もうそろそろ…

朝起きると、相変わらず強烈に喉が痛い(>_<)
でも、会社には仕事が山積み。
今日休むと、19日は休めなくなる。
そうすると、「新世紀最初のお誕生日デート」はなくなる。
うがい薬と風邪薬を鞄に投げ込み、風邪薬を一つ飲んで出勤。

…今日も仕事は多かった。
戦闘モードの入りも悪く、今日も猛烈に残業した。

「…疲れたぁ」

ロッカールームに入って着替えてる時、何気にロッカーの中の鏡を覗く。

「あ、髪伸びたなぁ…」

最後に髪を切ったのは、友達の結婚パーティの前だったから、もう1年以上切ってないんだったわ。
その後、友達に連れられて行ったメイクの写真展で、メイクやってる人にモデル依頼されて、カット厳禁って言われたからなぁ。
写真展の後、2回撮影に行って、3回目の撮影が終わったら切る筈だったのに、
3回目の撮影は大雨降って流れてしまった(-_-;)
3回目の撮影が流れた日の朝、竜樹さんに呼び出されて出かけた先で
「これからもずっと一緒にいよう」って言われたんだっけ。
思い返すと何だか懐かしいのだけれど……。

髪があんまり伸びると、昔の自分に近づくようでちょっとイヤ。
「あの人」に出会って、いろいろ話して、距離が近づいて、やがて思いっきり傷ついて、
自分の中でいろんなものを封印したあの頃に。
「あの人」が気に入ってた長い髪。
「あの人」に壊された自分自身。
鏡に映る自分を見て、フラッシュバックする昔のこと。

…イヤだ

そう思って、ロッカーをばたんと閉めた。


電車に乗っても、ドア側に立つと自分の顔が映る。
思い出は甦る。
「…もう済んだことだろうが」
毒づく自分がいる。
でも、恐れる自分がいる。
泥のような物思い捕まりたくなくて、目を閉じた。


家に帰って夕食とって、ネットで遊んで、竜樹さんに電話。
…今日も竜樹さんは出てくれない。

「あ、しんどいねんな」

…仕方がない。そう思うけれど、何となく声が聞きたい。
嫌な思い出に捕まりそうな時は、自分のこと判ってくれなくてもいいからその声が聞きたいって思う。

暫くネット遊びに費やして、もう一度だけ竜樹さんに電話する。
「これで出てくれなかったら、もうやめよう」
そう思ったとき、竜樹さんは出てくれた。

「今日は大丈夫なの？」
「うん、昨日はさすがに寒くてダウンしたけど、今日は少しマシや」
「ケーキ食べて、お腹壊したんやと思ってたわ」
「それは考えすぎやって」

何気ない会話は続く。
ヘンな物思いに捕まりかけてるなんて知らない竜樹さんは楽しそうに話をする。
今はそれがありがたい。
明日、竜樹さんの弟夫婦がこちらに戻ってくるので、会えないって聞いて少しがっかりはしたのだけど、
それはそれでいいかもしれない。
竜樹さんのご両親も連れて出かけないといけないので、ちょっとハードワーク入るみたいで、
場合によっては日曜日も会えなくなるかもしれないとのこと。

…会えないならゆっくり休んで、このけったいな風邪を治せばいいや

月曜日に元気で楽しい時間が過ごせればそれでいい。
いつもなら会えないと判るとへこむのに、今は少しありがたい。
…会えるって言われたら言われたで、すんごい嬉しいんだけどね(^^ゞ


さて、明日と明後日、何をしようかな？
どこかにふらりと出かけてみようか？
家にいて抜けている3日分の日記書き上げてもいい(爆)
…ってあんた、風邪治さなんのちゃうのって？
すんまそん＼(__ ) ハンセィ


明日はゆっくり休んで、まずは風邪を治そう。
日曜日、元気になれたら髪を切りに行こうかな？
あの思い出に捕まるのは、もう終わりにしたいし。
新しい年齢にもう「あの人」を連れて行きたくはないから…
もうそろそろ終わりにしようかな？