「痛み」に想う
2001年5月21日また1週間が始まる。
GW以来ずっと夜型の生活が続いてるせいなのか、朝がとても辛い。
寝ようと思って寝られるなら、ちゃんと寝るんだけど。
眠れないのだ(-_-;)
今週もまたねむねむな幕開け。
会社に入って席につくと、金曜日からの仕事が山積み。
ぼそぼそ片付けていく。
たいていのことはフォローが入ってたから助かったんだけど、
何処までが処理済で何処からが未処理なのかがよく判らない。
いろんなデータ等とにらめっこしながら、仕事を進める。
途中、どっと溜め込んでたとしか思えないような仕事が切れ間なく入り、
いらいらもしたけれど。
「マミちゃんに会うために休ませてもらったんだし。
私も含めてみんな自分の進行状況に合わせて仕事を人に振ったりすんのはしゃあないわ」
そう自分に言い聞かせて、仕事に勤しむ。
仕事中眠いのはいつものことだからいいとして。
何だか左の肩甲骨の下から首にかけてすんごい痛い。
首が回らなくて痛む所を押してみたら、肩甲骨の下までぴーんと痛みが走る。
時々、席を立って会議室でストレッチしてみるけれど。
痛みはひどくなる一方で、しまいにはパソコンの画面を見ると吐き気がするようになってきた。
「…かなり、ヤバいかも」
そう思ったから、なるべく早く帰れるよう極力業務のことだけに集中した。
何とか、少しの残業で済んだ。
ふらふらと自転車を転がし、駅に向かう。
よろよろとホームに上がって、「竜樹さんメール」をひとつ。
お返事は返ってこなかった。
それもそうなんだ。
今日は朝からずっと空は鈍色で、湿気がやたら多い。
スキー部にいた頃痛めた左ひざがすごく痛むから、絶対竜樹さんの調子なんていいはずないんだ。
もしかしたら、学校に行けなかったかもしれない。
「日曜日、無理させたからかな?」
いくらすることが満載だったとは言え、学校に行くより大事な用でもなかったんだろうし、
もう少し私が早く連絡してたなら、竜樹さんが片した最初の用事だって私が代わりににすることが出来ただろう。
そう思うと、きちんと竜樹さんに配慮できてない自分に嫌気が差してきて。
心が痛むのと同じくらい、背中も肩も首も痛くなってきた。
家に帰っても吐き気がおさまることはなく、暫くうめいていた。
めったに身体の痛みでうめいたりしないのに、痛みと吐き気がひどくて何も出来ない。
「せんなんこと山ほどあるのに…」
そう気持ちでは思うんだけど、身体は言うことを聞かない。
いらいらだけが募る。
心がさざめくと、それにあわせるように痛みも吐き気も強くなってくる。
考えるのが煩わしくなって、痛みと吐き気がおさまるまでただじっとしていた。
気が付くと、少しだけ眠っていた。
こんな風に自分の身体の不調がやってくると、改めて竜樹さんの気持ちが垣間見える気がするんだ。
私のは一過性だけど、竜樹さんのはずっと続いているもの。
しかも程度の差こそあれ、殆ど毎日のようにやってくる痛み。
そして、引きずられるように苦しくなる気持ち。
あとどれくらい繰り返したら、終わってくれるんだろう?
竜樹さんが苦しい想いを抱えずに、「普通」に生活できるんだろう?
そんなことを考えると、涙が出てきた。
泣いてもどうしようもないと判っていても、涙は止まることがない。
ずっとずっと一人で何もせず、ただ涙が止まるのを待った。
そうするより他に方法がない時だってあるんだと思った。
ひと心地ついて、何日か遅れの日記を書き始める。
遅れてるとはいえ、書いてる日に何があってどう思ってるかは簡単にメモを取ってたりするから、まとめるのに苦労はしないけれど。
何となく、「形」にならず、もがきつづけた。
理由ははっきりしないけど、詰まり続けた。
時間ばかりがどんどん過ぎていく。
吐き気はさすがにおさまっていたけれど。
背中と首の痛みはついにおさまることはなかった。
竜樹さんが薬を飲まないと眠れない理由。
よく判った気がしたんだ。
いつになったら終わるんだろうか?
こんな切ない「痛み」を抱えながら日々を生き延びる毎日が。
竜樹さんの「痛み」が私を育てた部分は大きいけれど。
でももう終わりにして欲しいって思うんだ。
私でもちょっと身体が痛ければ滅入ると言うのに、
竜樹さんの「それ」はもっと彼を苛むのだろう。
私はともかく、彼がそれほどの痛みを背負わないといけないのは、
たまらなく辛いことなんだよ。
竜樹さんの痛みだからこそ、もう終わりにして欲しいって思うんだよ?
神様というのがもしも本当にいるのなら、
いつか聞いてみたいなって思う。
…神様。私たちはこれほどまでに「痛み」を味わわなければならないほどの、
『罪』を犯しましたか?
彼が一生「痛み」に苛まれ続けなければならないほどの『罪』とは何ですか?
