春の嵐
2001年3月17日昨晩、竜樹さんに電話する。
最初、電話に出てくれなかったから、「あ、しんどいねんな」って諦めていたら、携帯が鳴る。
…竜樹さんだ(*^_^*)
ところが話してるとどうも歯切れが悪い。
問いただしてみると、竜樹さんは体調がすこぶる悪いらしい。
週の頭から熱を出して扁桃腺は腫らすは、背中が痛んで手術したところが熱をもってたりと、かなりしんどそう。
それでも、会うとも止めるとも切り出さないので、
「…明日は雨が降るらしいから、お休みの日にします…か?」
と私から切り出した。
「私も体調今ひとつなんで…」と付け加えて。
「…悪いけど、そうしてくれるか?
お互いにしんどいと会ってても辛いやん?元気になれへんし」
何だか悲しくなってきたので、「もう休みましょうか?」と言って電話を切る。
…泣けてきた。
しんどいならしんどいで、私に判断させずに自分から切り出してくれたらいいのに。
何か今、私から竜樹さんに「別れましょうか?」って切り出しても、そのまま呑まれてしまいそうな気がして、余計に切なくなった。
気がついたら、泣きながら眠っていた。
…起きると、外は雨が降っていた。
空は鈍色、霄の心も鈍色。
首にかかった縄が締まっていく感じがする。
それは「あの人」の置き土産。
いつの日か「私の未来を絶つ」という、一方的な約束。
「…もうええから、連れてって」
今なら、「あの人」の得体の知れない約束を受け入れられる。
そんな気がした。
私を取り巻く二つの想い。
私と共に歩いていくことで「何か」を共に完成させていきたいと願う気持ち。
私の未来を絶つことで「何か」を完成させたいと願う気持ち。
この5年、二つの想いの間を右往左往してた。
竜樹さんという「現在進行形」の願い。
「あの人」という「未来終結形」の願い。
これまで、どんなことがあっても最後には「竜樹さんの願い」が勝ち続けた。
その度に「あなたに私の未来を渡せへん」って思い続けた。
それが今までの私を支えてきた。
それ一つですべてを守ってきた。
…でも、弱ってくると私を呑み込もうとするもう一つの願い。
今はどこにいるか判らない「あの人」
でも、私の心を凌駕してやまないたった一人の人間。
「…私が縋るときは絶対あなたは私を受け入れたりしないんでしょうね」
そう思う。
私が救いを求めるときは常に撥ね付けてきたんだ、「あの人」は。
だから、「今」はまだその時ではないのだと。
履行されるかどうかわからない約束に振り回されてきたのは、「あの人」のせいでなく、
辛くなるとそれに縋ろうとした自分の弱さ。
それで、前の世代の半分以上を無駄にした。
竜樹さんがいても、消えてなくなることのなかった恐怖。
それは自分が都合よく逃げようとする場所と引き換えにしたもの。
「心一つで、闇は越えられるのに…」
泣けてくる中で、心縛るものの根幹が見えたのはせめてもの救い。
根っこが見えたら、必ず対処は出来るんだ。
そう思ったけれど…
「竜樹さんの気持ちが判らないときに、それに気づくなんてのは皮肉な話ですよね」
何気なく、呟いてしまった。
…外の雨はやまない。
泣きながら、再び寝入って目が覚めたとき、
何故かちょっと気分が持ち直したので、
友達の家に電話をした。
初めて電話をしたので、すんごい緊張したけれど(^^ゞ
…何だか、嬉しい気持ちになった。
なぜだか判らないけど、少し元気が出た。
そして、転機がやってくる。
家に一本の電話が入る
…母からだ。
「これから新幹線に乗って帰ります」
父も私もよぼよぼ入ってたから(笑)これは朗報。
そして、大切な友達の大切な仲間が試合に勝った。
その鮮やかな姿を見て、心の中に心地いい風が吹いた。
そんな感じだった。
家に別の電話が入ったとき、携帯が鳴った。
慌てて電話を切って出たら、切れていた(T_T)
留守電にメッセージが入ってたので、聞いてみたら「友達」だった(*^_^*)
すんごいあったかい感じがして、嬉しかった。
告っていい返事が返ってきたみたい。すんごい嬉しい(*^_^*)
それだけで「生きててよかったぁ」って思う現金なヤツ(笑)
こんなアホウじゃ、「あの人」も迎えにくる気はなくすよな(失笑)
そうしてるうちに母が帰ってきて、小さな紙袋を貰う。
開けてみたら、小さな木箱が一つ。
…ピアスだった(*^_^*)
妹からの誕生日プレゼント。
しかも、今日新幹線に乗る前に妹と母が二人で見立てたものだとか。
「…おねえちゃん、金属アレルギー持ちだから気ぃ遣ったんよ。
そこのブランド好きやって言ってたし、買ってみてん(^o^)丿」
電話したら、妹がそう言ってた。
…こりゃあ、中途半端なものは送れへんなぁ
今度は妹に何を返すか、嬉しい悩みが出来た(^^ゞ
(…でも、こんなに奮発して大丈夫なんだろうか?
