嬉しい贈り物
2002年3月26日昨晩、やるせない気持ちを払うようにお友達とメッセで語り倒して朝を迎えた。
暫しの睡眠の後、出社拒否気味の身体を無理やり起こして、家を出る。
空は薄いブルー。
本当はこんな空の色もまた好きなはずなのに、向かう先が向かう先なだけに憂鬱さだけを増長させる。
「おぞましい朝の歌」からなかなか抜け出せないまま、社屋に入って仕事を始める。
相変わらず、考え無しに行動しては「どうしよう!」と慌てる親会社の人々とうちの会社の人々。
その後始末の鉢がごろりごろりと回ってくる。
…もう勘弁してくれよぉヽ(`⌒´)ノ
昨日の今日で環境が変わるわけがないことくらい、入社した時から判ってたことじゃないか?
考え無しに動き回る人間に、理路整然と話してみたって無駄じゃないか?
「仕事なんだから…」と割り切ってかかれなくなってるあたりからして、既にこの「考え無しの精神」に浸かってしまってるんだろうなぁと思いながら。
今日もやってくるトラブルに思考回路を取られ気味状態で、時間だけが過ぎていく。
お昼ご飯を食べて暫くぼーっとして、また戦闘モードを露にしていく。
ちょろっと睡眠不足気味だったので、パソコンのディスプレイに頭を突っ込みそうになったり、風通しのいい階段の踊り場で眠りそうになったりしたけれど。
次から次へとやってくるトラブルに、意識をたたき起こされながら今日もよろよろと業務を終える。
電車の中で、よろよろと友達が送ってくるメールに返事を打つことでようよう意識を起こし、電車を乗り過ごすこともなく家に帰ってきた。
よたよたとカギを開けて玄関に入りふと見ると、靴箱の上にてろんと箱がひとつ置いてある。
…あ、
あることから興味を持ち、何とか自分で探そうとしていたものがあって。
探してる過程で、そんじょそこらにあるものではないことを知ってしょんぼりしてたところに「送ってあげましょう」と友達が申し出てくれた。
「竜樹さんとの7周年記念に…」という、素敵な言葉を添えて。
凝り性の私は、いずれは自分で探し出すつもりでいてて。
今は手取りが減ってるからそれは叶わないけれど、もう少し財布に余裕が出たらぷらりと探し物の旅に出てもいいなぁと思っていた。
…何となく、そのまま探すことが叶わないだろうなぁて気はしていたけれど。
それがあまりに早く、しかも7回目の春が来る前に届いたことにびっくりした。
玄関でぽかんとしてる私を、首をかしげて見てるプードルさん。
玄関まで迎えに来たプードルさんがなかなか戻ってこないのを不審に思って、リビングから出てくる金岡母。
「…あんた、今度は何をやったのよ?」
「大きな荷物と書留郵便は、霄が何かしでかした証」と金岡家ではまことしやかに語られてるらしく、「あぁ、またやったのね?」と呆れ顔の金岡母。
「…違うってば、贈り物なんだよ」
「贈り物って何よ?何のお祝い?」
「……………(^-^;」
今でこそ竜樹さんの話をしてもそう嫌な顔をしなくなってるとは言え。
「二人で一緒にい始めてから7年目のお祝いなの〜♪」などと言えば、また墓穴を掘りそうな気がしてただにこにこと笑い返したけれど。
「ヘンな子ねぇ」とばかりに、プードルさんを連れてリビングに帰る金岡母。
一人ぽつねんと残った私は、暫くお届け物を見てにこにこしてたけれど…
今まで自分のことをあまり人に語らないスタンスで歩いてきてたから。
私が竜樹さんとどれくらい一緒にいてるのか、いつから一緒にい始めてるのかなんて知る人の方が少ないのだけれど。
(時々、メールのやり取りや手紙のやり取りから思い出す友達もいて、びっくりすることもあるけれど)
こちらの陸地でもネットの海ででもごくごく少数の、気を許した人にしか語らなかったことを気にとめてくれてる人がいること自体が嬉しい。
「所詮、どこにいても私は一人だからねぇ」と冷えた気持ちを抱えてた昨日。
そう感じること自体に間違いもなければ、それは事実なんだとは思うけれど。
そっと心の傍にいてくれてる人はいるのだと。
祝福されるはずのない、二人が共にあるということを微笑みを以って見つめてくれる人がいるのだと。
届いた贈り物はそんな側面をも連れてきたのだなぁって思うと、とても嬉しかった。
「そんな風に気に留めてくれる人がいるんだよ?
早く元気になって、笑顔でお礼を言いたいね?
