小さな呪文

2002年3月12日
体調が悪いまま、復調せぬまま。

仕事に臨んだはいいけれど。

得体の知れない理不尽に捕まる。


「努力は必ずしも報われるわけじゃないけれど、

 案外人を裏切らないもんだよ?」


そう思って頑張ろうね?と教え続けた、

自らそう思って頑張ってきた。


なのに。


頑張ったって、その努力の成果をのんべんだらりとしてる人にくれてやるんだ?


その結果に辿り着くまでにどれほどその人が頑張ったか。

その結果を生み出すまでにどれほどの叱責を食らったか。

あなたが一番よく知ってるんじゃないのか?


なのに。


くれてやるんだ?

しんどいことの矢面にだけは立たせて。


自分のことじゃないのに、とても悔しかった。


何も信じられなくなりそうだった。


「頑張り続けてみ?絶対にいいことがあるから」


竜樹さんの小さな呪文が現実と戦い続ける。


ホントかな?

本当に投げずに続けることが、正しいの?


目の前の現実は間違いなく、それを打ち砕くものでしかないけれど。


傷む身体を引きずって、竜樹さんは一人で頑張ってきたじゃない?

その隣を歩くものは、それ以上の努力を以ってなさなきゃならないことがある。


それは唯一絶対の事実だよ。


だから。


小さな呪文を糧にして、もう少しだけ気力を繋ごう。


小さな呪文を心に抱いて、竜樹さん心の小さな花になろう。


目の前を吹く風は理不尽なくらい寒いけれど、


小さな呪文を持つものには、いつか春が訪れるのだと信じて…


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