GW以来ずっと夜型の生活が続いてるせいなのか、朝がとても辛い。
寝ようと思って寝られるなら、ちゃんと寝るんだけど。
眠れないのだ(-_-;)
今週もまたねむねむな幕開け。
会社に入って席につくと、金曜日からの仕事が山積み。
ぼそぼそ片付けていく。
たいていのことはフォローが入ってたから助かったんだけど、
何処までが処理済で何処からが未処理なのかがよく判らない。
いろんなデータ等とにらめっこしながら、仕事を進める。
途中、どっと溜め込んでたとしか思えないような仕事が切れ間なく入り、
いらいらもしたけれど。
「マミちゃんに会うために休ませてもらったんだし。
私も含めてみんな自分の進行状況に合わせて仕事を人に振ったりすんのはしゃあないわ」
そう自分に言い聞かせて、仕事に勤しむ。
仕事中眠いのはいつものことだからいいとして。
何だか左の肩甲骨の下から首にかけてすんごい痛い。
首が回らなくて痛む所を押してみたら、肩甲骨の下までぴーんと痛みが走る。
時々、席を立って会議室でストレッチしてみるけれど。
痛みはひどくなる一方で、しまいにはパソコンの画面を見ると吐き気がするようになってきた。
「…かなり、ヤバいかも」
そう思ったから、なるべく早く帰れるよう極力業務のことだけに集中した。
何とか、少しの残業で済んだ。
ふらふらと自転車を転がし、駅に向かう。
よろよろとホームに上がって、「竜樹さんメール」をひとつ。
お返事は返ってこなかった。
それもそうなんだ。
今日は朝からずっと空は鈍色で、湿気がやたら多い。
スキー部にいた頃痛めた左ひざがすごく痛むから、絶対竜樹さんの調子なんていいはずないんだ。
もしかしたら、学校に行けなかったかもしれない。
「日曜日、無理させたからかな?」
いくらすることが満載だったとは言え、学校に行くより大事な用でもなかったんだろうし、
もう少し私が早く連絡してたなら、竜樹さんが片した最初の用事だって私が代わりににすることが出来ただろう。
そう思うと、きちんと竜樹さんに配慮できてない自分に嫌気が差してきて。
心が痛むのと同じくらい、背中も肩も首も痛くなってきた。
家に帰っても吐き気がおさまることはなく、暫くうめいていた。
めったに身体の痛みでうめいたりしないのに、痛みと吐き気がひどくて何も出来ない。
「せんなんこと山ほどあるのに…」
そう気持ちでは思うんだけど、身体は言うことを聞かない。
いらいらだけが募る。
心がさざめくと、それにあわせるように痛みも吐き気も強くなってくる。
考えるのが煩わしくなって、痛みと吐き気がおさまるまでただじっとしていた。
気が付くと、少しだけ眠っていた。
こんな風に自分の身体の不調がやってくると、改めて竜樹さんの気持ちが垣間見える気がするんだ。
私のは一過性だけど、竜樹さんのはずっと続いているもの。
しかも程度の差こそあれ、殆ど毎日のようにやってくる痛み。
そして、引きずられるように苦しくなる気持ち。
あとどれくらい繰り返したら、終わってくれるんだろう?
竜樹さんが苦しい想いを抱えずに、「普通」に生活できるんだろう?
そんなことを考えると、涙が出てきた。
泣いてもどうしようもないと判っていても、涙は止まることがない。
ずっとずっと一人で何もせず、ただ涙が止まるのを待った。
そうするより他に方法がない時だってあるんだと思った。
ひと心地ついて、何日か遅れの日記を書き始める。
遅れてるとはいえ、書いてる日に何があってどう思ってるかは簡単にメモを取ってたりするから、まとめるのに苦労はしないけれど。
何となく、「形」にならず、もがきつづけた。
理由ははっきりしないけど、詰まり続けた。
時間ばかりがどんどん過ぎていく。
吐き気はさすがにおさまっていたけれど。
背中と首の痛みはついにおさまることはなかった。
竜樹さんが薬を飲まないと眠れない理由。
よく判った気がしたんだ。
いつになったら終わるんだろうか?
こんな切ない「痛み」を抱えながら日々を生き延びる毎日が。
竜樹さんの「痛み」が私を育てた部分は大きいけれど。
でももう終わりにして欲しいって思うんだ。
私でもちょっと身体が痛ければ滅入ると言うのに、
竜樹さんの「それ」はもっと彼を苛むのだろう。
私はともかく、彼がそれほどの痛みを背負わないといけないのは、
たまらなく辛いことなんだよ。
竜樹さんの痛みだからこそ、もう終わりにして欲しいって思うんだよ?
神様というのがもしも本当にいるのなら、
いつか聞いてみたいなって思う。
…神様。私たちはこれほどまでに「痛み」を味わわなければならないほどの、
『罪』を犯しましたか?
彼が一生「痛み」に苛まれ続けなければならないほどの『罪』とは何ですか?
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