思いがけない出来事から…
2001年5月17日昨日は仕事がそう立て込んでなかったので、定時に会社を出ることが出来た。
ロッカールームから出る時、何気に携帯を見たら、「着信有り」の表示が。
履歴を見ると、竜樹さんだった。
折り返し連絡をしてみると、「用事があって近くまで行くから会おう」とのこと。
予期してなかったから、びっくり半分、嬉しさ半分で自転車をかっ飛ばす。
暫く駐輪場の前で待っていると、竜樹さんが来てくれた。
車で移動し、竜樹さんが用事を済ませるまで私は量販店で時間をつぶす。
…昼休み、「クマ竜樹さん」を連れて散歩に出たのがよかったのかな?
そんなアホらしいことを思った自分がおかしくて。
短い時間でも会えてよかったと思う反面、今日は背中が痛くて学校を休んだという事実を知ってる以上、素直に喜べもせず。
…こんだけ、暑い時と涼しい時の温度差が激しかったら、辛いんだよなぁ
竜樹さんが背中の痛みを感じずに過ごせる場所があるとしたら、それは一体何処なんだろう?
日本は湿気の国だから、国内で探すのは無理?
やっぱりハワイみたいなところしかダメ?(笑)
湿気がなくて、ある程度暖かなところ。
しかも執刀医の先生から出来るだけ遠くない場所。
そんな条件を満たすところなんてあるはずはないし、
現実問題として移住なんて出来るわけはないけど。
「大体、グリーンカードを取得するのと、背中の状態がマシになるのって同じくらいの時間がかかるんちゃん?」
馬鹿みたいな考えはどこまでも走っていく。
竜樹さんが戻ってくるのが早かったから、よかったようなもので(笑)
…せめて気温だけでも安定してくれないかなぁ
竜樹さんを見るとそう思わずにはいられなくて。
素直な笑顔はすぐに出てこない。
そんなことを考えてるなんて知らない竜樹さんはいろいろ話し掛けてくれる。
しんどいのに気を遣わせてしまって申し訳ないって思う。
だから、せめて竜樹さんが楽しい気持ちでおうちに帰れるよう、楽しく話したいって思ったから。
余計なことは考えずに話を聞くようにした。
本当はこの後竜樹さんには用事があるので、途中で別れて電車に乗って帰るってことになってたけれど。
竜樹さんに「使い勝手を実験してほしい」と渡されたものがあまりにかさばるために、結局家まで送ってもらうことになってしまった。
申し訳ないなって気持ち7割、少しでも長く入れて嬉しいなって気持ちが3割。
複雑な想いで助手席に座ってる私。
相変わらず竜樹さんは相当しんどそうなんだけれど、ちょこちょこ話し掛けてくれながら家まで送ってくれた。
「無理させてごめんね」
「いや、こっちが頼みごとしたんやし、ええよ」
簡素な言葉を交わして、二人は別れた。
一夜明けた今日。
よく晴れてて、あまり湿度も高くない。
昨日の今日だから、竜樹さんがちゃんと学校に行けてるかどうか気にはなったんだけど。学校ではペースメーカーを入れてる生徒さんがいるとのことで、携帯の電源は入れられないらしいから、確認のしようもないし。
…竜樹さんは竜樹さんで、私は私で頑張るしかないんだよね?
そう思って、会社に入った。
明日は会社を休むので、明日の分の仕事もこなす。
今日はいつもと比べると、眠気も少なくて比較的仕事がしやすかった。
その上、良くも悪くもあまり仕事が立て込まなかったのが幸いだった。
定時より少し遅れて退社する。
自転車をかっ飛ばして、駅に向かい「竜樹さんメール」を一つ飛ばす。
お返事はなかった。
…やっぱり、学校へ行くのが精一杯だったのかな?
「でも、学校に行けてるならいいかぁ」
そう思ったから、家に帰ってからも電話しなかった。
昨日思いがけずに会えたこと。
会えたことで考えてしまったこともあったけれど。
何気ないことで、とても心が落ち着くこともあるんだって再確認。
これがGW後半戦のようにまったく連絡が取れないような状態なら、心配通り越してささくれ立った気持ちになったりするんだろうけど。
ほんの少し「姿」が見える、それ一つで安心することもあるんだよね?
それは別に本人に会えるってことだけじゃなくて。
何らかの形で「竜樹さん」が確認できたら、それ一つで十分なんだって気がする。
本当は、「竜樹さんの姿」を確認しなくても自分自身の気持ちを維持できるなら、
それに越したことはなんだろうけれど。
何でも性急にクリアできればいいってもんでもないんだよね?
