距離の取り方
2001年4月10日今日は竜樹さんの学校の入学式。
朝から快晴。
暑過ぎもせず寒過ぎもせず、湿度もそう高くもない。
背中の痛みが出なければいいけれど…
…そう願いながら会社に行った。
何となくずっと心をぶつけたような感覚が抜けない。
空は晴れているのに。
竜樹さんの新しいスタートの日なのに。
気持ちが少し重い。
別に人との距離の取り方なんかに頭痛めるのは、今に始まったことじゃないんだ。
うっかり人に自分を預けすぎたり、そっけなくしすぎたり。
何をやっても自己嫌悪に陥ることなんて日常茶飯事で、別にいまさら躓いたような気になる必要すらない気がするのに。
…「人中り」したような気がしてならないんだ。
ずいぶん昔…そう竜樹さんが倒れるのと会社でのトラブルが同時に発生した時、周りにいる人が信じられなくなって本気で笑えなくなったことがあった。
会社がらみの人間だけでなくて、ずっとそばに居てくれた大切な友達の前ですら笑えなくなったんだ。
そんな私を見て、追い詰められてて自分こそしんどいはずの竜樹さんが言ったんだ。
「…孤独になったらあかんで。
俺がしんどい時、お前の笑顔が元気の元になるねんから、
孤独になって笑えなくなったらあかんで」
それを守ろうと頑張ってるんだけどね、今でも。
どうも上手くいかないんだ。
自分が人に好かれてるなんて意識がないから、頑張りすぎるのかもしんない。
そんな頑張りなんて、傍にいる人にとっては迷惑でしかないのかもしれないのに。
さりとて、笑顔作りながら放っておくと「金岡って冷たいよね」って言われるんだ。
…どうせいっちゅうねんヽ(`⌒´)ノ
そう思うことだって、たまにはあるんだ。
竜樹さんと出会うもっと前…「あの人」の近くに居た時、私は「アウトゴーイングな一匹狼」だった。
実際、私の表に出ている「アウトゴーイング」は7割方地の性格なんだけど、そんな後ろに眠ってるちょっと遠慮がちな部分はなかなか信じてはもらえない。
人との距離の取り方に疲れてしまって、「あの人」に教えられるまま「一匹狼」のスタンスを守りつづけたんだ。
「一匹狼」でいれば怖いものはないから。
…失望するのは「自分自身」だけで済むから
でも、竜樹さんはそんなところは容赦なかったんだ。
今でこそ自分のことでいっぱいいっぱいだから、そんなことはなくなってしまったけど、「一匹狼」でいようとすることを許してくれなかったんだ。
「絶対、やるな」ではなく心ぶつけてしまった時を見逃さないんだ。
嫌なことがあっても黙ってへらっとしてると、
「…霄、ちゃんとこっち向いて顔を見せて」
って私の顔を見ようとするんだ。
正面切って見られるとごまかしきれなくて、よく言われたんだ。
「何でも言えばいいってもんじゃないけど、何でも黙ってたらいいってもんでもないねんで」って。
今でも人との距離の取り方が下手だとは言われるけれど、
それ自体を否定されたことはないんだ。
「他人のことに首突っ込みすぎて傷つくんだよな、お前は。
でも、見て見んふりするよりかはマシやと思うけど…」
元気だった頃はそう言ってくれたんだ。
今、同じ事を聞いたらもう少し違った答えが返ってきそうだけど…
今週末は、大学の時の友達の集まりがあって、また終電近くまで遊び歩くことになる。
竜樹さんに会いにいけるとしたら、日曜日。
土曜日、何にも考えずにバカほど飲んで、遊びまわろうか?
彼女たちは私が微妙に感情を出すと、何故か喜ぶヘンな人たちだ(失礼)
学生時代、「金岡ってそっけなさ過ぎ」とよく言われたけど、
竜樹さんと一緒にいるようになって、少しずつ「アウトゴーイングな小心者」の部分が飛び出すようになると、
何故か彼女たちは笑顔でこう言うようになったんだ。
「…やぁっと、金岡が見えた気がした」って。
…ヘンな人たちと思わなかったわけじゃなかったけど、
純粋に嬉しくもあったんだ
今からが正念場で、もうしばらくは竜樹さんに寄っかかりっきりになるわけいかないから、彼女たちにも助けてもらおうか?
それでも「寄っかかりすぎ」には気をつけないといけないなって思うけど…
何度も心ぶつけたような痛さを覚えないと、
上手な「距離」の取り方なんて判らないんだろうね。
「…だぁぁぁぁぁぁっ、面倒だぁっ!全部、一人で片付けたらぁ!!」
「アウトゴーイングな霄」の最先端にいる、「リセット霄ちゃん」が出てくる前に浮上できるといいんだけれど…
…でないと、きっと今までと同じことの繰り返しになるから
いろんなことを学びながら、竜樹さんの隣に何気なく立っていられるように、逃げずに投げずに向き合ってみようかな。
…そうしたら、今よりも少しはマシな私になれるかな?
