どんな形ででも
2001年6月24日昨日の晩も相変わらず寝つきが悪くて、日が昇る頃に眠った。
次に目が覚めた時にはもう昼を回っていた。
外は、白っぽい灰色の空。
湿度の高い空気が纏わりつくような感じがする。
今日は「宝塚記念」の日。
…竜樹さんの調子がよければ、PATで賭けてから逢えるんだよね?
少し期待を込めて、竜樹さんに電話を一つ。
…竜樹さんは出なかった
「…やっぱり、調子が悪いのかな?今日は逢えないのかなぁ?」
時計を見ると、13時30分。
まだ諦めるような時間ではないけれど。
「宝塚記念」の出走時間は15時40分。
遅くとも15時30分には処理をしないといけない。
「宝塚記念」の結果を見てから出かけると、必然的に帰ってくるのは遅くなる。
私はともかく、竜樹さんはまたしんどい週明けになる。
…これは多分逢うのは無理だろうな
がっかりしないわけはないけれど、これも仕方がない。
でも、せめて電話ででも話せるなら…
そう思って、じっと携帯を睨んでいた。
出走1時間ほど前になって、もう一度電話したけれど出てくれず。
仕方がないから、自分の分だけでも先に予想してしまおうとリビングで出走表睨んで考えていたら、携帯が鳴った。
…竜樹さんだ(*^_^*)
「オッズ、どうなってる?」
PATは古い方のパソコンにしか入れてないので、まだちゃんとしたオッズは見れていない。
父が仕事で使っているのを頼み倒して借りてきて、確認をする。
「馬連だと2.2倍、ワイドだと1.5倍ほどだって」
その他ちょろちょろデータの確認をして、一旦電話を切る。
…PAT使って競馬するのは、「有馬記念」以来だよなぁ
去年の「有馬記念」以来、竜樹さんはぱたと競馬をやめてしまった。
彼の勘は良く当たるので、少々もったいないなぁと思っていたけれど、
「もうこんなことをしてる場合じゃないからな」
そう一言言ってやめてしまった。
それまでは、たとえ竜樹さんの体調が悪くて会えなくても、PATで馬券を買う時は電話で話せたから寂しくなかったんだけど、それもなくなってしまうとまるっきり話せない週末もあったから、随分がっかりしてたんだ。
さすがに、テイエムオペラオーとメイショウドトウが出てくるとなると、話は別なのね?(笑)
PATで残金を調べると、額面がかなり増えてる。
…この日のためにお金を入れてたのね、竜樹さん(^○^)
用意周到なので、思わず笑ってしまった。
私は秋のG1から有馬記念までしか競馬はしないことにしているので、この時期は残額が乏しい状態(笑)
自分の予算の範疇で予想を立てる。
暫くすると、竜樹さんから電話。
…彼が入金した額全部、3−4の馬連に賭けはった(゜o゜)
「ワイドにはせぇへんの?」
「いや、テイエムもメイショウドトウも外れないやろう?」
そう言って、予想の話はそこで終えてしまった。
竜樹さんは他の話をし出すけれど、ふと時計を見ると出走まであと15分。
慌てて電話を切って、パソコンから投票して、投票した旨電話する。
そうすると、レースが始まるまで竜樹さんは昨日一日何をしてたか話してくれた。
役所に提出する書類の作成や試験勉強、家の片付け等。
「本当にあなたは病人ですか?」と聞き返しそうになるほど、竜樹さんはいろんなことをしていたらしい。
思いつくまま、ばぁ〜っとやってしまうのは私も同じだから言えた義理ではないけれど…(^^ゞ
「あなたも平日忙しくしてるんだから、休みの日くらいゆっくりしたらいいのに…」
思わずそう言ってしまったんだ。
それでも、「のばしのばしにしてると、次に進めないからなぁ…」と竜樹さん。
「頑固者が二人寄り集まってしまったのね」と、携帯越しに苦笑。
そうしてるうちに、出走時間になったので電話を切ってテレビで観戦。