せっかちな私にはとても難しいことのような気もするけれど。
ゆっくりと、形作っていければいいね。
自分の気持ちを形作って、二人の関係を暖かなものとして作り上げられたらいいな。
…一日の終わりに、何気なくそう思ったんだ。
そう願わずに入られなかったんだ。
明日という日が竜樹さんにとって、いい一日でありますように。
明日という日が私にとっても、いい一日でありますように。
ロッカールームから出る時、何気に携帯を見たら、「着信有り」の表示が。
履歴を見ると、竜樹さんだった。
折り返し連絡をしてみると、「用事があって近くまで行くから会おう」とのこと。
予期してなかったから、びっくり半分、嬉しさ半分で自転車をかっ飛ばす。
暫く駐輪場の前で待っていると、竜樹さんが来てくれた。
車で移動し、竜樹さんが用事を済ませるまで私は量販店で時間をつぶす。
…昼休み、「クマ竜樹さん」を連れて散歩に出たのがよかったのかな?
そんなアホらしいことを思った自分がおかしくて。
短い時間でも会えてよかったと思う反面、今日は背中が痛くて学校を休んだという事実を知ってる以上、素直に喜べもせず。
…こんだけ、暑い時と涼しい時の温度差が激しかったら、辛いんだよなぁ
竜樹さんが背中の痛みを感じずに過ごせる場所があるとしたら、それは一体何処なんだろう?
日本は湿気の国だから、国内で探すのは無理?
やっぱりハワイみたいなところしかダメ?(笑)
湿気がなくて、ある程度暖かなところ。
しかも執刀医の先生から出来るだけ遠くない場所。
そんな条件を満たすところなんてあるはずはないし、
現実問題として移住なんて出来るわけはないけど。
「大体、グリーンカードを取得するのと、背中の状態がマシになるのって同じくらいの時間がかかるんちゃん?」
馬鹿みたいな考えはどこまでも走っていく。
竜樹さんが戻ってくるのが早かったから、よかったようなもので(笑)
…せめて気温だけでも安定してくれないかなぁ
竜樹さんを見るとそう思わずにはいられなくて。
素直な笑顔はすぐに出てこない。
そんなことを考えてるなんて知らない竜樹さんはいろいろ話し掛けてくれる。
しんどいのに気を遣わせてしまって申し訳ないって思う。
だから、せめて竜樹さんが楽しい気持ちでおうちに帰れるよう、楽しく話したいって思ったから。
余計なことは考えずに話を聞くようにした。
本当はこの後竜樹さんには用事があるので、途中で別れて電車に乗って帰るってことになってたけれど。
竜樹さんに「使い勝手を実験してほしい」と渡されたものがあまりにかさばるために、結局家まで送ってもらうことになってしまった。
申し訳ないなって気持ち7割、少しでも長く入れて嬉しいなって気持ちが3割。
複雑な想いで助手席に座ってる私。
相変わらず竜樹さんは相当しんどそうなんだけれど、ちょこちょこ話し掛けてくれながら家まで送ってくれた。
「無理させてごめんね」
「いや、こっちが頼みごとしたんやし、ええよ」
簡素な言葉を交わして、二人は別れた。
一夜明けた今日。
よく晴れてて、あまり湿度も高くない。
昨日の今日だから、竜樹さんがちゃんと学校に行けてるかどうか気にはなったんだけど。学校ではペースメーカーを入れてる生徒さんがいるとのことで、携帯の電源は入れられないらしいから、確認のしようもないし。
…竜樹さんは竜樹さんで、私は私で頑張るしかないんだよね?
そう思って、会社に入った。
明日は会社を休むので、明日の分の仕事もこなす。
今日はいつもと比べると、眠気も少なくて比較的仕事がしやすかった。
その上、良くも悪くもあまり仕事が立て込まなかったのが幸いだった。
定時より少し遅れて退社する。
自転車をかっ飛ばして、駅に向かい「竜樹さんメール」を一つ飛ばす。
お返事はなかった。
…やっぱり、学校へ行くのが精一杯だったのかな?
「でも、学校に行けてるならいいかぁ」
そう思ったから、家に帰ってからも電話しなかった。
昨日思いがけずに会えたこと。
会えたことで考えてしまったこともあったけれど。
何気ないことで、とても心が落ち着くこともあるんだって再確認。
これがGW後半戦のようにまったく連絡が取れないような状態なら、心配通り越してささくれ立った気持ちになったりするんだろうけど。
ほんの少し「姿」が見える、それ一つで安心することもあるんだよね?
それは別に本人に会えるってことだけじゃなくて。
何らかの形で「竜樹さん」が確認できたら、それ一つで十分なんだって気がする。
本当は、「竜樹さんの姿」を確認しなくても自分自身の気持ちを維持できるなら、
それに越したことはなんだろうけれど。
何でも性急にクリアできればいいってもんでもないんだよね?
せっかちな私にはとても難しいことのような気もするけれど。
ゆっくりと、形作っていければいいね。
自分の気持ちを形作って、二人の関係を暖かなものとして作り上げられたらいいな。
…一日の終わりに、何気なくそう思ったんだ。
そう願わずに入られなかったんだ。
明日という日が竜樹さんにとって、いい一日でありますように。
明日という日が私にとっても、いい一日でありますように。
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