嬉しいハプニング
2001年9月16日何気に初めて聞いたときからずっと引っかかり続けている言葉を思い出した。
「望む答とは違う答を出す明日だってあるはずですよね」
私の大好きな歌手がある歌をリリースした時に受けたインタビューで言っていた言葉。
その当時は何となくでしかその言葉の持つ響きや意味が判らなかったけれど。
けれどこの数年、その言葉を時々思い返しては痛烈に実感することがある。
…私にとっても、そんな「明日」はあるのかもしれない
竜樹さんに対する想いが冷めた訳じゃない。
それどころか、年々想いが深くなってる気すらしてる。
けれど、年々いろんなものに四方八方塞がれてきてる気がする。
首がどんどん絞まっていくような感覚すら覚える時がある。
そんな時、ふとあの言葉が心に蘇ってきて思うんだ。
…やっぱり、無理なのかなぁ?
私が望む答とは違う答を出す明日を選び取らないといけなくなるのかなぁ?
昨日、竜樹さんに会って暖かな時間や気持ちを分け合って過ごしたばかりだというのに、心は沈みそうになる。
しないといけないことは山のようにあるのに、片付ける気すら起こらない。
…ふと窓の外を見ると、さっきまでの青空が鈍色に変わりつつある。
竜樹さんちに傘を忘れてきたことに気付いた。
別に来週竜樹さんちに行ったとき持って帰ってきたらよさそうなものなんだけれど。
私は自分の傘を今年はじめになくしてしまって、ずっと妹の傘を借りっぱなし(爆)
「会社が始まってから雨に降られたら対処できないし、取りに行こうかな?」
それは口実だったのかもしれない。
ただ竜樹さんに逢いたかっただけなのかもしれない。
逢えば何が解決するという訳じゃないけれど。
竜樹さんの笑顔に触れ、身体に触れ、何より心に触れて。
私の望む答に辿り着くために必要なものが、何なのか?
彼女の言葉とは違う未来を手に入れる力が私の中に残ってるかどうか?
確かめてみたくなったんだ。
「来週雨に降られたら困るから、竜樹さんちに傘を取りに行く」と母に言ったら、
「それは会うための口実でしょ?」と半ば呆れたように言われたけれど。
日記に覚え書きをあげ、出かけようとしたときメールの着信音。
「さっき友達がくれたメールに出した返事の返事かな?(*^_^*)」と思って携帯を見ると…
「いま、おきた。昼夜逆転やー」
…竜樹さんだった(*^_^*)
慌てて竜樹さんに電話を入れ、脱兎のごとく家を出る。
本当は昨日の料理大会スペシャルで結構疲れてはいたんだけど。
こんな気持ちのまま週明けを迎えるのは嫌だったから。
前に進むために必要なものは、多少しんどくても手に入れておきたいから。
その気持ちだけで竜樹さんの家に向かったんだ。
途中、「せっかく行くのだから」と晩御飯の食材を少し調達。
夕飯くらいは作って帰りたいと思ったから。
私の我儘としょうもない理由で竜樹さんちに押しかけるのだから、竜樹さんが笑顔でいられるように、できることはしたいと思ったんだ。
竜樹さんちに行くと、竜樹さんはまたもや遅い昼食を取っていた。
竜樹さんに遅い昼食を運んでこられたお母さんと少し話し、竜樹さんが食べ終わった食器を片付ける。
お母さんがおうちに帰られてから、何気にくっつく竜樹さんと私。
自分の気持ちやいろんなものを確かめたくて家を出たけれど、それは竜樹さんに何かを聞くというよりも、一緒にいることで「一緒に歩くために必要な何か」を自分の心で確かめたかったから。
世間話や他愛のない話をしながらくっついているだけで十分だった。
そのうち、くっついてるだけだったのがじゃれあいに変わり、熱を帯びてくる。
そうして二人でいろんなものを分け合う時間は流れていく。
けれど、今日は眠りこけてる場合ではないから。
暫く横になったあと、夕飯を作ることにした。
今日の夕飯は、豚肉とキャベツの重ね煮とじゃがいもとひき肉の甘辛炒めの2品。
豚肉とキャベツの重ね煮
はがしたキャベツ数枚を縦半分、横半分に切り、1/4量をフライパンに敷き、塩コショウした豚肉の薄切りを 重ねる。