第4コーナーのアクシデントがなければ、テイエムが勝ってたのねと改めてテイエムの強さに感動。
でも、6回も同じ相手と対戦して6回とも負けてるドトウに勝たせてあげたかった気もするし。
…結果は残高2倍増(^○^)
これを少ない配当と嘆く人もいるけれど、今時銀行に預けても利子が残高と同じだけつくなんてことはありえないことだから、素直に喜んだ。
そして、竜樹さんに電話する。
…竜樹さんも同じことを言ったので笑ってしまった。
暫く競馬話をして電話を切った。
電話で話してるときやPAT扱ってる時。
テレビで観戦してた時。
傍に竜樹さんがいるわけでもないのに、竜樹さんと一緒に何かしてるような感じでいてたから。
レースが終わって電話を切った途端、ふっと思ったんだ。
…あ、結局逢えなかったんだよねぇ(-_-;)
急に現実に引き戻されたような気がしたんだ。
不思議なもので。
二人の物理的な距離は確かにあるんだけど、二人が同じものを見て同じものについて考えて、話すこと。
それですら、二人を繋いでるような感じをもたらしてくれるんだよね?
「宝塚記念」が始まる1時間ほど前から終わったあと電話で話し終えるまで。
傍にはいなかったけれど、何となく一緒に行動してたみたいな感じがしたんだ。
…どうせなら、競馬じゃなくてもっと違うものであって欲しかった気がするけれど(^^ゞ
つまらないことでも楽しめればOK。
どんな形ででも二人が繋がっていられるならそれで十分。
そう、思ったんだ。
明日からまたしんどい1週間は始まるけれど。
とりあえず、二人で一つの時間を共有できたことでよしとして歩いていこうか?
何の心配もなく逢えるようになる日まであと3週間あるけれど、
こんな風に過ごせる週末が入るなら、それでよしとしようか?
どんな形ででも、二人が結びついていられますように…
でも、できるなら早く竜樹さんに逢えますように…
次に目が覚めた時にはもう昼を回っていた。
外は、白っぽい灰色の空。
湿度の高い空気が纏わりつくような感じがする。
今日は「宝塚記念」の日。
…竜樹さんの調子がよければ、PATで賭けてから逢えるんだよね?
少し期待を込めて、竜樹さんに電話を一つ。
…竜樹さんは出なかった
「…やっぱり、調子が悪いのかな?今日は逢えないのかなぁ?」
時計を見ると、13時30分。
まだ諦めるような時間ではないけれど。
「宝塚記念」の出走時間は15時40分。
遅くとも15時30分には処理をしないといけない。
「宝塚記念」の結果を見てから出かけると、必然的に帰ってくるのは遅くなる。
私はともかく、竜樹さんはまたしんどい週明けになる。
…これは多分逢うのは無理だろうな
がっかりしないわけはないけれど、これも仕方がない。
でも、せめて電話ででも話せるなら…
そう思って、じっと携帯を睨んでいた。
出走1時間ほど前になって、もう一度電話したけれど出てくれず。
仕方がないから、自分の分だけでも先に予想してしまおうとリビングで出走表睨んで考えていたら、携帯が鳴った。
…竜樹さんだ(*^_^*)
「オッズ、どうなってる?」
PATは古い方のパソコンにしか入れてないので、まだちゃんとしたオッズは見れていない。
父が仕事で使っているのを頼み倒して借りてきて、確認をする。
「馬連だと2.2倍、ワイドだと1.5倍ほどだって」
その他ちょろちょろデータの確認をして、一旦電話を切る。
…PAT使って競馬するのは、「有馬記念」以来だよなぁ
去年の「有馬記念」以来、竜樹さんはぱたと競馬をやめてしまった。
彼の勘は良く当たるので、少々もったいないなぁと思っていたけれど、
「もうこんなことをしてる場合じゃないからな」
そう一言言ってやめてしまった。
