ただいま

2001年9月11日
9日の日記をあげた時、ノートにこんな言葉を残しました。

「今は少し元気を取り戻してるから。
 大丈夫だから。


 けれど。


 次の日記を更新するまで、少し休ませてください。
 数時間でいいです。
 休ませてください。」


自分から「休ませてください」と言ったことは、へっぽこなる人生の中でも殆どありません。
親しい人の前でも「休ませて」と言ったことは殆どありません。


とりあえず、1日と半分ほど休んでみました。
気持ちの整理のために一大決心つけて人に心配をかけるようなことを書いたあと、
1日の日課である、大好きな友達の日記を読むことも放棄しました。
掲示板のレスを見に行ったのと、ノートを見ることのできない友達に「心配は要らない」と報告しに行った以外、消息不明で過ごしました。
10日に出逢った素敵な出来事をどんな風に書くのかも一切考えませんでした。


…昨晩は。

いつものように、出てもらえないだろう竜樹さんに電話をして。
珍しく出てくれた竜樹さんと互いのことを話したり、今週末どう過ごすかを話したりして、暖かい気持ちと切ない気持ちを共に分け合って。
電話を切ってから、夕方友達から貰ったメールの文面を読み返して。

少しばかり泣いて。

そして泥のように眠りについて。


朝も敢えてパソコンを開くことなく、家を出た。


相変わらず、電車の中から大好きな友達に朝メールを飛ばして、駅ビルでパンを買って、自転車かっ飛ばして会社に入る。
ボスの居ないフロアで午前中静かに仕事をして、昼休み。
脱兎のごとく社屋を飛び出し、産業道路を自転車でかっ飛ばす。
大切なお友達が教えてくれた「落ち込み防止のアイテム」を買いにコンビニへ行く。
外はむせ返るような湿気に取り囲まれてるような感じだったけれど。
それでも身体を動かしてる間は、辛気臭い物思いに捕まらなくて済みそうだったから、
風を切るようにして走った。

「落ち込み防止のアイテム」はグレープフルーツジュース。

100%のものがあったので、2パックゲットしてまた産業道路を折り返す。


昼からはずっとグレープフルーツジュースの世話になった。
そのせいかどうかは判らなかったけれど。
業務上でむかつくことはあっても、悲しい思いに捕まらなくて済んだ気がした。


…それだけじゃなくてね。

時々、朝メールの友達からメールが飛び込んできたのが、すんごい嬉しくて。
思わず、勤務時間中にお返事返した(^^ゞ
大好きなお友達のアドバイスや心遣いで、すんごい救われたんだ。


家に帰ってきても。


友達の声があって、驚いた。
文字として見えない「声」も少しばかり感じ取れた気がする。
(本当はなかったかもしれないけれど。気のせいかもしれないけれど…)


おいしい夕飯を食べ、家族と話したりして過ごして。
それで、心の痛さが「完治」した訳じゃないけれど。


暖かな気持ちを差し出してくれる大切な友達に。
「ありがとう」って言いたくて。
「心配は要らないよ」って言いたくて。


心のリハビリ兼ねて、1日と6時間近くの休暇に終止符を打とうと思います。


「休みます」と予告しない時の方が、ずっと長いこと日記帳から姿を隠してるような気がするけれど(苦笑)、
心配かけるに決まってそうな文章をあげて、「休ませてください」と弱音を吐いて、本気で加療体勢に入って、思った以上に「大丈夫」だと判ったら。


早く大好きな友達に逢いたくなったんだ。


心配かけてごめんなさい。


まだ「ここ」にいてもよいかなぁ?


「Soleil」 Words : Mari Hamada

人と人が痛みを  わかり合えたならば
あの貧しい丘に  吹く風は変わるの?
  いつか誰かがいった  心配はいらない
  太陽はすべてに  ぬくもりをくれる

    翼の生えない心がゆれる
    生き急いだ夢のつづきがすねる

忘れてしまいたいことなど誰にでもある
だから  ふるえる指の理由はまだ尋かない

    誰かを愛して  季節はめぐる
    小鳥のいた大地に花が咲くように

  やがて丘の上にも春がおとづれるだろう
  いつの日か一緒に  またたずねてみよう
                 

        心配はいらない


一日の終わりにとてつもなく悲しいような怒りに満ちたような、
人間そのものに失望しそうな出来事が海の向こうで起こってしまったけれど。
それでも、ずっと心の中に流れていたのはこんな歌だったんだ。


私の痛みを判ろうとしてくれた、大切な友達の痛みをいつの日か私も預かれるような自分になれたらいいなぁと。


生きてる間は人間に失望しないでいられたらいいなぁと願いながら。


またこれからも歩いていこう。


大切に想う人たちのすぐ傍で、一緒に生きて歩いていこうって思ったんだ。


…いろんな形で私を支えてくれてありがとう。


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