前から気になっていたことを、竜樹さんにも心預けた友達にも話してしまった。
一人でそっと持ち出すつもりが、抱えきれなくなってへたりこんでしまった。

「霄は霄の出来ることをしてるやろ?
何で霄の話す言葉を受け入れてくれたり、霄のことを好きでいてくれる人がいるか判るか?
それは霄の言葉に精一杯の想いが込められてるんを知ってるからやろ?」

…それで十分やないか?

そう竜樹さんは言ってくれた。
予期せぬ言葉に心を痛めた私に、そのままでいいんだと教えてくれた友達もいる。

「それでいいじゃないか?」

そう思いたいけれど。


昔から、10の「好き」よりも1の「ウザい」ばかりをよく検知してしまう。
「勿体無いことを…」と言う友達のお言葉はもっともだと思うけれど、どうしたら好意だけを拾えるのか判らない。
判らないままてくてく歩いては、拾わなくていいものを拾い上げて心を痛める。


もう、こんな悠長なことをしてられるだけの余裕なんてありはしないのにね?


今の自分をすべて肯定して歩くことは、ある種暴力的な感じがして抵抗はあるんだけれど。
誰かが自分を疎んでも、私は私をやめるわけにはいかないから。
私が竜樹さんの傍を離れたって、竜樹さんはさほど困ることもなく歩いていかはるとは思うけれど。
私が竜樹さんに望まれてるうちは、竜樹さんの隣を歩きたいと願うから。


今は、もう少しだけ「このままの自分」を歩いていくよ。


マイナーチェンジは引き続き繰り返していくことになるとは思うけれど、そっくりすべてを変えられるもんでもないから。
自分のペースでところどころ補修したり改善したりして、ぼそぼそと歩いていくわさ。

居直りの心で見る空の色が決して綺麗なものだとは思わないけれど。


竜樹さんが迎える最後の大波を無事に乗り切るまでは、ご意見ご批判あるだろうがこのままのペースで歩かせてもらおう。
所詮あちらこちらに間借りしながら生きてるんだから、こんな言い草ないだろうたぁ思うけれど。
こんなつまらないことで蹴躓いてばかりいたんじゃ、本当に大切な人の支えになどなれよう筈もない。
竜樹さんの存在と秤に掛ければ、こんなん大した問題じゃない。


…誰が疎もうが、私は私だよ。


根拠レスな自信は鼻につくだけと思うけど、根拠レスな自己否定もきっと鼻につくだけなんだろう。

そんな少々暴力的な思考回路にスイッチが入り気味なのは怖いけれど。
もしも、そんな我儘が許されるというのなら。
竜樹さんが普通の日常を取り戻す日がくるまででいい。


…もう暫くこのまま歩かせて欲しいなぁと誰に願うわけでなくそう思った。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索