だから、頑張って次の大波も乗り越えようね」
竜樹さんにそう伝えたかったけれど。
昨日もキツイ薬を飲まないと痛みが治まらないという竜樹さんを思うと、気安く電話できなかった。
けれど。
7回目の春を迎えるその日。
自分たちだけじゃなくて、ちゃんと心に留めてくれてる人はいてくれてるんだということ。
そんな心が、新たな力も連れてくるんだということ。
私は笑顔で頑張るよ?ということ。
ちゃんと伝えたいと思う。
7回目の春を前に、嬉しい贈り物を届けてくれた大切な友達にありがとう。
いつか、嬉しい贈り物を私からも返せるくらい、笑顔いっぱいの場所に辿り着けますように…
暫しの睡眠の後、出社拒否気味の身体を無理やり起こして、家を出る。
空は薄いブルー。
本当はこんな空の色もまた好きなはずなのに、向かう先が向かう先なだけに憂鬱さだけを増長させる。
「おぞましい朝の歌」からなかなか抜け出せないまま、社屋に入って仕事を始める。
相変わらず、考え無しに行動しては「どうしよう!」と慌てる親会社の人々とうちの会社の人々。
その後始末の鉢がごろりごろりと回ってくる。
…もう勘弁してくれよぉヽ(`⌒´)ノ
昨日の今日で環境が変わるわけがないことくらい、入社した時から判ってたことじゃないか?
考え無しに動き回る人間に、理路整然と話してみたって無駄じゃないか?
「仕事なんだから…」と割り切ってかかれなくなってるあたりからして、既にこの「考え無しの精神」に浸かってしまってるんだろうなぁと思いながら。
今日もやってくるトラブルに思考回路を取られ気味状態で、時間だけが過ぎていく。
お昼ご飯を食べて暫くぼーっとして、また戦闘モードを露にしていく。
ちょろっと睡眠不足気味だったので、パソコンのディスプレイに頭を突っ込みそうになったり、風通しのいい階段の踊り場で眠りそうになったりしたけれど。
次から次へとやってくるトラブルに、意識をたたき起こされながら今日もよろよろと業務を終える。
電車の中で、よろよろと友達が送ってくるメールに返事を打つことでようよう意識を起こし、電車を乗り過ごすこともなく家に帰ってきた。
よたよたとカギを開けて玄関に入りふと見ると、靴箱の上にてろんと箱がひとつ置いてある。
…あ、
あることから興味を持ち、何とか自分で探そうとしていたものがあって。
探してる過程で、そんじょそこらにあるものではないことを知ってしょんぼりしてたところに「送ってあげましょう」と友達が申し出てくれた。
「竜樹さんとの7周年記念に…」という、素敵な言葉を添えて。
凝り性の私は、いずれは自分で探し出すつもりでいてて。
今は手取りが減ってるからそれは叶わないけれど、もう少し財布に余裕が出たらぷらりと探し物の旅に出てもいいなぁと思っていた。
…何となく、そのまま探すことが叶わないだろうなぁて気はしていたけれど。
それがあまりに早く、しかも7回目の春が来る前に届いたことにびっくりした。
玄関でぽかんとしてる私を、首をかしげて見てるプードルさん。
玄関まで迎えに来たプードルさんがなかなか戻ってこないのを不審に思って、リビングから出てくる金岡母。
「…あんた、今度は何をやったのよ?」
「大きな荷物と書留郵便は、霄が何かしでかした証」と金岡家ではまことしやかに語られてるらしく、「あぁ、またやったのね?」と呆れ顔の金岡母。
「…違うってば、贈り物なんだよ」
「贈り物って何よ?何のお祝い?」
「……………(^-^;」
今でこそ竜樹さんの話をしてもそう嫌な顔をしなくなってるとは言え。
「二人で一緒にい始めてから7年目のお祝いなの〜♪」などと言えば、また墓穴を掘りそうな気がしてただにこにこと笑い返したけれど。
「ヘンな子ねぇ」とばかりに、プードルさんを連れてリビングに帰る金岡母。
一人ぽつねんと残った私は、暫くお届け物を見てにこにこしてたけれど…
今まで自分のことをあまり人に語らないスタンスで歩いてきてたから。
私が竜樹さんとどれくらい一緒にいてるのか、いつから一緒にい始めてるのかなんて知る人の方が少ないのだけれど。
(時々、メールのやり取りや手紙のやり取りから思い出す友達もいて、びっくりすることもあるけれど)
こちらの陸地でもネットの海ででもごくごく少数の、気を許した人にしか語らなかったことを気にとめてくれてる人がいること自体が嬉しい。
「所詮、どこにいても私は一人だからねぇ」と冷えた気持ちを抱えてた昨日。
そう感じること自体に間違いもなければ、それは事実なんだとは思うけれど。
そっと心の傍にいてくれてる人はいるのだと。
祝福されるはずのない、二人が共にあるということを微笑みを以って見つめてくれる人がいるのだと。
届いた贈り物はそんな側面をも連れてきたのだなぁって思うと、とても嬉しかった。
「そんな風に気に留めてくれる人がいるんだよ?
早く元気になって、笑顔でお礼を言いたいね?
だから、頑張って次の大波も乗り越えようね」
竜樹さんにそう伝えたかったけれど。
昨日もキツイ薬を飲まないと痛みが治まらないという竜樹さんを思うと、気安く電話できなかった。
けれど。
7回目の春を迎えるその日。
自分たちだけじゃなくて、ちゃんと心に留めてくれてる人はいてくれてるんだということ。
そんな心が、新たな力も連れてくるんだということ。
私は笑顔で頑張るよ?ということ。
ちゃんと伝えたいと思う。
7回目の春を前に、嬉しい贈り物を届けてくれた大切な友達にありがとう。
いつか、嬉しい贈り物を私からも返せるくらい、笑顔いっぱいの場所に辿り着けますように…
コメント