…HAPPY BIRTHDAY

2001年1月16日
今朝も起きると、胃痛と吐き気がひどかったので、半休を取って病院に行くことにする。
私が家を出る頃には会社にはまだ誰もいないので、みんなが出勤する時間まで横になって待ってる……
気が付いたら始業から45分も経っていたΣ( ̄ロ ̄|||)

「あかん、転寝してもた」

慌てて会社に電話して、母に病院まで送ってもらった。

病院に行くと、簡単な触診だけで終わり。

「胃潰瘍の特効薬を1週間分出しておくから、それで症状が改善されなかったらまた来てください」

…え、それだけ?
胃の中、見なくていいほど症状軽かったの?
私的にはめちゃめちゃしんどかったのに、こんなに簡単に片付くんや…
ヘンにショックを受けながら、会社へ向かう。


会社に行って、上司と同僚に謝り倒してから仕事を始める。

「金ちゃん、手術するんか?」とニコニコ顔でボスが言う。

…やばい、このままではリストラ候補?1や!?

ひたすら黙ってキリキリ仕事をする。
頑張った甲斐があってか、無事定時に仕事を終えられた。


「竜樹さんに電話して、小さな水槽とヒーターを買いに行かな」

そう思って電話をしたら、

「今日は冷え込みきついし、もう少し暖かい日に会おう」

…そう言われてしまった(;n;)

寒さが厳しくなると、彼の背中は痛み始める。
薬を飲んでも、完全には治まらない。
昔から彼は、体調が悪いと会いたがらない。
「調子が悪いところを見せたくない」からって。

…それも判るけどさ、今日は竜樹さんのお誕生日だよ?
一緒にいて、気が紛れるってことないかなぁ?

…その言葉は飲み込んだ。

冷え込みがきついと、私の家に向かう道は凍結する可能性が高い。
自分が送っていくことを考えた時、体調が悪い上に路面の状態が悪いことが予見できたら、日を改めようと思う人だ、彼は。

「…わかった、帰るよ」

「家に帰ったら、電話してな」

そうして家に帰ることにする。

「冬将軍はフェニクスの命奪うだけじゃなくて、私たちが会うことまで阻んだか…」

滅入りそうな気分を抱えて家に帰った。


ご飯を食べて一息ついて、お風呂に入ってから竜樹さんに電話する。

…あ、鎮痛剤か睡眠薬飲んでるな

すぐにわかった。
何となく話しててもだるそうで、話すべきことを思い出すのに必死になってる。
そのくせ、「もう疲れてそうだし、明日話そうね」って言うと、明日の予定やら今週末に会う時したいことを話し出したりする。
彼の口調がちょっとキツイ感じがして、悲しくなる場面もあったけど、痛み止めとか飲まれてしまってるときは仕方が無い。
(友達には「あんた、甘やかしすぎ」って言われるけど)

…そう思って、電話を切った。


私は冬が好きなのだけど、竜樹さんの背中が痛む時は「早く暖かくなればいいのに」と思う。
そうしたら、もう少し竜樹さんは体の痛みと闘わずに、おおらかでいられるのかな?って思うから。
おおらかな竜樹さんの傍でおおらかに笑う私になれるかもしれないって思うから。


明日は、少しでも暖かくなりますように。
ぎすぎすした空気の中から言葉を選んで繋ぎ合わせるのではなく、暖かな笑顔で2人が向き合えますように。

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