かわいいなぁ…

2001年9月15日
昨晩早く休んだせいか、朝早い時間に目が覚める。
暫くして竜樹さんちに電話を入れた。
電話越しの竜樹さんはかなり調子悪そうだったので、すべて放り出して出かける。

…外は雨が降っていた(>_<)

今日は昼食と夕食を作ることになったので、買出しの量もいつもより多い。
しかも、夕食用のカンニングペーパーとなる本(笑)を何冊か持って出てる上に、雨足は強くなってきてたので、かなり辛い状態だったけれど。
思ったより早くバスがやってきたのが救いだった。


竜樹さんちに入ると、竜樹さんはばたと倒れている。
竜樹さんにお土産のシュークリームを渡し、着替えて昼食を作りに入ろうとしたけれど。
よぼよぼ竜樹さん(笑)に捕まってしまい、一緒に横になってしまう羽目に(-_-;)
触れていると竜樹さんは安心するようなので、されるままになってる。


「…髪、切ってんなぁ。かわいなったやん(*^_^*)」
「気に入ってもらえて嬉しいよ」

何気ない会話と互いに触れる時間は続いていく。


夕飯作りの段取りが気になったけれど、竜樹さんが安心するならその方がいいから。
そう思ってじっとしてるうちに、じゃれあいは本気に変わってしまう。
冷静な意識はどこかに消えて、ただ互いが互いの何かを受け取り何かを預ける。
そうして、少し眠ってしまったみたいだ。


目が覚めて、時計を見ると、昼食には遅い時間になってしまった。
慌てて飛び起きてご飯を作り始める。


遅い昼食は、「四川ジャージャー麺もどき金岡風」(笑)

「カフェのごはん」たらいう本に書いてあった、「四川ジャージャー麺」がおいしそうで、やってみようと思ったんだけど。
作ってるうちに金岡特有の料理勘に障ったので、本を無視して勝手に作り変えた(笑)

フライパンに油を入れて熱し、しょうがとにんにくのみじん切りを弱火でじっくり炒め、
香りがよくなってきたら、豚挽き肉を100gほど入れてぱらぱらになるように炒める。
そこにオイスターソースと甘味噌、鶏がらスープを入れ味を見ながら、チリソースを少し足し、醤油(本には12gとありました)と砂糖(3g)を足し、沸騰させる。
最後に片栗粉と水を1:1の比率で混ぜたものを加え、肉味噌は完成。

中華麺を茹でてる間に、きゅうりの千切りを作り、中華麺をザルにあげで水洗いし、皿に盛り付ける。
出来上がりを見ると、どうも肉味噌の水分が足りないような気がしたので、お湯に鶏がらスープの素を入れ、そこに醤油と酢、少々のオイスターソースで味を整えたものを作り、ラー油と一緒に食卓へ。


作ってる間、寝たり起きたりを繰り返してた竜樹さん、出来上がる頃にはちゃんと起きていらっしゃった(*^_^*)


待ちに待った、遅い昼食を「いただきます♪(*^人^*)」


「多分水分が足りないから、そのスープで肉味噌ときながら食べた方がいいと思うよ」
「…あ、ホンマや。美味いやん?これ(*^_^*)」

少々疲れているからか、どうも料理勘が悪い気がしてたけれど。
竜樹さんから白星を貰えて、嬉しかった。


食後にお土産のシュークリームを食べ、一休み。
ただ、二人でくっついているだけで機嫌がよかったのだけど。
落ち着きたくて触れる竜樹さんに応えてるうちに、のっぴきならなくなるようで。
安心と衝動の境目がよく判らないまま、互いの持つ何かを受け渡しはじめる。
何度も何度も熱を帯び、安堵を繰り返し、ゆっくりと流れていく。

…あろうことに、また私は眠ってしまっていた


そして時計を見て、またびっくりして飛び起きる。

「時間のことは気にせんでええから。ゆっくり休み」

隣で髪を撫でながら、竜樹さんは私に「かわいいなぁ」と繰り返し言ってくれる。


「最近なぁ、やたら霄がかわいいなぁって思うねん。俺が年齢とったせいかもしれへんけど」
「それやったら、今まではどんな風に見てたんですか?私のこと?」
「俺と対等やと思って見てた」

…あ、それでか

一時、やたら竜樹さんの物言いがきつかったり、要求されることのレベルがとても高いなって思ってたことがあったけれど。
それは、竜樹さんが自分と同じレベルのものとして私を見てたから。


…だとしたら、「かわいい」と言われることって、ホンマにええことなん?


ちょっと考えてしまったけれど、竜樹さんのほにゃっとした笑顔はやっぱり大好き(*^_^*)
気を取り直して、夕飯作りを始める。


今日の夕飯は、冬瓜と鶏の煮物とたたきれんこんのそぼろ、鶏の皮のチリソースかけの3品。

冬瓜と鶏の煮物。
冬瓜は皮をむいて種とわたを取り除き、鶏肉は皮と余分な脂を取り除いてそれぞれ3〜4cm角に切る。
鍋に鶏肉と水2カップ、しょうがひとかけ(本当はお酒大さじ4も入れる)を入れて火にかけ、煮立ってきたら火を弱めてあくを取ったあと冬瓜を入れる。
煮立ったら塩を入れて火を弱めて冬瓜が柔らかくなるまで20分ほど煮て、最後に水と片栗粉を2:1の比率で溶いたものを回し入れて完成。

たたきれんこんのそぼろ。
れんこんの皮をむき、縦半分に切ったあと麺棒のようなもので半割にした内側から叩いて繊維をほぐすように叩き割る。
フライパンに油を入れて熱し、しょうがとにんにくのみじん切りを入れ、香りが出てきたらひき肉を入れてそぼろ状にし、れんこんを入れて炒める。
長さ5cmくらいの小口切りした長ネギを入れ、醤油、砂糖、オイスターソース等で味を調えて完成。

鶏の皮のチリソースかけは、実験的料理(笑)
冬瓜と鶏の煮物の時に切り避けた鶏の皮を食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶして炒める。
熱したフライパンに油を入れ、しょうがとにんにくのみじん切りを炒め、小口切りした長ネギを投入、冬瓜と鶏の煮物でできたあんをまわしいれ、チリソースとケチャップ、鶏がらスープで味を調えたものを、器に盛った鶏の皮にかけて完成。


「いただきます♪(*^人^*)」


笑顔で向き合い、ご飯を食べる。

「美味い(*^_^*)」

冬瓜と鶏の煮物はやや薄味だった気もするけれど、残り2品がちょっと味が強めなのでバランスは取れてたみたい。
絶不調のはずの竜樹さん、結構いいペースで食べてらっしゃる。
それでも少しずつ残してるので、「大丈夫かな?」と思ってると。


「明日の朝ごはんに取っとくねん(*^_^*)」


…か、かわいい(^m^*)エヘヘ

竜樹さんに言ったらおこられそうだからやめておいたけれど。


食事の後も二人で横になる。
ずっと手を繋いでくっついている時間が幸せすぎて、また帰ることを忘れそうになったけれど。
竜樹さんに「かわいい」と言われて嬉しかった気持ち。
竜樹さんを「かわいい」と感じた暖かな時間。
それを抱き締めて、泣く泣く撤収することにした。


こうしてまた私の週末が終わる。

いつかずっと一緒にいられますように。
二人の気持ちがいつまでも、互いをいとおしむものでありますように。



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