L’ Image

2000年12月3日
昨晩眠れず、新聞配達のバイクの音を聞きながら眠った。
土日は起きると決まって、竜樹さんに電話してPATで馬券を買うかどうか御用聞きするのが習慣。慌てて電話したら、「今日要らない」と一言。話もほとんどせず、電話を切る。

二人の関係に迷いが生じた時、決まって彼と出会った時のことから振り返ることにしてる。
「思い出を振り返った時、常にいいことしか思い出したことがない」と、以前友人だった人に話したことがあったけど、今心に浮かぶのは彼に対する「ごめんなさい」という気持ちばかり。

私たちが一緒にいることを面白くないと思う人達は早い段階から沢山いた。
彼の職業が気に入らない私の両親、バイトの子と付き合うということを嫌ってた竜樹さんの会社の人達。2人ともお互いの気持ちを守るのに必死だった。
私とのことが元で(彼は認めようとしないけど)、竜樹さんは会社から謂れのないことで攻撃されるようになる。気持ちが限界に来た時、竜樹さんの体に死神のような病気が棲み始めた。そして、彼は闘病生活に入る。
彼が会社を辞めるとき、「本当に金岡と結婚するのか?」と彼のボスが訊いたらしい。彼は一言「そうです」と答えて辞めた。
それは、人づてに聞いたことだけど、今まであった出来事の中で一番辛いものだった。出会わなければ、彼の差し伸べた手を取らなければ、こんなことにはならなかった?彼が弱る姿を見ては、そう思いつづけた。

死神のような病気も他人の悪意も殆どなくなった今、どうしてこんなにお互いの気持ちが行き違うのだろう。やっぱりあの時「一緒にいたい」って気持ち捨ててでも、彼の手を振り解けばよかった?そしたら彼は、私よりもっと我侭言わない、彼の思うとおりになる誰かに出会えた?死神のような病気に憑かれたりもしなかった?
そう思いながらも、心だけでも竜樹さんの近くにいられればと思う。パソコンの横にある竜樹さんの写真は私を見て優しい顔して笑ってる。その笑顔見れば優しい気持ちになれるのに。
でも、間違いなら、正さないとダメなのかな?
どうしたら、行き違い正せるんだろう。
…決着は明日以降に持ち越されそうです。


(今日のタイトル、私が愛してやまない歌姫の歌のタイトルなんだけど、この歌のオチ「二人の関係に幕を閉じる」だったりする。サビの部分の「愛してごめんね」っていう歌詞が今は心に痛いです。)



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