暖かな気持ち、冷やかな疑問
2001年3月10日今日は竜樹さんとデート(*^_^*)
ばたばたしてるうちに、出ないといけない時間になる。
慌てて家を飛び出し、坂道駆け下り電車に乗る。
ふとコートのポケットを触って気がついた。
「…あ、携帯忘れた(゜o゜)」
取りに帰ってたら、待ち合わせの時間には間に合わない。
行き違いや見失いが無いことを願いながら、電車に乗りつづける。
待ち合わせ場所についた。
予定の時間より10分ほど遅れたので、
慌てた改札を出て待ち合わせ場所に行くと…
竜樹さんはいなかった(T_T)
「もしかして、遅れたから怒ってどっか行っちゃったのかも」
しょうもないことを考える。
「…もしかして、家を出る前に調子が悪くなって来られなくなったのかも」
この方がよっぽど確率的に高い。
不安になったので、携帯に電話を入れた。
…出ない(-_-;)
仕方が無いので、「約束した場所で待ってます」とメッセージを入れ、そのまま待ち続けた。
それから15分ほどして、竜樹さんはやってきた。
「…ごめん、遅れたm(__)m」
平謝りと少しの笑顔。
…ほっとしたよ。竜樹さん(*^_^*)
それから、ご飯を食べ、お茶してから地下鉄に乗る。
今日は「エミール・ガレ展」を見に行く。
相変わらず(?)カップルがうろうろ(-"-#)
またつまらないことに捕まっちゃいそうだから、作品見るのに集中する。
(したがって、完全に竜樹さんとは別行動(-_-;))
一つ一つじっくり見て、違うフロアに降りようとした時、何気に振り返ったら竜樹さんがいた。
「どう?」
「…うん、すんごいいいね。気に入ったものが多くて見入ってしまうよ」
「お互いが何を気に入ったかって話は全部見てからにしようか?」
そう話しながらフロアを移動する。
階段を降りてすぐのところに、ヒトヨタケというキノコをモチーフにしたランプがあった。
2人して見入る。
「普通のヤツが見たら、ただのキノコもガレにかかったら、こんな風になるねんなぁ」
竜樹さんが感心してる。
そのあと、暫くは一緒に見て歩いたんだけど、またお互いばらばらに作品を見始める。
私も竜樹さんも基本的にマイペースなヤツだし、竜樹さんは休み休み見て歩かないと身体に障るから二人一緒に見て歩いたりなんてできないのは判ってるんだけど、
2人で作品について話しながら歩いてるカップル見ると少し切なくなったりする。
…いかんいかん、また何気にブルー入ってきた(>_<)
そんなこと望むよりか、しんどくても寒くても一緒に出かけようとしてくれることが何より大切なんちゃうん?
そう思い直して、作品見るのに集中する。
ガレの作品は一枚の絵のようで本当に綺麗。
ガラスを何枚も重ねて奥行き出したり、
当たる光の加減でどんな時間の空にも見えるようなものがあったり。
すんごい贅沢な時間を過ごした気がする。
作品見るのに熱中してて、気がついたら左肩と左腕がまた痺れてきた。
…いややなぁ。もう(-_-;)
会場の出口近くにある、ソファーで休む。
遠くにある作品が目に飛び込む。
近くで見るのとまた印象が違う。
でも、バランスの取れた綺麗な作品たち。
心洗われる気もするし、切なくなるような気もするし…
「…霄、ここにいたんか?」
顔を上げると竜樹さんがいた。
2人でソファーに座って、どの作品がよかったかって話をする。
…また一致した(*^_^*)
竜樹さんと私って趣味も好きになるものもまるで違う共通点の乏しい連中で(笑)、話してて泣けてくることもあったんだけど、
ささやかなことで意見が一致するとやっぱり嬉しいものだなんて思う。
その後、図録やらグッズやら買って会場を出て、
ロビーで冷たいものを飲みながら2人で話をする。
(会場が暑くて、涼みに来た(^^ゞ)
竜樹さん、しんどかったと思うのに心なしか笑顔が多い。
私もつられて笑顔が飛び出す。
ほのかに暖かい気持ちを抱えて、会場を後にする。
外は風が強く、とても寒い。
…竜樹さんの表情が俄かに硬くなってきてるから、きっと背中が痛むんだろう
電車に乗って、来た道を戻る。
…これからどうするのかな?