また何週間か「もやし」メニューで通したりしなかったらええけど……)
夕食は久しぶりに3人でとる。
今シーズン最後の鍋をしたのだけど、これが妙においしかった(*^_^*)
…最後に、竜樹さん。
今日は一日寝てたのだとか(-_-;)
「でも、霄が『休養にしよう』って言ってくれたおかげで、だいぶマシになった。明日は会えるで」
…めっちゃ嬉しいくせに、「ホントに大丈夫?」と思わなかったわけじゃなかったから、
「また明日の朝、起きたときに会うか会わないか決めましょうか?」
って言ってしまう(-_-;)
「いや、明日会おう。時間は起きたとき電話くれたらいいから。
…でも、1時か2時スタートにはしょうな」
「会おう」って言葉が飛び出したのが嬉しかった。
朝から晩まで、心の中は嵐が来たみたいに目まぐるしく揺れ動いたけれど、
「結果的にはいい一日だったね」
そう思う。
いったい、誰に感謝すればいいのやら(笑)
…とりあえず、今日一日と私に関わったすべての人にってことにしておこうか(笑)
心冷える日もあるけれど、暖かな日が少しでも多くやってきますように
最初、電話に出てくれなかったから、「あ、しんどいねんな」って諦めていたら、携帯が鳴る。
…竜樹さんだ(*^_^*)
ところが話してるとどうも歯切れが悪い。
問いただしてみると、竜樹さんは体調がすこぶる悪いらしい。
週の頭から熱を出して扁桃腺は腫らすは、背中が痛んで手術したところが熱をもってたりと、かなりしんどそう。
それでも、会うとも止めるとも切り出さないので、
「…明日は雨が降るらしいから、お休みの日にします…か?」
と私から切り出した。
「私も体調今ひとつなんで…」と付け加えて。
「…悪いけど、そうしてくれるか?
お互いにしんどいと会ってても辛いやん?元気になれへんし」
何だか悲しくなってきたので、「もう休みましょうか?」と言って電話を切る。
…泣けてきた。
しんどいならしんどいで、私に判断させずに自分から切り出してくれたらいいのに。
何か今、私から竜樹さんに「別れましょうか?」って切り出しても、そのまま呑まれてしまいそうな気がして、余計に切なくなった。
気がついたら、泣きながら眠っていた。
…起きると、外は雨が降っていた。
空は鈍色、霄の心も鈍色。
首にかかった縄が締まっていく感じがする。
それは「あの人」の置き土産。
いつの日か「私の未来を絶つ」という、一方的な約束。
「…もうええから、連れてって」
今なら、「あの人」の得体の知れない約束を受け入れられる。
そんな気がした。
私を取り巻く二つの想い。
私と共に歩いていくことで「何か」を共に完成させていきたいと願う気持ち。
私の未来を絶つことで「何か」を完成させたいと願う気持ち。
この5年、二つの想いの間を右往左往してた。
竜樹さんという「現在進行形」の願い。
「あの人」という「未来終結形」の願い。
これまで、どんなことがあっても最後には「竜樹さんの願い」が勝ち続けた。
その度に「あなたに私の未来を渡せへん」って思い続けた。
それが今までの私を支えてきた。
それ一つですべてを守ってきた。
…でも、弱ってくると私を呑み込もうとするもう一つの願い。
今はどこにいるか判らない「あの人」
でも、私の心を凌駕してやまないたった一人の人間。
「…私が縋るときは絶対あなたは私を受け入れたりしないんでしょうね」
そう思う。
私が救いを求めるときは常に撥ね付けてきたんだ、「あの人」は。
だから、「今」はまだその時ではないのだと。
