Someone Like You

2001年2月20日
今朝、東京にいるもう一人の友達からメールが届いた。
彼女は、去年の11月にイタリア国籍の人と結婚したのだけど、
早ければ、来年には外国に移住することになりそうとか。
元々、旦那さんがいずれは祖国に帰りたがってる人だとは聞いていたので、
まぁ、あと数年こちらにいられれば御の字だとは思っていたのだけど、
あまりに早いお話だったので、少々驚いてしまった。

「…あ、友達が本当に遠くに行ってしまうのが、現実になるねんなぁ」

実はこの友達以外にもう一人、結婚したら海外に出てしまう友達がいる。
その彼女もまた彼と一緒に暮らしてて、ちょっと会いにくくなってる。
みんながみんな、そういう訳じゃないんだろうけど、私の友達の付き合ってる外国籍の方はすんごい「縛り」入るので、なかなか会いにくいのだ。
イタリア国籍の人と結婚した友達も、たまたま去年の夏に東京に行ったとき、旦那さんと一緒に住んでる家で会うことを条件にやっと会えたのだ。
(…正確には彼女が旦那さんと住む前に一度、外で3人で会ったことはあるんだけど。
その時もなんとなく居た堪れないよな雰囲気だったから、積極的にそのあと会いたいなって思わなくなって、お江戸から足が遠のいていたのだけど。)

「…もしかして、日本でのお披露目パーティなしで、いきなり海外で正式な結婚式やるのかな?」

ふとそう思う。
一応、する時は呼んでくれるそうだけど、そういう「お客さん」の立場じゃなくもう一度会っておきたいなって思う。

「この調子だと、次に会うのは天国かもしんないもんね(-_-;)」

「何、縁起でもないこと言ってんのよ!?」
きっと彼女はそう言って怒るんだろうけれど(^^ゞ


彼女が旦那さんを初めて紹介してくれた時は、竜樹さんは闘病生活真っ盛りでお互いの間には甘い雰囲気なんて全くなく、常に気を張ってんなんかったから、あまあまモード500%な彼女たちを見て、泣きそうになったけれど。
正直、もう二度と会いたくないわって思ったこともあったけれど。
あの時から何が変わったわけでもないけれど、今は心から祝福して送り出したいなって思ってる。

「…こりゃ、お金ないとか何とか言わずに、夏までに一度お江戸に行かんなんかもなぁ」

そう思う。
彼女は中学の頃からずっと仲良くしてた、無二の親友。
歩く道も目指す道ももう全然違うものとなってしまったけれど。


「そのうち暇ができたら、電話でもメールでも下さい。
 私は筆まめではないけれど、これでも心のなかでは、いろいろ心配してるんだよ。
 特にあなたの場合は、便りがないのは良い知らせの逆パターンが多いから。
 体を壊してるかもとか、精神的にまいってるとかあまりにも予想がつきやすいから」


…ははははは。よくご存知で(^^ゞ
彼女には、去年の11月に竜樹さんから「ずっと一緒にいよう」って言ってもらえたってことだけは報告してたけど、その後ろくろく物事が進展してない(正確には、私に迷いが入ってて止めてしまってる)から返事の仕様がない。

「でも、精神的に壊れてる訳でもないんだけどね」

…それなら、もうちょっとしたら、メールなり電話なりしときましょう。
話せる場所にいなくなってから悔やむのはごめんだから。


〜I’ll never find someone like you〜

今、部屋に流れてる曲の歌詞の一部。
この歌失った恋の歌だから、彼女に向ける歌としては(どう考えても)ヘンな歌なんだけど。
今の私の心に一つだけ当てはまってる部分がある。

「あなたのような人にはもう二度と会えないでしょう」

…そんな訳判らない感傷にどっぷり浸ってしまう前に、本人と話そう。
今まで少なからず彼女に対して、泥のようなもの思い抱えたことがある。
だけど、彼女が精神的にへこんだ時、どんなことしてでも助けたいって思ってたのも事実。
全てを清算して、自分の中に残ってる優しい気持ち一つで送り出してあげたいって思う。


「もう少ししたら、ちゃんと連絡するからね。
 竜樹さんのこと、あなたから見ると複雑怪奇なお話になってきてるけど、よかったら聞いてくれるかな?」


私の心の奥にぽつんと眠ってる、彼女に対する優しい暖かな気持ち。
その気持ちをきちんと彼女に渡せますように。
できたら、それをきちんと受け取ってくれますように。


…Will I ever find Someone like you…

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