今朝も天気はいいのに。
相変わらず身体がだるくて頭痛が取れない。
でも、今日も頑張って竜樹さんの笑顔に逢いに行こう。
そう思って起き上がり、家の用事やプードルさんの相手をして過ごした後、竜樹さんに電話。

「はぃ…」

時々やらかしてくれる、竜樹さんのいたずら電話の声によく似た声が飛び出したからひやりとしたけれど(笑)
でも、その時の話し方とちょっと違う。

「…もしかして、竜樹さん。今起きた?」
「うにゃ…」


…か、かわいい(*^_^*)


「これから用意してそちらに行くから、待っててね?」

そう言って用意を始めたけれど、いろいろあって出るのが遅れる。
竜樹さんちへ持っていくものがたくさんあって、荷物は重たいけれど。
気にせず元気よく駆け出した。


竜樹さんちへ行くバスの出る駅に着き、いつものように買出しをする。
頭の中で考えてる遅い昼食と夕飯の献立を思い返しているうちに、ふと材料が残ってるかどうか気になって竜樹さんに電話する。

すると、竜樹さんが迎えに来てくれるというので、買い物を済ませて外で待っていた。
暫くすると、本当に(?)竜樹さんがやってきた。

「いやぁ、今日は元気やねんね?」
「うん、何となく身体が楽やねん」

そう言って車を走らせる。
家にすぐに戻るのかな?と思っていたら、買出しがしたいみたいで何件かお店をまわる。
大量の飲み物と少しばかりの非常食(と書いてインスタント食品と読む)を買って、車に戻る。

あまりによく動く竜樹さんの姿に目を白黒させてる私に、

「霄、おなかすいたから、ラーメン食べたいねんけど…」

と、本当に久しぶりの外食をすることに。
そこでも竜樹さん、夕飯まであまり時間の空きがないにも拘らず、ラーメンとミニ天津飯を注文(゜o゜)

「夕飯に障るといけないから、天津飯は半分こにしよう(*^_^*)」

驚く私を尻目に、ぱくぱくと食べる竜樹さん。

…一体どうしたんだろう?

そう思いながら、じっと竜樹さんとラーメン鉢を交互に眺めながら私も一所懸命ラーメンを食べた。
ひと心地ついて、また竜樹さんは車を走らせる。


「時間が経つのって早いよなぁ」


竜樹さんが何気にそう言ったのでふと時計を見ると、もう18時前(゜o゜)
本当に時間がたつのって早い。
竜樹さんが元気だから余計にそう感じたのかもしれないけれど…


荷物があるので竜樹さんちの前で車を止めて荷物を運び入れる。

片付けて一息ついてると、竜樹さんが触れてくる。
けれど、どこかいつもと違う感じで戸惑ってる間にそれは始まる。
やりとりがいつも以上に熱を帯びていたり、ちょっと過激な感じがして無意識に抵抗してしまったけれど。
竜樹さんが本気になってしまえば、私が太刀打ちできるはずもなくて。
戸惑っている部分と煽られる部分が混ぜこぜになったような感覚に捕まる。
注意してないと、意識が本当にぶつんと切れそうになる。
そんな虚ろな状態と格闘しながら、時間は二人の傍を流れていく。


「今日は送っていけるから、ゆっくりしたらええで」

頭の奥のほうで聞こえる竜樹さんの言葉に身を任せてしまいたかったけれど、このままだと本当に何もする気がなくなりそうだから、意識を奮うようにして起き上がる。
殆ど無理やり、夕飯作りを始めた。


今日のメニューは、キャベツとロールキムチの中身の重ね煮(笑)とナスとインゲンの味噌和え(byチャイさん)の2品。

キャベツとロールキムチの中身の重ね煮
本当は遊上さんに教えてもらった「きょうもおいしかったね」という本に載ってたロールキムチを作るつもりでいたんだけれど、思わぬアクシデントが続いて気がつくとメニュー自体が変形してしまった(爆)

豚のミンチをボールに入れ粘りが出るまでこね、そこにみじん切りにした長ネギと水切りして裏ごしした豆腐を入れ混ぜる。
(本当はここで水に戻した干ししいたけもいれます。なかったからやめたけど)
そこに塩、こしょうで味をつけ、広げたキムチで巻く…予定だったんだけど。

私が買ってきていたキムチは刻んであるもので、どう頑張ってみても中身を包むほどの大きさはない。
仕方がないので、キムチをさらに刻んでミンチの入ってるボールに放り込み、そこにコチュジャンを加えてさらに混ぜ合わせ、16日の日に作った「豚肉とキャベツの重ね煮」の同様にフライパンにキャベツを敷き、その上にミンチを広げ、またその上にキャベツを重ねを繰り返し、水を1/2カップと鶏がらスープを入れ、蓋をして蒸し煮する。

ナスとインゲンの味噌和え(byチャイさん)は、8月18日に作ったもの。
作り方は18日の日記を参照してください。


ロールキムチが思わぬ方向に転ぶ羽目になって頭が真っ白けになったけれど(笑)
疲れてる割には頭がよく回っていたようで助かった。


食事を作ってる途中、竜樹さんが「寒気がする」と言って布団をかぶって眠ってしまったのがちょっと不安だったけれど。

「ご飯、できたよぉ」と小さな声で話し掛けると、「…ん」って言って手をつなごうとしてくる竜樹さんがとても愛しくて、そのままご飯を食べずに手を繋いで一緒にに横になっていた。

22時になり、テレビから流れる音が微妙に変わったのに気がついた竜樹さんは慌てて飛び起きる。
そして、お隣のご両親のおうちに電話を入れると、ご両親がご飯を持ってきてくれた。
お父さんは会社から戻ったところのようで、お土産にとカニの身をくれた。


暖かいご飯と私が作ったおかずとお父さんのお土産を机いっぱいに広げて、

「いただきます♪(*^人^*)」


「相変わらず美味いなぁ(*^_^*)」

さっきまで弱ってたのは嘘だったみたいによく食べる竜樹さん。
それを見ると、とても暖かな気持ちになれる。
食事の後も、本気にならない程度にじゃれあって、時計を見て慌てて家を出る。
車の中でも空気はどことなく暖かくて、いざ家に着いても別れるのに勇気が要った。


私たちの置かれている状況はますます困難を極めていることは判り切っているけれど。


いつまでもこんな風に穏やかに過ごせたらいいのにって思う。


二人で寄り添って歩き、

二人で暖かい時間を分け合い、

二人で同じ物を食べ、

二人で温度を分け合って眠る。


そんな愛しい時間が、


ずっと続けばいいのにって思った。


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