履行されるかどうかわからない約束に振り回されてきたのは、「あの人」のせいでなく、
辛くなるとそれに縋ろうとした自分の弱さ。
それで、前の世代の半分以上を無駄にした。
竜樹さんがいても、消えてなくなることのなかった恐怖。
それは自分が都合よく逃げようとする場所と引き換えにしたもの。
「心一つで、闇は越えられるのに…」
泣けてくる中で、心縛るものの根幹が見えたのはせめてもの救い。
根っこが見えたら、必ず対処は出来るんだ。
そう思ったけれど…
「竜樹さんの気持ちが判らないときに、それに気づくなんてのは皮肉な話ですよね」
何気なく、呟いてしまった。
…外の雨はやまない。
泣きながら、再び寝入って目が覚めたとき、
何故かちょっと気分が持ち直したので、
友達の家に電話をした。
初めて電話をしたので、すんごい緊張したけれど(^^ゞ
…何だか、嬉しい気持ちになった。
なぜだか判らないけど、少し元気が出た。
そして、転機がやってくる。
家に一本の電話が入る
…母からだ。
「これから新幹線に乗って帰ります」
父も私もよぼよぼ入ってたから(笑)これは朗報。
そして、大切な友達の大切な仲間が試合に勝った。
その鮮やかな姿を見て、心の中に心地いい風が吹いた。
そんな感じだった。
家に別の電話が入ったとき、携帯が鳴った。
慌てて電話を切って出たら、切れていた(T_T)
留守電にメッセージが入ってたので、聞いてみたら「友達」だった(*^_^*)
すんごいあったかい感じがして、嬉しかった。
告っていい返事が返ってきたみたい。すんごい嬉しい(*^_^*)
それだけで「生きててよかったぁ」って思う現金なヤツ(笑)
こんなアホウじゃ、「あの人」も迎えにくる気はなくすよな(失笑)
そうしてるうちに母が帰ってきて、小さな紙袋を貰う。
開けてみたら、小さな木箱が一つ。
…ピアスだった(*^_^*)
妹からの誕生日プレゼント。
しかも、今日新幹線に乗る前に妹と母が二人で見立てたものだとか。
「…おねえちゃん、金属アレルギー持ちだから気ぃ遣ったんよ。
そこのブランド好きやって言ってたし、買ってみてん(^o^)丿」
電話したら、妹がそう言ってた。
…こりゃあ、中途半端なものは送れへんなぁ
今度は妹に何を返すか、嬉しい悩みが出来た(^^ゞ
(…でも、こんなに奮発して大丈夫なんだろうか?
また何週間か「もやし」メニューで通したりしなかったらええけど……)
夕食は久しぶりに3人でとる。
今シーズン最後の鍋をしたのだけど、これが妙においしかった(*^_^*)
…最後に、竜樹さん。
今日は一日寝てたのだとか(-_-;)
「でも、霄が『休養にしよう』って言ってくれたおかげで、だいぶマシになった。明日は会えるで」
…めっちゃ嬉しいくせに、「ホントに大丈夫?」と思わなかったわけじゃなかったから、
「また明日の朝、起きたときに会うか会わないか決めましょうか?」
って言ってしまう(-_-;)
「いや、明日会おう。時間は起きたとき電話くれたらいいから。
…でも、1時か2時スタートにはしょうな」
「会おう」って言葉が飛び出したのが嬉しかった。
朝から晩まで、心の中は嵐が来たみたいに目まぐるしく揺れ動いたけれど、
「結果的にはいい一日だったね」
そう思う。
いったい、誰に感謝すればいいのやら(笑)
…とりあえず、今日一日と私に関わったすべての人にってことにしておこうか(笑)
心冷える日もあるけれど、暖かな日が少しでも多くやってきますように
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