葛藤の幕開け
2001年6月17日今日は休みの日にしては珍しく早く目が覚めた。
外は快晴。
起きあがると、また少々の立ちくらみ。
仕方なく、お布団の上でじっと座っている。
昨日、夜遅くなったからきっと竜樹さんはゆっくりしてるだろう。
私に会う前から用事を片付けたり、来客の接待をして何かと忙しくしてたようだから。
せめて私はそっとしておいてあげたいなって思った。
また来週1週間学校もあるし、テストも近い。
極力、学校を休まないで済むような配慮くらいはしたいよね?
ぼんやりする頭の中でそんなことを考えていた。
昼を過ぎた頃、母と買い物に出る。
そのあと、妹と電話で長時間に渡って話した。
忙しい中にも楽しそうな暮らしをしてる妹が何とはなしに羨ましく思えた。
私自身が不幸なのかって聞かれたら、決してそうではないと思うけれど。
これから始まるだろう、小さな葛藤に耐えられるほど満ち足りた状態なのか思うと首をひねってしまうんだ。
昨日、「部屋」を出たあと今後の予定について車の中で竜樹さんと話していた。
再来週の日曜日にテストがあって、その追い込みのために来週は多分勉強会付けになるだろうってこと。
今日から約ひと月、会うことは出来なくなるってこと。
「仕方がないな」と思いつつ、少しがっかりもしたんだ。
別に竜樹さんがどこかに消えてなくなるわけでなし、そんなことでがっかりするのは大人気ないなって思ったから。
二人でいる時はなるべく明るくはしてたんだけど。
…よりによって、私に余裕がなくなってるときにやってくるかなぁ?
そう思ってしまったんだ。
このところ、竜樹さんのいないところで小さな葛藤が続いていて。
それはあっちこっちで書き散らしてる気がするから、もう改めて書き起こさないでおくけれど。
しんどくなった時にでも一人で片付けなければならないことは山のようにあるのに、
それに見合うだけの体力も気力もついてきていないこと。
冷静に考えても、しんどい1ヶ月になりそうな気がするんだ。
昔みたいに何も考えずに、辛くなったら「逢いたい」と言えるほど物が見えてないわけでもないし、さりとて昔のように一人っきりで立ってることから遠ざかった生活に慣れた今では結構辛いものもあったりして。
6年も一緒にいてるんだから、たかが1ヶ月でがたがた言うなよなぁって思ってはいるんだけど…
「しんどい時は誰かの手を借りればいいよ」
人には簡単にそう言えてもさ、自分自身がやろうとすると、
「しんどい時だけ他人に甘えるみたいなことするのは都合よすぎるよなぁ」
って思えてきて、人に頼りたくはなくなる。
さりとて、自分ひとりで片付けるには「完全復活」を遂げられてない現状ではかなり不安がある。
「自分の状態が良かろうが悪かろうが、やらんなんことはやらんなんねん」
そう自分に言い聞かせては見るけれど。
今は、身体の奥から気力を起こしかねてる、そんな感じなんだ。
いつからこんなに甘えたになってしまったんだろう?
いつからこんなに竜樹さんに寄っかってしまうようになったんだろう?
昨日楽しい時間を過ごしたというのに、後ろ暗いもの想いに捕まる自分が嫌だった。
…もっとのんびり悠長にやっていけたらいいのに
何気にそう思ったとき、心が冷える気がしたんだ。
昔、竜樹さんが倒れてちょっと状態が持ち直した頃、「(前の会社に)復帰する」と言って、
ひと月ばかり復帰したことがあった。
結局、また病状が悪化して本当に退職することになってしまったんだけど…
その時、竜樹さんは「復職して軌道に乗れば、すぐに霄を迎えにいけるから」と言っていたんだけど、
あの会社に戻った時点で、時間が取れなくなることも精神的にも体力的にも余裕がなくなることもよく判っていたから。
「無理の無い程度に頑張ろうねぇ〜、竜樹さんヾ(^-^)」と言いながら心の中で心配し、
その後に潜むどす黒い感情一つ見つけて、ぞっとするような気持ちになったんだ。
…あの会社に復職されるのはイヤだ。また竜樹さんが遠いところに行ってしまうねんもん
…イッソノコト、ツヅカナケレバイイノニ…
一瞬走った感情に背筋が凍りつきそうになったんだ。
頭振って、そんな感情を追い出そうと一生懸命努力したけど、心の底に眠る嫌な感情を空の上から見透かされたように、竜樹さんの復職は本当に叶わなくなったんだ。
…もう、そんな繰り返しはごめんなんだよ
日の光が降り注ぐ、庭のポーチを眺めてそう思ったんだ。
竜樹さんがこれから先の「何か」を目指して一生懸命になっていることの邪魔はしたくないんだ。
でも、それは必然的に一人で何でも片付けないといけない時間が増えることを意味していて。
元気な時なら、「わぁい、これで誰に囚われることなく好き放題できる〜」って思えるのに、
後ろ暗い方向へ引きずり込もうとする感情を払拭できるだけの精神力は伴わなくて。
心の中になかなか青空を見つけることが出来ない。
…さて、これからどうしようかな?