何度かキャベツと豚肉を重ね、一番上がキャベツになるように重ねた後、鶏がらスープ(コンソメがあればその方がいいかも)と水を1/3カップ入れ、蓋をして強火で蒸し煮にし、煮立ってきたら中火で更に10分ほどにて完成。
じゃがいもとひき肉の甘辛炒め。
じゃがいもは皮をむき、スライスしてから棒状に切る。
フライパンに油を入れて熱し、みじん切りにしたにんにくを弱火で炒め、ひき肉を投入。
塩と胡椒を振りながら炒め、色が変わってきたら小口切りにした葱とじゃがいもを入れ蓋をして蒸し焼き。
その後へたを取って3〜4cmくらいの長さに切ったいんげんを投入、いんげんも柔らかくなったら砂糖、醤油、オイスターソース(砂糖と醤油だけで十分だとは思う)で味付けして完成。
豚肉とキャベツの重ね煮が出来上がり、じゃがいもの料理に取り掛かってたとき、後ろから竜樹さんに抱き締められる。
「…霄ぁ、落ち着かへんねん」
そう言われて、料理作りは中断。
暫く竜樹さんと触れ合ってる。
それに応える私の耳元で、竜樹さんが言った言葉。
「…ずっと傍にいてくれ」
その言葉一つで「まだ頑張れる」って思えたんだ。
それ一つで十分だったんだ。
暫くして、竜樹さんも落ち着いたのか散歩に行くとのこと。
私も料理を再開。
「ほな、ちょっと行ってくるなぁ」
「いってらっしゃい。気をつけてね?(*^_^*)」
何気ないやりとりにちょっとテレてみたりして(^^ゞ
暫くして戻ってきた竜樹さんを出来上がった料理が待ち構える。
竜樹さんが落ち着いたところで…
「いただきます♪(*^人^*)」
「今日のもうまいわぁ(*^_^*)」
竜樹さんに大好評だったのは、キャベツと豚肉の重ね煮だった。
彼はどうやらロールキャベツ系の料理が好きだったみたい。
ただ、ロールキャベツの手間もよく知ってるみたいだから要求はされてなかったけれど。
意外な発見に、にやりと笑う金岡( ̄ー+ ̄)
そうして今日もまた暖かな時間を共有できた。
今日は昨日よりは状態がマシだったようで、家まで送ってくれることになった。
けれど、その分余裕があるのか(?)また熱を帯びたじゃれあいは繰り広げられたりもしたけれど(^-^;
何気なく後ろ暗い感情に捕まることはあるけれど。
都度こうやって確認しながら歩くのも悪くはないのかもしれない。
忘れ物は嬉しいハプニングに転じてくれた。
これだけで十分だったのかもしれない。
だから
これからも竜樹さんと二人で歩こう。
「望む答とは違う答を出す明日だってあるはずですよね」
私の大好きな歌手がある歌をリリースした時に受けたインタビューで言っていた言葉。
その当時は何となくでしかその言葉の持つ響きや意味が判らなかったけれど。
けれどこの数年、その言葉を時々思い返しては痛烈に実感することがある。
…私にとっても、そんな「明日」はあるのかもしれない
竜樹さんに対する想いが冷めた訳じゃない。
それどころか、年々想いが深くなってる気すらしてる。
けれど、年々いろんなものに四方八方塞がれてきてる気がする。
首がどんどん絞まっていくような感覚すら覚える時がある。
そんな時、ふとあの言葉が心に蘇ってきて思うんだ。
…やっぱり、無理なのかなぁ?
私が望む答とは違う答を出す明日を選び取らないといけなくなるのかなぁ?
昨日、竜樹さんに会って暖かな時間や気持ちを分け合って過ごしたばかりだというのに、心は沈みそうになる。
しないといけないことは山のようにあるのに、片付ける気すら起こらない。
…ふと窓の外を見ると、さっきまでの青空が鈍色に変わりつつある。
竜樹さんちに傘を忘れてきたことに気付いた。
別に来週竜樹さんちに行ったとき持って帰ってきたらよさそうなものなんだけれど。
私は自分の傘を今年はじめになくしてしまって、ずっと妹の傘を借りっぱなし(爆)
「会社が始まってから雨に降られたら対処できないし、取りに行こうかな?」
それは口実だったのかもしれない。
ただ竜樹さんに逢いたかっただけなのかもしれない。
逢えば何が解決するという訳じゃないけれど。
竜樹さんの笑顔に触れ、身体に触れ、何より心に触れて。
私の望む答に辿り着くために必要なものが、何なのか?
彼女の言葉とは違う未来を手に入れる力が私の中に残ってるかどうか?