ご飯を食べるには中途半端な時間。
でもあんまり連れまわすわけにも行かないし…
そう思ってると、「ゲーセン行こっか」と竜樹さん。
小雨降る中、ゲーセンに行く。
ところが、あんまり楽しく遊べそうなものが無く、遊ぶことなく外に出る。
竜樹さんもしんどそう、私も左肩が痛い(>_<)
休憩を兼ねて、お茶することにした。
ケーキセットを取って食べるのはいいけど、2人とも会話が乏しい。
さっきまでの笑顔一杯の二人はどこに行ったんだろうってくらい。
それでも、2人ともぼそぼそ話しながら時間を過ごす。
…これ以上、互いに気を遣い過ぎたら余計しんどいな。
…でも一緒にいたいな。
二つの気持ちの間の攻防戦。
結局、電車に乗ってそのまま帰ることになってしまった。
電車の中での2人は本当に無口。
竜樹さんは痛さがピークに来てるのか、すこし神経過敏になってるみたい。
こんな時にどうしていいのか、いつも判らない。
困ってうつむいてるうちに、竜樹さんが降りる駅に着く。
「…霄、気をつけて帰るねんで」
「うん、竜樹さんも気をつけて…」
そう言って別れた。
2人の体調がよかったら殆ど問題ないことが、
どちらかの体調が悪くなると問題がわらわら出てくる。
私だから、スマートに片付けられないのか?
それとも、これは仕方の無いこと?
一人になった電車の中でちょっと泣きそうになった。
「本当にこのまま一緒にい続けるのは正しいことかな?」
果てはそう思ってしまう。
「そらちゃんの命は竜樹さんの命だよ」
昨日、友達が私に言ってくれた言葉。
「本当にそうだといいんだけどね(^^ゞ
うん、そうだといんだけど」
彼女に私、そう答えたけど。
もしかしたら、そうじゃないのかもしんないね。
竜樹さんを大切にしたい自分がいるのは間違いない。
少々、違うところがあっても認め合いながら、話し合いながら生きていきたいって思うのに、もしかしたら、それは正しくないのかな?
竜樹さんにはもっと合った人がいるのかもしんない。
そんな気になったりする。
自分の中から湧き上がる暖かい気持ちと心冷やす疑問。
暖かい気持ちだけを信じていくには、今の私には何かが足りない。
…すべてが足りない。
自己修復するのに、今度はどれくらいかかるのか?
居直れるまでにどれくらい時間がかかるのか?
ちょっとバランス取りかねてる。
それでも、壊れてしまえない自分が情けない。
竜樹さんを暖かい気持ちで包んであげられますように。
彼にとって私が本当に役立つ、暖かい人でありますように。
ばたばたしてるうちに、出ないといけない時間になる。
慌てて家を飛び出し、坂道駆け下り電車に乗る。
ふとコートのポケットを触って気がついた。
「…あ、携帯忘れた(゜o゜)」
取りに帰ってたら、待ち合わせの時間には間に合わない。
行き違いや見失いが無いことを願いながら、電車に乗りつづける。
待ち合わせ場所についた。
予定の時間より10分ほど遅れたので、
慌てた改札を出て待ち合わせ場所に行くと…
竜樹さんはいなかった(T_T)
「もしかして、遅れたから怒ってどっか行っちゃったのかも」
しょうもないことを考える。
「…もしかして、家を出る前に調子が悪くなって来られなくなったのかも」
この方がよっぽど確率的に高い。
不安になったので、携帯に電話を入れた。
…出ない(-_-;)
仕方が無いので、「約束した場所で待ってます」とメッセージを入れ、そのまま待ち続けた。
それから15分ほどして、竜樹さんはやってきた。
「…ごめん、遅れたm(__)m」
平謝りと少しの笑顔。
…ほっとしたよ。竜樹さん(*^_^*)
それから、ご飯を食べ、お茶してから地下鉄に乗る。
今日は「エミール・ガレ展」を見に行く。
相変わらず(?)カップルがうろうろ(-"-#)
またつまらないことに捕まっちゃいそうだから、作品見るのに集中する。
(したがって、完全に竜樹さんとは別行動(-_-;))
一つ一つじっくり見て、違うフロアに降りようとした時、何気に振り返ったら竜樹さんがいた。
「どう?」
「…うん、すんごいいいね。気に入ったものが多くて見入ってしまうよ」
「お互いが何を気に入ったかって話は全部見てからにしようか?」
そう話しながらフロアを移動する。
階段を降りてすぐのところに、ヒトヨタケというキノコをモチーフにしたランプがあった。
2人して見入る。
「普通のヤツが見たら、ただのキノコもガレにかかったら、こんな風になるねんなぁ」
竜樹さんが感心してる。
そのあと、暫くは一緒に見て歩いたんだけど、またお互いばらばらに作品を見始める。
私も竜樹さんも基本的にマイペースなヤツだし、竜樹さんは休み休み見て歩かないと身体に障るから二人一緒に見て歩いたりなんてできないのは判ってるんだけど、
2人で作品について話しながら歩いてるカップル見ると少し切なくなったりする。
…いかんいかん、また何気にブルー入ってきた(>_<)
そんなこと望むよりか、しんどくても寒くても一緒に出かけようとしてくれることが何より大切なんちゃうん?