朝から快晴。
暑過ぎもせず寒過ぎもせず、湿度もそう高くもない。
背中の痛みが出なければいいけれど…
…そう願いながら会社に行った。
何となくずっと心をぶつけたような感覚が抜けない。
空は晴れているのに。
竜樹さんの新しいスタートの日なのに。
気持ちが少し重い。
別に人との距離の取り方なんかに頭痛めるのは、今に始まったことじゃないんだ。
うっかり人に自分を預けすぎたり、そっけなくしすぎたり。
何をやっても自己嫌悪に陥ることなんて日常茶飯事で、別にいまさら躓いたような気になる必要すらない気がするのに。
…「人中り」したような気がしてならないんだ。
ずいぶん昔…そう竜樹さんが倒れるのと会社でのトラブルが同時に発生した時、周りにいる人が信じられなくなって本気で笑えなくなったことがあった。
会社がらみの人間だけでなくて、ずっとそばに居てくれた大切な友達の前ですら笑えなくなったんだ。
そんな私を見て、追い詰められてて自分こそしんどいはずの竜樹さんが言ったんだ。
「…孤独になったらあかんで。
俺がしんどい時、お前の笑顔が元気の元になるねんから、
孤独になって笑えなくなったらあかんで」
それを守ろうと頑張ってるんだけどね、今でも。
どうも上手くいかないんだ。
自分が人に好かれてるなんて意識がないから、頑張りすぎるのかもしんない。
そんな頑張りなんて、傍にいる人にとっては迷惑でしかないのかもしれないのに。
さりとて、笑顔作りながら放っておくと「金岡って冷たいよね」って言われるんだ。
…どうせいっちゅうねんヽ(`⌒´)ノ
そう思うことだって、たまにはあるんだ。
竜樹さんと出会うもっと前…「あの人」の近くに居た時、私は「アウトゴーイングな一匹狼」だった。
実際、私の表に出ている「アウトゴーイング」は7割方地の性格なんだけど、そんな後ろに眠ってるちょっと遠慮がちな部分はなかなか信じてはもらえない。
人との距離の取り方に疲れてしまって、「あの人」に教えられるまま「一匹狼」のスタンスを守りつづけたんだ。
「一匹狼」でいれば怖いものはないから。
…失望するのは「自分自身」だけで済むから
でも、竜樹さんはそんなところは容赦なかったんだ。
今でこそ自分のことでいっぱいいっぱいだから、そんなことはなくなってしまったけど、「一匹狼」でいようとすることを許してくれなかったんだ。
「絶対、やるな」ではなく心ぶつけてしまった時を見逃さないんだ。
嫌なことがあっても黙ってへらっとしてると、
「…霄、ちゃんとこっち向いて顔を見せて」
って私の顔を見ようとするんだ。
正面切って見られるとごまかしきれなくて、よく言われたんだ。
「何でも言えばいいってもんじゃないけど、何でも黙ってたらいいってもんでもないねんで」って。
今でも人との距離の取り方が下手だとは言われるけれど、
それ自体を否定されたことはないんだ。
「他人のことに首突っ込みすぎて傷つくんだよな、お前は。
でも、見て見んふりするよりかはマシやと思うけど…」
元気だった頃はそう言ってくれたんだ。
今、同じ事を聞いたらもう少し違った答えが返ってきそうだけど…
今週末は、大学の時の友達の集まりがあって、また終電近くまで遊び歩くことになる。
竜樹さんに会いにいけるとしたら、日曜日。
土曜日、何にも考えずにバカほど飲んで、遊びまわろうか?
彼女たちは私が微妙に感情を出すと、何故か喜ぶヘンな人たちだ(失礼)
学生時代、「金岡ってそっけなさ過ぎ」とよく言われたけど、
竜樹さんと一緒にいるようになって、少しずつ「アウトゴーイングな小心者」の部分が飛び出すようになると、
何故か彼女たちは笑顔でこう言うようになったんだ。
「…やぁっと、金岡が見えた気がした」って。
…ヘンな人たちと思わなかったわけじゃなかったけど、
純粋に嬉しくもあったんだ
今からが正念場で、もうしばらくは竜樹さんに寄っかかりっきりになるわけいかないから、彼女たちにも助けてもらおうか?
それでも「寄っかかりすぎ」には気をつけないといけないなって思うけど…
何度も心ぶつけたような痛さを覚えないと、
上手な「距離」の取り方なんて判らないんだろうね。
「…だぁぁぁぁぁぁっ、面倒だぁっ!全部、一人で片付けたらぁ!!」
「アウトゴーイングな霄」の最先端にいる、「リセット霄ちゃん」が出てくる前に浮上できるといいんだけれど…
…でないと、きっと今までと同じことの繰り返しになるから
いろんなことを学びながら、竜樹さんの隣に何気なく立っていられるように、逃げずに投げずに向き合ってみようかな。
…そうしたら、今よりも少しはマシな私になれるかな?
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