想いの証しが欲しくて…

今日は一日休養日。

午前中は暖かかったのだから、出かけてもよかった。
でも、何となく出かける気がしなくて家にいてしまった。
相変わらず、昼からパソコンは父に持っていかれてしまって、取り立てて遊べる道具もない状態。
パソコンがなくなった机に向かって、かねてから暖めていたことをメモにまとめる。

「竜樹さんとの思い出、きちんと自分なりの形にしたいなぁ」

最近そう思うようになった。


一緒にい始める前から、竜樹さんのことを密かに想っていた私。
叶わないと感じて、他の人の想いを受け入れてしまった。
やがて、どこか「違う」と感じて一人になって、竜樹さんと出逢う。
そして一緒に居るようになった竜樹さんと私。
その道程は本人たちには結構厳しいもので、
痛みと愛がいつでも近くにある、そんな感じ。
越えなきゃならない現実を越えるのに必死。
互いの気持ちを守るのに必死。
そんな5年間。ちょっと振り返って整理してみたくなった。


…自分自身の想いの証しが欲しくなったのかもしれない。


考える作業の中で、記憶を逆行しては立ち止まる。

「…あ、こんなこともあったよね」

振り返る作業の方がまとめる作業よりも熱が入ってしまって、
気が付くとあんまり形にならなかった(^^ゞ


…本当は竜樹さんと2人で話しながら、作ってみたい気もしたんだけど、
竜樹さんは「2人の記憶」を他人には見せたがらないだろう。

「2人の記憶は2人で大切に持っていれば、それでいい」

そういう人だから。

「他人の前ででれでれしないんだよ。俺は」

そういうとこがとても好きだったり、ちったぁ甘やかせてよって歯がゆかったり。
こんな想いを抱くのは、今に始まったこっちゃないんだけどね。


こんなペースで作業は続くから、いつ出来上がるかは判らない。
でも、今年中には何とかしたいなって思ってる。
本当は6度目の春が来るまでに何とかしたかった気もするけど、
あと3週間ほどで片付くような話でもないし…
ゆっくり振り返ってまとめてみようかな。

心の中から新しい何かを生み出せるといいな。
それがこれから2人で歩いていく糧となれば、もっといいな。