そう思い直して、作品見るのに集中する。
ガレの作品は一枚の絵のようで本当に綺麗。
ガラスを何枚も重ねて奥行き出したり、
当たる光の加減でどんな時間の空にも見えるようなものがあったり。
すんごい贅沢な時間を過ごした気がする。
作品見るのに熱中してて、気がついたら左肩と左腕がまた痺れてきた。
…いややなぁ。もう(-_-;)
会場の出口近くにある、ソファーで休む。
遠くにある作品が目に飛び込む。
近くで見るのとまた印象が違う。
でも、バランスの取れた綺麗な作品たち。
心洗われる気もするし、切なくなるような気もするし…
「…霄、ここにいたんか?」
顔を上げると竜樹さんがいた。
2人でソファーに座って、どの作品がよかったかって話をする。
…また一致した(*^_^*)
竜樹さんと私って趣味も好きになるものもまるで違う共通点の乏しい連中で(笑)、話してて泣けてくることもあったんだけど、
ささやかなことで意見が一致するとやっぱり嬉しいものだなんて思う。
その後、図録やらグッズやら買って会場を出て、
ロビーで冷たいものを飲みながら2人で話をする。
(会場が暑くて、涼みに来た(^^ゞ)
竜樹さん、しんどかったと思うのに心なしか笑顔が多い。
私もつられて笑顔が飛び出す。
ほのかに暖かい気持ちを抱えて、会場を後にする。
外は風が強く、とても寒い。
…竜樹さんの表情が俄かに硬くなってきてるから、きっと背中が痛むんだろう
電車に乗って、来た道を戻る。
…これからどうするのかな?
ご飯を食べるには中途半端な時間。
でもあんまり連れまわすわけにも行かないし…
そう思ってると、「ゲーセン行こっか」と竜樹さん。
小雨降る中、ゲーセンに行く。
ところが、あんまり楽しく遊べそうなものが無く、遊ぶことなく外に出る。
竜樹さんもしんどそう、私も左肩が痛い(>_<)
休憩を兼ねて、お茶することにした。
ケーキセットを取って食べるのはいいけど、2人とも会話が乏しい。
さっきまでの笑顔一杯の二人はどこに行ったんだろうってくらい。
それでも、2人ともぼそぼそ話しながら時間を過ごす。
…これ以上、互いに気を遣い過ぎたら余計しんどいな。
…でも一緒にいたいな。
二つの気持ちの間の攻防戦。
結局、電車に乗ってそのまま帰ることになってしまった。
電車の中での2人は本当に無口。
竜樹さんは痛さがピークに来てるのか、すこし神経過敏になってるみたい。
こんな時にどうしていいのか、いつも判らない。
困ってうつむいてるうちに、竜樹さんが降りる駅に着く。
「…霄、気をつけて帰るねんで」
「うん、竜樹さんも気をつけて…」
そう言って別れた。
2人の体調がよかったら殆ど問題ないことが、
どちらかの体調が悪くなると問題がわらわら出てくる。
私だから、スマートに片付けられないのか?
それとも、これは仕方の無いこと?
一人になった電車の中でちょっと泣きそうになった。
「本当にこのまま一緒にい続けるのは正しいことかな?」
果てはそう思ってしまう。
「そらちゃんの命は竜樹さんの命だよ」
昨日、友達が私に言ってくれた言葉。
「本当にそうだといいんだけどね(^^ゞ
うん、そうだといんだけど」
彼女に私、そう答えたけど。
もしかしたら、そうじゃないのかもしんないね。
竜樹さんを大切にしたい自分がいるのは間違いない。
少々、違うところがあっても認め合いながら、話し合いながら生きていきたいって思うのに、もしかしたら、それは正しくないのかな?
竜樹さんにはもっと合った人がいるのかもしんない。
そんな気になったりする。
自分の中から湧き上がる暖かい気持ちと心冷やす疑問。
暖かい気持ちだけを信じていくには、今の私には何かが足りない。
…すべてが足りない。
自己修復するのに、今度はどれくらいかかるのか?
居直れるまでにどれくらい時間がかかるのか?
ちょっとバランス取りかねてる。
それでも、壊れてしまえない自分が情けない。
竜樹さんを暖かい気持ちで包んであげられますように。
彼にとって私が本当に役立つ、暖かい人でありますように。
コメント