とりあえず、思わぬところからパソコン増強の方向のアイテムも揃い始めてきたし、本腰入れてかねてより企画してたことに集中してみようかな?
あんまり根詰めすぎて体調が悪くなったら、またあちこちに迷惑かけたおすから、ほどほどにせんなんけど。
でも、後ろ暗い感情が入る隙が無いくらい、忙しくしていたい気もするんだ。
それか何も考える時間が取れないくらい寝たおすか(爆笑)
いずれにしても、「竜樹さんがいないこと」に意識が向かないようにしていたいんだ。
少なくともこのひと月は。
ずっと昔から友達に言われてきたことだけど。
「霄の想いは強ければ強いほど叶う方向で進んでいくよね?」
本当にそうなら、とっくの昔に竜樹さんは元気になっただろうし、私が欲しいと希った物だって手に入ってるよって思わないわけじゃないけれど。
何となく冷静に振り返ってみると、叶ったものは後ろ暗い想いばかりだったような気がから(苦笑)、
どす黒い物想いに引っ張られないようにだけ気をつけよう。
竜樹さんが歩こうとしてる道を塞ぐ自分になりたくはないから。
たかが、1ヶ月だぜ?
頑張ってみようか。
外は快晴。
起きあがると、また少々の立ちくらみ。
仕方なく、お布団の上でじっと座っている。
昨日、夜遅くなったからきっと竜樹さんはゆっくりしてるだろう。
私に会う前から用事を片付けたり、来客の接待をして何かと忙しくしてたようだから。
せめて私はそっとしておいてあげたいなって思った。
また来週1週間学校もあるし、テストも近い。
極力、学校を休まないで済むような配慮くらいはしたいよね?
ぼんやりする頭の中でそんなことを考えていた。
昼を過ぎた頃、母と買い物に出る。
そのあと、妹と電話で長時間に渡って話した。
忙しい中にも楽しそうな暮らしをしてる妹が何とはなしに羨ましく思えた。
私自身が不幸なのかって聞かれたら、決してそうではないと思うけれど。
これから始まるだろう、小さな葛藤に耐えられるほど満ち足りた状態なのか思うと首をひねってしまうんだ。
昨日、「部屋」を出たあと今後の予定について車の中で竜樹さんと話していた。
再来週の日曜日にテストがあって、その追い込みのために来週は多分勉強会付けになるだろうってこと。
今日から約ひと月、会うことは出来なくなるってこと。
「仕方がないな」と思いつつ、少しがっかりもしたんだ。
別に竜樹さんがどこかに消えてなくなるわけでなし、そんなことでがっかりするのは大人気ないなって思ったから。
二人でいる時はなるべく明るくはしてたんだけど。
…よりによって、私に余裕がなくなってるときにやってくるかなぁ?
