心満たされた一日

2001年3月18日
朝起きたら、外は快晴。
昨日は漣立ってた私の心も快晴(*^_^*)

…今日は竜樹さんに会えるんだ

一通り身の周りのことをしてから竜樹さんに電話。
竜樹さんは朝からベタの水替えをしてたそう。
待ち合わせ場所と時間を決めて電話を切り、出かける準備をする。
髪を洗って乾かして、服を着替えて、靴を履いて玄関を出ようとした途端、父と母が用事を言いつけた(-_-;)

…何も出かける前にいうなよぉ

とは思ったけれど、居候の身の上では仕方がない。
靴を脱いで、きりきり用事を片して家を飛び出す。
坂道を転がり落ちるように駆け降り、駅に向かう。

駅から待ち合わせ場所に到着する予定時刻を計算してメールで知らせる。
吹く風は心なしか暖かい。

…これだけ暖かかったら、竜樹さんの背中もそんなに痛まないだろう。

そう思うと、心が少し温かくなった気がした。
竜樹さんの背中が痛みさえしなかったら、多少のことは機嫌よくやり過ごせるから。
ホームに滑り込んできた電車に乗り、竜樹さんと約束した場所に向かう。


改札を出て、竜樹さんと約束した場所に行く。
時間にきっちりしてる竜樹さんはいなかった。

…昨日の今日だから、また調子悪くなったのかな?

とても心配したけれど。

中止になるなら連絡をくれるはずだし、待つのは別に気にならないから。
そう思ってそこを動かずに竜樹さんを待つ。
…ただ、いくら風は暖かいとはいえ、日陰で30分待ち続けるのはちと辛い。
「本屋さんで待ってます」というメールを送ろうとしたとき、竜樹さんの車が現れた。


車の中でも珍しく、竜樹さんはいろいろ話をしてくれる。

「…あ、調子いいねんな」

そう思うと、笑顔で話が出来る。
二人で相談した結果、今日は車で梅田に行くことになった。
何でも、阪神百貨店に用があるとのこと。
車で梅田に向かうなんて、本当に久しぶり。
途中、マックで昼食調達して楽しくドライブ(*^_^*)
ご飯差し出す姿も手馴れたもので(爆)
機嫌よく目的地に辿り着けた。


竜樹さんのお目当ては、コイン。
よく「天皇在位60周年」とか「沖縄返還記念」とかイベントのたびに出る記念硬貨。
竜樹さん、どうもそれを探してたらしい。
一通り、欲しいものをGETしたらしく、非常にご機嫌さん。
ただ、ちょっと運転疲れしたらしくて、お茶しようってことになる。

…久しぶりに「Afternoon tearoom」でお茶した(*^_^*)

こんなデートらしいデート(世間さんの言うヤツです)は久しぶり。
竜樹さんは元々人ごみ嫌いだからもっと不機嫌になるかと思ったけど、お茶してても表情が柔らかい感じがする。
(それでも、背中は痛かったみたい。薬飲んではったから)
笑顔で向き合ってお話して、梅田を後にする。


竜樹さんがペットショップで探し物があるというので、車で移動。
さすがに何時間も運転すると、ちょっと辛そう(>_<)
あんまり渋滞がひどかったら、ファミレスかどっかで休憩取らないとって思いながら、助手席で小さくなってた。
こんなとき、免許も持ってない私は本当に無力。
ちょっと、落ち込みそうになる。


何とか、竜樹さんの背中が痛くなるすぎないうちにペットショップに辿り着けた。
いろんな魚や動物がいてて楽しい。
二人で、魚を見て話をする。
共有できる時間が貴重なものだから、この際どこで話をしてるかなんてのは関係ないってことにしよう(*^_^*)

探し物が見つかり、竜樹さんお腹がすいたというので、再びマックに飛び込む。
ここでも、またいろんな話をする。
(マックのホットコーヒーの入れ物の内側の底に言葉の語源が書いてあるってことを竜樹さんに教えてもらった。
何気に飲んでるコーヒーの入れ物にそんなことが書いてあるなんて知らなかった)


長話を終え、また車で移動。
やっぱり背中が痛むらしい。

…竜樹さんを早くおうちに帰してあげた方がいいのかな?

そう思ってると、車のスピードがどんどん上がる。
何か、その場の気がぴーんと張ったみたいな感じがして、何となく居心地が悪かった。

「…霄、休憩するか?」

何気に竜樹さんがそう聞いてきたので、返事をすると…


…「お風呂付部屋」で休憩することになった(*-_-*)

竜樹さん、熱を出して寝込んでいたり、ブロック注射を打ったりしてたためにお風呂に入れない日が続いて辛かったそう。
部屋に入って、お風呂の用意をして竜樹さんをお風呂に入れる。

竜樹さんの背中を流す。
とても気持ちよさげにしてくれるのが嬉しかった。

…それくらいしか私には出来ることがないから

珍しく、竜樹さんが私の体も洗ってくれた。
思わぬところで嬉しい出来事(*^_^*)
人に触れられるのが苦手だった私も竜樹さんには触れられたかってんなって思うと少し笑ってしまったけど…

お風呂で体の洗いっこして、じゃれあって暖かな時間を過ごす。
キスも一杯した。竜樹さんにたくさん触れられた。
そんなささやかなことが、私にとってはとても幸せなものなのだと改めて思う。

「『約束』に身を委ねなくてよかった」

心底そう思った。


たくさん触れ合って、二人でゆったりした時間を過ごして、「お風呂付部屋」を後にする。
そして、家路に着く。
竜樹さんの表情も柔らかい。
私の気持ちも暖かい。

…できたら、もう少しだけ一緒にいたいなぁ

そう思った時、

「…霄、あっさりしたラーメンが食べたいねんけど」

…竜樹さん、お腹がすいたのね(*^_^*)

お腹がすくのは元気な証拠。
道路沿いに新しく出来たラーメン屋に飛び込む。

…ラーメンはとてもおいしかった。
気持ち的には最高に満たされた。
でも、ラーメンの量が多くて、完食した途端、気持ち悪くなってきた。
竜樹さんに消化剤を貰い、じっとしてる。

…そら、そうやんね。2時間近くの間に2食食べるのはキツイって(>_<)

それをしんどそうな表情も見せずに食べきった竜樹さんってすごいなって思った(^^ゞ


竜樹さんと別れて帰るのが惜しいと思うのはいつものことだけど、
今日は一段とそう思った。
でも明日は仕事。
竜樹さんは役所に行かないといけない。
泣く泣く、別れて家に戻る。


今日は本当にささやかなことの集まりが私の心を満たしてくれた気がする。
昨日の「追い風」の余波かな?
そんなことはどっちでもいいかぁ。


心満たされた一日をありがとう。
しんどいのに私に会うために出てきてくれた竜樹さん、ありがとう。

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