それまでは、たとえ竜樹さんの体調が悪くて会えなくても、PATで馬券を買う時は電話で話せたから寂しくなかったんだけど、それもなくなってしまうとまるっきり話せない週末もあったから、随分がっかりしてたんだ。
さすがに、テイエムオペラオーとメイショウドトウが出てくるとなると、話は別なのね?(笑)
PATで残金を調べると、額面がかなり増えてる。
…この日のためにお金を入れてたのね、竜樹さん(^○^)
用意周到なので、思わず笑ってしまった。
私は秋のG1から有馬記念までしか競馬はしないことにしているので、この時期は残額が乏しい状態(笑)
自分の予算の範疇で予想を立てる。
暫くすると、竜樹さんから電話。
…彼が入金した額全部、3−4の馬連に賭けはった(゜o゜)
「ワイドにはせぇへんの?」
「いや、テイエムもメイショウドトウも外れないやろう?」
そう言って、予想の話はそこで終えてしまった。
竜樹さんは他の話をし出すけれど、ふと時計を見ると出走まであと15分。
慌てて電話を切って、パソコンから投票して、投票した旨電話する。
そうすると、レースが始まるまで竜樹さんは昨日一日何をしてたか話してくれた。
役所に提出する書類の作成や試験勉強、家の片付け等。
「本当にあなたは病人ですか?」と聞き返しそうになるほど、竜樹さんはいろんなことをしていたらしい。
思いつくまま、ばぁ〜っとやってしまうのは私も同じだから言えた義理ではないけれど…(^^ゞ
「あなたも平日忙しくしてるんだから、休みの日くらいゆっくりしたらいいのに…」
思わずそう言ってしまったんだ。
それでも、「のばしのばしにしてると、次に進めないからなぁ…」と竜樹さん。
「頑固者が二人寄り集まってしまったのね」と、携帯越しに苦笑。
そうしてるうちに、出走時間になったので電話を切ってテレビで観戦。
第4コーナーのアクシデントがなければ、テイエムが勝ってたのねと改めてテイエムの強さに感動。
でも、6回も同じ相手と対戦して6回とも負けてるドトウに勝たせてあげたかった気もするし。
…結果は残高2倍増(^○^)
これを少ない配当と嘆く人もいるけれど、今時銀行に預けても利子が残高と同じだけつくなんてことはありえないことだから、素直に喜んだ。
そして、竜樹さんに電話する。
…竜樹さんも同じことを言ったので笑ってしまった。
暫く競馬話をして電話を切った。
電話で話してるときやPAT扱ってる時。
テレビで観戦してた時。
傍に竜樹さんがいるわけでもないのに、竜樹さんと一緒に何かしてるような感じでいてたから。
レースが終わって電話を切った途端、ふっと思ったんだ。
…あ、結局逢えなかったんだよねぇ(-_-;)
急に現実に引き戻されたような気がしたんだ。
不思議なもので。
二人の物理的な距離は確かにあるんだけど、二人が同じものを見て同じものについて考えて、話すこと。
それですら、二人を繋いでるような感じをもたらしてくれるんだよね?
「宝塚記念」が始まる1時間ほど前から終わったあと電話で話し終えるまで。
傍にはいなかったけれど、何となく一緒に行動してたみたいな感じがしたんだ。
…どうせなら、競馬じゃなくてもっと違うものであって欲しかった気がするけれど(^^ゞ
つまらないことでも楽しめればOK。
どんな形ででも二人が繋がっていられるならそれで十分。
そう、思ったんだ。
明日からまたしんどい1週間は始まるけれど。
とりあえず、二人で一つの時間を共有できたことでよしとして歩いていこうか?
何の心配もなく逢えるようになる日まであと3週間あるけれど、
こんな風に過ごせる週末が入るなら、それでよしとしようか?
どんな形ででも、二人が結びついていられますように…
でも、できるなら早く竜樹さんに逢えますように…
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