確かめてみたくなったんだ。
「来週雨に降られたら困るから、竜樹さんちに傘を取りに行く」と母に言ったら、
「それは会うための口実でしょ?」と半ば呆れたように言われたけれど。
日記に覚え書きをあげ、出かけようとしたときメールの着信音。
「さっき友達がくれたメールに出した返事の返事かな?(*^_^*)」と思って携帯を見ると…
「いま、おきた。昼夜逆転やー」
…竜樹さんだった(*^_^*)
慌てて竜樹さんに電話を入れ、脱兎のごとく家を出る。
本当は昨日の料理大会スペシャルで結構疲れてはいたんだけど。
こんな気持ちのまま週明けを迎えるのは嫌だったから。
前に進むために必要なものは、多少しんどくても手に入れておきたいから。
その気持ちだけで竜樹さんの家に向かったんだ。
途中、「せっかく行くのだから」と晩御飯の食材を少し調達。
夕飯くらいは作って帰りたいと思ったから。
私の我儘としょうもない理由で竜樹さんちに押しかけるのだから、竜樹さんが笑顔でいられるように、できることはしたいと思ったんだ。
竜樹さんちに行くと、竜樹さんはまたもや遅い昼食を取っていた。
竜樹さんに遅い昼食を運んでこられたお母さんと少し話し、竜樹さんが食べ終わった食器を片付ける。
お母さんがおうちに帰られてから、何気にくっつく竜樹さんと私。
自分の気持ちやいろんなものを確かめたくて家を出たけれど、それは竜樹さんに何かを聞くというよりも、一緒にいることで「一緒に歩くために必要な何か」を自分の心で確かめたかったから。
世間話や他愛のない話をしながらくっついているだけで十分だった。
そのうち、くっついてるだけだったのがじゃれあいに変わり、熱を帯びてくる。
そうして二人でいろんなものを分け合う時間は流れていく。
けれど、今日は眠りこけてる場合ではないから。
暫く横になったあと、夕飯を作ることにした。
今日の夕飯は、豚肉とキャベツの重ね煮とじゃがいもとひき肉の甘辛炒めの2品。
豚肉とキャベツの重ね煮
はがしたキャベツ数枚を縦半分、横半分に切り、1/4量をフライパンに敷き、塩コショウした豚肉の薄切りを 重ねる。
何度かキャベツと豚肉を重ね、一番上がキャベツになるように重ねた後、鶏がらスープ(コンソメがあればその方がいいかも)と水を1/3カップ入れ、蓋をして強火で蒸し煮にし、煮立ってきたら中火で更に10分ほどにて完成。
じゃがいもとひき肉の甘辛炒め。
じゃがいもは皮をむき、スライスしてから棒状に切る。
フライパンに油を入れて熱し、みじん切りにしたにんにくを弱火で炒め、ひき肉を投入。
塩と胡椒を振りながら炒め、色が変わってきたら小口切りにした葱とじゃがいもを入れ蓋をして蒸し焼き。
その後へたを取って3〜4cmくらいの長さに切ったいんげんを投入、いんげんも柔らかくなったら砂糖、醤油、オイスターソース(砂糖と醤油だけで十分だとは思う)で味付けして完成。
豚肉とキャベツの重ね煮が出来上がり、じゃがいもの料理に取り掛かってたとき、後ろから竜樹さんに抱き締められる。
「…霄ぁ、落ち着かへんねん」
そう言われて、料理作りは中断。
暫く竜樹さんと触れ合ってる。
それに応える私の耳元で、竜樹さんが言った言葉。
「…ずっと傍にいてくれ」
その言葉一つで「まだ頑張れる」って思えたんだ。
それ一つで十分だったんだ。
暫くして、竜樹さんも落ち着いたのか散歩に行くとのこと。
私も料理を再開。
「ほな、ちょっと行ってくるなぁ」
「いってらっしゃい。気をつけてね?(*^_^*)」
何気ないやりとりにちょっとテレてみたりして(^^ゞ
暫くして戻ってきた竜樹さんを出来上がった料理が待ち構える。
竜樹さんが落ち着いたところで…
「いただきます♪(*^人^*)」
「今日のもうまいわぁ(*^_^*)」
竜樹さんに大好評だったのは、キャベツと豚肉の重ね煮だった。
彼はどうやらロールキャベツ系の料理が好きだったみたい。
ただ、ロールキャベツの手間もよく知ってるみたいだから要求はされてなかったけれど。
意外な発見に、にやりと笑う金岡( ̄ー+ ̄)
そうして今日もまた暖かな時間を共有できた。
今日は昨日よりは状態がマシだったようで、家まで送ってくれることになった。
けれど、その分余裕があるのか(?)また熱を帯びたじゃれあいは繰り広げられたりもしたけれど(^-^;
何気なく後ろ暗い感情に捕まることはあるけれど。
都度こうやって確認しながら歩くのも悪くはないのかもしれない。
忘れ物は嬉しいハプニングに転じてくれた。
これだけで十分だったのかもしれない。
だから
これからも竜樹さんと二人で歩こう。
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