…どうして

2001年2月6日
「今」じゃなきゃだめなんだろう?
スムーズに事を進めるのであれば、もっと前に出来たはず。
もう少し「先の見通し」立つまで待ってもいいはず。
なのに、どうして「今」なんだろう?


私は竜樹さんが大好き。
それは一緒に居始めた頃から変わらない。
もしかしたら、「大好き」の中身は少しずつ変化してるかもしれない。
だとしても、竜樹さんの望むことは出来るだけ叶えたいって思う。
少々苦手なことでも、喜んでもらえるならしたいって思ってる。

「これからもずっと一緒にいよう」

それがあなたの口から飛び出した時、どれほど嬉しかったか判る?
今までいろんなことがあって、何度となく壊れかけたことがあったけど、
その一言聞いて「あ、隣にいてもよかったんだな」ってそう思えた。
でも、「ずっと一緒に居るため=結婚」ってことになると、少し簡単に進まなくなる。
竜樹さん、「二人の意思を霄の両親に話したい」って言ってるけど、
二人の意思だけで生活していくのは、難しいんだよ。
多分、あなたの方がずっと大人だから私以上にもっとよく判ってるだろうけど…

私の両親と決裂してでも一緒にいるなら、別に両親に話す必要なんて無い。
「二人の意思さえあればなんだって出来る」って言うなら。
でも、竜樹さん「霄の両親と出来る限り歩み寄りたい」って言ってくれてるでしょ?
だとしたら、相手が納得できるだけの材料が要る。
たとえば、私が今よりもっと収入が増えるような職場に移るとか、
あなたの体が少しでも社会復帰できるところまで持ってこれてるってことを何らかの形で提示するとか。

…確かに、私のとこは「妹の件」があったから、両親も多少は融通利くようになってはきてる。
以前みたいに「いつ別れるの?」って楽しみにされることも減ってきてる。
でも、「一緒にいること」を認めてもらうってことと「生活を共にすること」を認めてもらうってこととは次元が違う。
あなたのサイドのことはともかく、少なくとも私が両親に提示できるものが無い。
それが、とても辛い。


あと、私の中にも問題は潜んでる。
竜樹さんと一緒に居始めた当初から、「結婚」を「二人が一緒にいることを誰にも阻まれないようにするための手段」として考えてたきらいがあって、障害物が以前よりもうんと減った現状では「結婚」を手段として使う必要がなくなってしまったって思ってるの。
「愛情」を暖め育んでいくだけなら、「家族」になる必要なんて無いんだからと、
いつまでも「竜樹の大切な女」でいたい私はそう思ってしまう。
「家族」になって、自分が差し出す気持ちをあたり前にされてしまうのが怖いのかもしれない。

きっと、「家族に対する愛」は竜樹さんが今まで私に差し出してきた気持ちとそれほど変わりはないのかもしれない。
でも、「変化」を恐れる私がここにいる。


「精一杯の愛情をくれる竜樹さんに対して、お前の考えてることって最低なんじゃねぇの?」

そう詰るもう一人の自分がいる。

でももう少しだけ、時間が欲しい。
自分の中ですっきりしないことをある程度クリアに出来なきゃ前に進めない、
そんなどうしょうもない私だけど、竜樹さんの気持ちを素直に受け取りたい自分もそこにいる。

自分の中の迷いに決着をつけられるのは、他ならぬ自分自身。
迷いなく、この先も竜樹さんの望む形に近い状態で一緒に歩いていきたい。
今みたいな迷いだらけの私には、竜樹さんを支えるだけの力はないんじゃないかって思うから。
そんないい加減な状態で、竜樹さんを支えられるような顔して傍にいたくはないから。


…何をどう考えてみたところで、私の我儘に過ぎないことくらいは判ってるんだけどね。
でも、「迷いの森」から出られないでいてる。
「迷いの森」の出口など、とうに見えているのだろうけれど…

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