そう思ってしまったんだ。
このところ、竜樹さんのいないところで小さな葛藤が続いていて。
それはあっちこっちで書き散らしてる気がするから、もう改めて書き起こさないでおくけれど。
しんどくなった時にでも一人で片付けなければならないことは山のようにあるのに、
それに見合うだけの体力も気力もついてきていないこと。
冷静に考えても、しんどい1ヶ月になりそうな気がするんだ。
昔みたいに何も考えずに、辛くなったら「逢いたい」と言えるほど物が見えてないわけでもないし、さりとて昔のように一人っきりで立ってることから遠ざかった生活に慣れた今では結構辛いものもあったりして。
6年も一緒にいてるんだから、たかが1ヶ月でがたがた言うなよなぁって思ってはいるんだけど…
「しんどい時は誰かの手を借りればいいよ」
人には簡単にそう言えてもさ、自分自身がやろうとすると、
「しんどい時だけ他人に甘えるみたいなことするのは都合よすぎるよなぁ」
って思えてきて、人に頼りたくはなくなる。
さりとて、自分ひとりで片付けるには「完全復活」を遂げられてない現状ではかなり不安がある。
「自分の状態が良かろうが悪かろうが、やらんなんことはやらんなんねん」
そう自分に言い聞かせては見るけれど。
今は、身体の奥から気力を起こしかねてる、そんな感じなんだ。
いつからこんなに甘えたになってしまったんだろう?
いつからこんなに竜樹さんに寄っかってしまうようになったんだろう?
昨日楽しい時間を過ごしたというのに、後ろ暗いもの想いに捕まる自分が嫌だった。
…もっとのんびり悠長にやっていけたらいいのに
何気にそう思ったとき、心が冷える気がしたんだ。
昔、竜樹さんが倒れてちょっと状態が持ち直した頃、「(前の会社に)復帰する」と言って、
ひと月ばかり復帰したことがあった。
結局、また病状が悪化して本当に退職することになってしまったんだけど…
その時、竜樹さんは「復職して軌道に乗れば、すぐに霄を迎えにいけるから」と言っていたんだけど、
あの会社に戻った時点で、時間が取れなくなることも精神的にも体力的にも余裕がなくなることもよく判っていたから。
「無理の無い程度に頑張ろうねぇ〜、竜樹さんヾ(^-^)」と言いながら心の中で心配し、
その後に潜むどす黒い感情一つ見つけて、ぞっとするような気持ちになったんだ。
…あの会社に復職されるのはイヤだ。また竜樹さんが遠いところに行ってしまうねんもん
…イッソノコト、ツヅカナケレバイイノニ…
一瞬走った感情に背筋が凍りつきそうになったんだ。
頭振って、そんな感情を追い出そうと一生懸命努力したけど、心の底に眠る嫌な感情を空の上から見透かされたように、竜樹さんの復職は本当に叶わなくなったんだ。
…もう、そんな繰り返しはごめんなんだよ
日の光が降り注ぐ、庭のポーチを眺めてそう思ったんだ。
竜樹さんがこれから先の「何か」を目指して一生懸命になっていることの邪魔はしたくないんだ。
でも、それは必然的に一人で何でも片付けないといけない時間が増えることを意味していて。
元気な時なら、「わぁい、これで誰に囚われることなく好き放題できる〜」って思えるのに、
後ろ暗い方向へ引きずり込もうとする感情を払拭できるだけの精神力は伴わなくて。
心の中になかなか青空を見つけることが出来ない。
…さて、これからどうしようかな?
とりあえず、思わぬところからパソコン増強の方向のアイテムも揃い始めてきたし、本腰入れてかねてより企画してたことに集中してみようかな?
あんまり根詰めすぎて体調が悪くなったら、またあちこちに迷惑かけたおすから、ほどほどにせんなんけど。
でも、後ろ暗い感情が入る隙が無いくらい、忙しくしていたい気もするんだ。
それか何も考える時間が取れないくらい寝たおすか(爆笑)
いずれにしても、「竜樹さんがいないこと」に意識が向かないようにしていたいんだ。
少なくともこのひと月は。
ずっと昔から友達に言われてきたことだけど。
「霄の想いは強ければ強いほど叶う方向で進んでいくよね?」
本当にそうなら、とっくの昔に竜樹さんは元気になっただろうし、私が欲しいと希った物だって手に入ってるよって思わないわけじゃないけれど。
何となく冷静に振り返ってみると、叶ったものは後ろ暗い想いばかりだったような気がから(苦笑)、
どす黒い物想いに引っ張られないようにだけ気をつけよう。
竜樹さんが歩こうとしてる道を塞ぐ自分になりたくはないから。
たかが、1ヶ月だぜ?
頑張ってみようか。
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